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中東・イスラム世界との対話コミュのサラフィー派は世界との共存が無理でしょ…

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スンナ派のサラフィー派化、イスラム世界のサウジアラビア化が止まりませんね…

かつては「アジア的で穏健なイスラム国」等と持ち上げられていた東南アジアのイスラム諸国でもすごい勢いでサウジアラビア化が進んでいるようで、失望とため息が止まりません。

ついにインドネシアでクリスマス禁止だそうですよ。キリスト教徒への迫害も世論をバックに進んでいますしね。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO10971820S6A221C1000000/?n_cid=NMAIL003

インドネシア「サンタ禁止令」に波紋

政府、多様性の維持に危機感

2016/12/24 6:30 日本経済新聞

インドネシア

 クリスマス商戦まっただ中のインドネシアで、イスラム教団体の出した「サンタクロース禁止令」が波紋を広げている。急進的なイスラム教団体が、一部の都市ではイスラム教徒の従業員にサンタの帽子の着用させないようにショッピングモールに乱入するなど、トラブルも起きている。最近、同国では民族・宗教間の亀裂が表面化し、大規模デモも発生しているだけに、宗教令への懸念は強い。さまざまな人種や宗教を認めてきたインドネシアは「試練のクリスマス」を迎えている。

■サンタの衣装着用を禁じる

 インドネシアのイスラム聖職者をまとめる「インドネシア・ウラマー評議会」(MUI)は12月14日、イスラム教徒に「イスラム教以外の宗教の属性を帯びたものを身につけてはいけない」という宗教令(ファトワ)を発表した。これにはサンタの衣装を着ることが含まれる。MUIは「ホテルやスーパー、百貨店などで、イスラム教徒の従業員から無理やり着せられていると苦情が出たため」と説明。イスラム教徒以外がクリスマスを祝うことは禁止していない。

 MUIは、宗教令を「個人が守るべき規範」とするが、一部の急進的なイスラム教団体は、宗教令を錦の御旗に商店などへの圧力を強めている。第2の都市、スラバヤではショッピングモールに押しかけて、サンタをイメージした赤い帽子を脱ぐように強要した。

 国家警察によると、ジャワ島中部のバンドンでも同じような事件があったという。事態を重くみた国家警察は19日、「宗教令は法律ではない」として、従うかどうかは個人の自由であるとの認識を示した。ジョコ大統領も事態を沈静化させるよう指示した。

 インドネシアのクリスマスは、日本と同じく「商業化」されている。12月になるとショッピングモールはクリスマスツリーを飾り、にぎやかなクリスマスソングが流れる。

 そこにはキリスト教の祝日を祝うという宗教行事の雰囲気はなく、年末恒例の販促イベントの一つになっている。インドネシア中央銀行の小売業売上高統計をみると、ボーナス支給で消費が拡大するイスラム教の断食月(2016年は6月上旬〜7月上旬)に次いで、12月は「第2の商戦期」となっている。気温30度を超える熱帯のインドネシアでも、クリスマスの演出は販売促進の大きなカギを握っている。

 12月20日午後、ジャカルタのあるショッピングモールは平日にもかかわらず買い物客でにぎわっていた。モールの中心部には巨大なクリスマスツリーが飾られ、サンタにふんした店員が買い物客に求められて写真撮影に応じていた。イスラム教徒の女性店員に話を聞くと「仕事だからやっているだけで、(宗教上は)全く問題ないわ」と、何の抵抗も感じていないようす。穏健なイスラム教徒が多いインドネシアでは、こうした見方が一般的だ。

 ではなぜ、この宗教令が問題になるのか。それは「禁止令」が民族や宗教間の分断をあおりかねないとの懸念が根強いからだ。インドネシアでは、キリスト教徒で中国系のバスキ・ジャカルタ州知事がイスラム教の聖典「コーラン」を侮辱したとして、イスラム教徒が大規模なデモを起こしたばかり。民族や宗教の対立や分断が深まれば、インドネシアという国家がすぐさま機能不全に陥る危険もはらむ。

