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理美容鋏あれこれコミュの研ぎ・修理・改造

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最近は、理容師・美容師の方で、自分の鋏を自分で研ぐ、という方は少なくなってきました。

それでも刃物の好きな方とか、切れ味にこだわって、自分で研がなくては気がすまない、
という方もまだまだいらっしゃいます。

でも、「なかなか思うような切れ味がでない」、とか、「何かがちがう」、
と思いながらやっている方が多いのではないでしょうか?

そんな悩みを、いろんな人と共有していけば答えが見つかるかもしれません。

私もお答えできることはできるだけお答えしたいと思います。


悩んだり、疑問に思うことがありましたら、こちらのトピックでお気軽に書き込みしてください。

書き込みに抵抗があるようでしたら、直接メールをくださっても結構です。

PC:hasami_kobo@yahoo.co.jp
携帯:hasaml.kobo@docomo.ne.jp


研ぎ師の方もご遠慮なくご質問ください。

私自身はこんな感じでやってます
http://hasami-kobo.com/kaizo

コメント(10)

こんなご質問をいただきました。

> しかし、まだ スキバサミ問題あります、気合を入れて研ぐと開閉音が出ます。
> 開閉音を出さない研ぎ方 又、音を小さくする方法など教えてください。

実際にどのような研ぎ方をしているのかわかりませんので、はっきりしたことはいえませんが、
基本的に開閉音が強く出る、というのは、棒刃・櫛刃のあたりの調整ができてないときにおきます。

あたりの調整は櫛刃で行います。シャカシャカという音は、大体櫛刃の先端ででますので、
棒刃が櫛刃にあたるときに、櫛刃の先端に強くあたらないようにしてください。

もし、それ以外のところで音がでる場合、つくりに問題があるかもしれません。
棒刃、櫛刃という事ですが、ブラントシザーの場合だったら、
静刃、動刃という事になりますよね。

音とかっていうよりも、研ぎの前に形態が狂ってないか?から
見ていかないと、マズイですよねあせあせ(飛び散る汗)
気合を入れて・・・とありますが、裏研ぎで、
反りとひねりが無くなっちゃてるんじゃないでしょうか?

