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ラテラル・シンキングコミュの出にくいケチャップ

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アメリカの老舗ケチャップメーカーのハインツが、競争の激化でシェアを落とした時の話です。

いろいろ調べているとシェアが低下した理由は、競合他社のケチャップがチューブで販売されていたことでした。

チューブであれば押しつぶすことで最後の一滴まで簡単にしぼりだせます。

ところが、ハインツのケチャップはトレードマークであるガラスビンに入っており、そのガラスビンを逆さまにしてケチャップを出さなければならなかったのです。

しかも、いくら振っても中身がなかなか出てきませんし、ビンの底を手で叩いたりしなければならず、まとまってドバッと出ることも多く、ユーザーから避けられるようになってしまいました。

手で絞ると簡単に出てくるライバルメーカーとの差は明らかでした。

ハインツの経営陣は究極の選択を迫られました。

ケチャップの成分を液状に変えるか、長年のトレードマークであるビンをやめるかの選択です。

この状況をラテラルシンキングによる画期的なアイデアで、シェアを挽回しちゃいましょう!

コメント(11)

詰め替えパックを売ってエコを気取る

キャップを工夫し、ボトルシャンプーのようなポンプ・アップ式のパーツにする。そうすれば底から吸い上げるので、ひっくり返したり、底をたたく必要もないかと。

個人的にはハインツのケチャップ、トマトが濃くて好きです揺れるハート
チューブの保存性能や使用されている化学成分の浸出を疑問視する消費者の意見を大量にメディアに流し、安全性が確立される間に現在の「ハインツ逆さケチャップ」の容器開発をする。
ハインツの別ブランドを立ち上げ、そのブランド名でチューブ入りケチャップを発売する。

#実際のハインツの戦略(とある広告キャンペーンを打った)は、確かに効果的だし、そのやり方も分らなくもないけど・・・・やっぱり消費者にはチューブ入りのほうが便利だもんね。
映画はじめテレビ等の映像媒体に瓶ケチャップをどんどん使ってもらうように売り込む。多くの映画スターが瓶ケチャップ使ってたら庶民は買う。
実際の対策は
「ハインツのケチャップが振ってもなかなか出てこないのは、それだけトマトをふんだんに使っているからです」
という広告を打ち出すことでした。

ユーザーの間でネガティブに捉えられていることを逆手にとって、出にくいケチャップのビンをポジティブに伝えることにしたのです。

みなさんの意見のようにシェアを挽回する方法はほかにもありますよねφ(.. )
ちょっと似たような実例が日本にもあるので、参考までに。

私も好きな佐藤可士和というアートディレクターがいます。
彼は以前、キリンの発泡酒のパッケージデザインや広告デザインを請け負いました。
当時の発泡酒は

「本当はビールが飲みたいのに、しょうがなしに発泡酒を飲む」

というワリとネガティブなイメージが世間にあった時代です。
彼は「もっと積極的に発泡酒を選んでもらえるブランドにできないか」と考えた。
例えの発想として、スーツを着ている人と、ジーパンにTシャツの人が居るとして、
「ジーパンTシャツの人は貧乏」で「スーツを着ている人は金持ち」って、
いまどきそんなコトはないでしょう?
「ジーパンTシャツ」の人は“好んで”その格好、いわゆるファッションなワケで。

発泡酒にもそういった価値の転換ができないかと。
「金が無いから発泡酒」じゃなくて、好んで発泡酒を選ぶ、という。

そこで、ビールよりもコクが無い部分は「ライトな飲みクチ」という発想の転換でPR。
デザインも一切無駄を省いたという感じにして、
「旨いなら安いほうがいいじゃないか」というイメージを世の中に投じた。
結果、その発泡酒は爆発的な売れ行きで驚異的な売上を記録した。

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