■Dovorak Symphony No. 9 "From the New World" SONY CLASSICAL SMK 47547
たまたま購入したのが、チャールズ皇太子の手になる風景画をジャケットにあしらった「The Royal Edition」の1枚だったのですが、このアルバムに含まれている「謝肉祭」序曲と「モルダウ」、スラブ舞曲は余り優れた演奏ではありません。取り上げたいのは「新世界」のみ。この演奏は、ある意味で一番バーンスタインがバーンスタインらしかったニューヨークフィル時代の記念碑的な演奏と言えるもので、未だ若いバーンスタインの魅力的な横顔の写真をあしらった発売当時のLPのジャケットともども、当時中学生だった僕に強烈な印象を与えました。良くも悪くも「これぞアメリカ!」とでも言いたくなる快演です。僕にとっては、この「新世界」と「春の祭典」と「ボレロ」が永遠にバーンスタイン的な演奏として記憶に残っています。