そうですよね、鋏は、形態がとても大事ですから、これが狂ったらまずアウトですね。

裏研ぎも、やらないのもいけないのですが、やりすぎるとベタになって、
刃先から力がなくなり、やはりだめになってしまいますから。

そうなってしまうと、棒刃は細い分、修正が難しくて、
ほとんどあきらめたほうがいいですね。
はさみの「研ぎ」のことを少し書いてみたいと思います。


昔から研ぎをされている方は、よく「刃を光で見る」といいます。

要するに、刃の状態・確認を光の反射で見る、ということですが、
私はこれではちょっと不十分かな、と思っています。

ルーペ等で直接目で確認したほうがよくわかりますし、
間違いがありません。

私が今使っているのは、ピークというメーカーの15倍のものです。

いろいろ試してみましたが、これがいちばん使いやすく、
値段も1500円くらいで、お手軽です。

結構こわしたり、なくしたりしますので、何個かまとめて買っておきます。

このルーペで、研ぐ前、というか、私の場合は、
お客様からお預かりするときに、鋏の状態を確認します。

そうしないと、クレームにつながることもありますので、怖いですね。

つづく
裏は研ぐのですか?とか、蝕点はどうするんですか?
ということをよく聞かれます。

裏は研ぎます、といいますか、
表を研いで、裏を研いではじめて「刃」になります。

順番は、最初に表を研ぎます、
そして、裏を研ぐのですが、これを「刃止め」といいます。

これをしなければ、裏はスキをしたままの状態になり、
最初のうちはそれなりに切れますが、すぐに切れなくなります。


蝕点も、研ぎます。

蝕点は傾斜をつけるように研ぎます。

峰側を低く、刃側を高くするようにします。

そうすることで、刃を閉じていったときに、
ネジを支点に、刃先に力がいくようになります。

いわゆる「てこ」の原理です。

つづく
鋏は単刃の刃物と違い、刃をつけておしまい、という訳にはいきません。

触点から切っ先まで、平均的なアールをつけないと、
使いにくい鋏になってしまいます。

いわゆる、調子をとる、という作業です。

大体は、使ったり研いだりするうちに、
先のほうからアールがゆるんできますので、
先端まできっちりと調子をとります。

そうしないと、先端で毛を引っ張ることになってしまいます。

つづく
刃線を意識して

通常、研ぐときにはそのときの刃線を維持していけばいいので、
そんなに刃線を意識することはないと思います。

基本的に刈込用やブラント用は800R〜900Rくらい、
スライド用は600R前後で作られています。

刈込用・ブラント用の鋏を研ぐときの刃線の注意点としては、
まず刃元をおとさない。

そのためには、ロングの場合、刃元10mmほどを
砥石にあてないように表を研ぐといいと思います。

ミニの場合は結構刃元まで使いますので、
ぎりぎりまであてたほうがいいのですが、
それでも砥石に軽くあてるくらいの気持ちでやれば、
そんなには削り過ぎることはないと思います。

それから、先端をたれさせない。

研磨機などで研ぐときにやりやすいのですが、
砥石やペーパーに刃をあてるときに、
柄を持ち上げすぎると、先端が強くあたりすぎ、
先端がたれてしまいます。

そうすると、先端では毛が逃げてしまい、
当然襟つけなどはできなくなってしまいます。

この2点は研ぎやさんなどもよくやる失敗ですので、
研ぎに出されるときは注意するといいでしょう。

スライド用の鋏を自分で研ぐ、
という方はそんなにはいないと思いますが、
研がれるときの注意点を少しだけ・・・

基本的にスライド用の鋏は、毛を逃がしながら切っていきますので、
刃をつけたあと、仕上のバフを強めにかけていきます。

バフがない場合は、バルサ材などにシルクを貼り付けて、
青粉をまぶし、表側をつけた刃角度よりもたて気味に、
ブラント用よりも強くあてていきます。

シルクを貼る際には、目の立つ方向を縦に貼ってください。

わかりにくいときにはご質問ください。


つづく
セニングは基本的に、刃をつけたあと櫛刃側であたりの調整をするのですが、
調子がベタの鋏の場合、あたりの調整をしないほうがことがあります。

今日お預かりした14目のセニングは、調子がベタなのに、
しっかりと調整の削りをしていたため、パクパクの状態でした。

こんな状態の鋏は大体修理になります。
最近、新たなディーラーさんとお付き合いを始めたため、
そのディーラーさん経由で、研ぎのご依頼が多くなっています。

これはいつも感じることなのですが、初めて触る鋏は、
本当に修理になることが多いですね。

どうしてこんなやり方をするんだろう?
と、首を傾げてしまうような研ぎかたをする人もいらっしゃいます。

・裏スキ、と称して、調子の取り直しもできないくらい裏を削られた鋏。
・刃先の刃線をたれさせてしまい、えりつけもできない鋏。
・刃元をガクッツと削られてしまい、断髪鋏みたいになった鋏。
・甲丸仕様の鋏なのに、鈍刃の段刃にされて、重い切れ味の鋏。
・逆に段刃仕様の鋏なのに、無理やり甲丸刃つけにされて、力がなくなってしまった鋏。
・ぼかし用の先細の鋏なのに、危険だから、との自己判断で先をかってにつめられた鋏。
・櫛刃溝ありのセニングで、櫛刃側を先から研がれて(削られて)しまい、ガチャガチャになってしまった鋏。
・棒刃を思い切り研がれて(削られて)細くなり、力がなくなってしまったセニング。

思い当たること、ありませんか?

書いていくときりがないのですが、
これは弁償してもらったほうがいいのでは、と思うようなのも結構あります。

大事な、高価な鋏です。

研ぎ、修理に出されるときには、本当に注意してください。
私は美容師なのですが、2年くらい前に
大熊式の研ぎ器を購入して自分で研いでいます。
今まではとても上手く切れるようになっていましたが
今回、裏を強く押し付けて研いでしまったせいか
全く切れなくなっていました。
こうなってしまうと素人の私ではもう修正不可能でしょうか?
何かアドバイスいただけると助かります。

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