■ジョコ大統領「統一国家」繰り返し強調

 1万数千の島からなるインドネシアは、様々な民族、宗教、言語、文化が混在する。それをまとめ上げ、70年以上にわたりひとつの国家を維持してきた。バラバラな人々をまとめて国家を維持するため、「多様性の中の統一」を国是として規定。教育やメディアなどを通じて、他の民族や宗教を尊重する文化を育ててきた。ときには独立運動を武力で鎮圧するなど多大な犠牲を払い、統一を維持してきた。ジョコ氏が「統一国家インドネシア(NKRI)」という言葉を繰り返し強調し、大切にするのは、こうした歴史があるからだ。

 ジョコ氏は12月2日の大規模デモの最中、イスラム教の金曜礼拝に参加し「神は偉大なり」と叫んだ。「ジャカルタ州知事の拘束を」と叫ぶイスラム教徒をなだめる目的があったとみられるが、イスラム教への肩入れという受け止めもあった。その後、ジョコ氏は軌道修正するかのように、連日、インドネシアの多様性の維持を訴えている。同19日には突然、多様性を重視する建国精神である「パンチャシラ(5原則)」を教育現場などで徹底することを閣議決定した。

 さらに、ジョコ氏が中銀総裁らと19日に発表した新しい紙幣に、はじめて「統一国家インドネシア」の文字が入った。デザインもインドネシアの建国に貢献した英雄や全国各地の名所、伝統芸能などを取り入れた。ことさらに「統一」を強調しなければならないほど、インドネシアの分断は深まっているともいえる。東南アジアで最も安定した政治・社会を築いてきたインドネシアの苦悩は根深い。

(ジャカルタ=鈴木淳)

コメント(7)

>1〇さん、

仰る通りなんですよね。「一般」スンナ派信徒の多くのロジックって。

自分たちは世界と共存する努力は一切放棄して、自分たちの「正義」が受け入れられないと「迫害」と言い、テロの問題を指摘されると、「CIAとモサド(あるいはシーア派のアサド政権やイラン)がイスラム教徒を貶めるための陰謀でイスラム教徒こそ被害者」と開き直る。

どっちが、共存を拒否しているのかよく考えて欲しいとしか言いようがありませんが、「aqul」を放棄してしまったサラフィー派は「考える」ことを放棄しているので、もう諦めるしかないんでしょうか?
>6

>ジハーディストでないなら、認めてあげる事が現実的なんだと思います。
>まあ最低限、
ムスリム兄弟として
リスペクトするまでです。

ウーン、私はアガまでは寛容になれないですね。

スーフィーを異端、世俗主義のムスリムは異端と断言された時点で「同じムスリム」としての共存は無理ですよ。

ジハード主義は上記のタクフィールが基盤にあって、「異端な似非ムスリムはぶっ殺せ」なる「ジハード」が成立するので、タクフィール主義とジハード主義は同じ穴のなんちゃら、実際に行動するかしないかの差でしかないと思います。

>6

自爆テロですが、私が心情的に理解できるのはパレスチナ人がパレスチナという地域限定で行っているテロ実行犯の気持ちだけです。実際に占領地で生きる絶望的な閉塞感を少しでも理解してしまうと、自分を放棄して、自分を武器ににしてただ復讐を、という気持ち自体は仕方がないものかと思います、が、それでも最低限、イスラエル軍を標的にして欲しい、イスラエル市民を標的にしてしまうと、アル・カーイダと同列に片づけられて、何のメッセージも届かないからです。

欧州や米国や、ましてイラク・シリア・アフガニスタン・パキスタンで同胞ムスリム一般市民を標的にしたサラフィー派による自爆テロは、米国が(かつて日本に対して行った無差別都市爆撃や原爆と)行っている無差別爆撃と同じレベルの、単なる戦争犯罪としか思えません。

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