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中東・イスラム世界との対話コミュの東京某所での「アラブ人」たちとの対話

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お久しぶりです。怠慢管理人アブドゥです。

シリアの郷土を離れて以来、あまり提供できるネタがなくなり恐縮です。

大きな流れ、中期・長期的なシナリオが見えたので、短期的な中東ニュースもフォローして一喜一憂する理由もなくなり、ネット以外にメディアもありませんので、ま、こういうことになっております。

しかし、放置するのも申し訳ないので・・・

先日、東京某所の水タバコカフェで、東京在住の「アラブ人」がたまたま集まっていて、久しぶりにアラビア語で政治・宗教ネタで盛り上がったので、断片的ですが、ここでご報告。

最初に店に入った瞬間に、びびっときたのは、サウジ人らしき若者。ああ、これは無視に限ると思い、彼が隣にいた米国留学経験の日本人と、日本人よりはるかに下手な英語でとんちんかんな会話をしているのを、笑いをこらえて聞き耳を立てておりました。

店に入った瞬間に、こちらは思わず、こんばんわとアラビア語で挨拶してしまったので、向こうはしきりにこっちを気にしていますが、一切無視。

で、ここにきたのがインド系のムスリムたちで、一人は友人でした。

このサウジ人らしき若者と、このインド系ムスリムたちが英語で会話。もちろん、インド人たちはインテリですから英語うまいし、会話が知的です。(ここで分かったのは、この英語が日本人以下のアラブ人は、サウジではなく、クウェートでした。まあ、同じジャンルの連中ですが)

で、このクウェート人をからかい、かつ、このインド系ムスリムたちの政治的意識を探るため、その日持ち歩いていた、シリアで買ったライターのスイッチを入れます。

壁に、ムスリムの偉大なる指導者、ハサン・ナスラッラー師(ヒズブッラー指導者)の勇ましい肖像が浮かび上がる素敵なLED付ライターです(あ、欲しい方、差し上げますメッセください)。

インド人たちは、知ってました。おおー、いいなー、そのライター。

クウェート人は、英語とアラビア語を混ぜて、(英語としては到底理解不可能なちゃんぽんでしたが)、

「あーあ、知ってるよ、あのイラン人やろーだろ」としたり顔で片付けます。

こっちは日本語で、「アホか、おまえ、こいつはレバノン人だが、お前たちの言う「同じアラブ同胞」だが、そんなことも分からんのか、アホ」とつぶやいてみました。

そこにやってきたのは、知的で、ああ、こいつらは「アラブ民族」ではない、アラビア語話者で、まあ、シリア系・パレスチナ系だろうと思える若者(男子2名、女子1名)たち。

隣の席に座ってきましたので、こちらは安心してアラビア語で自己紹介して話し込みます。

クウェート人、心底おどろいてこっちをガン見。無視無視、ホモ・アラビアヌスの原始人は相手しない。

この3人の内訳は、

●一番イケメン、かつ、インテリな男子→カタル国籍、父親カタル人、母親パレスチナ人、んでアラビア語は、完全にシリア・レバノン系で、一切、湾岸アラブ生物のあの野蛮な鳴き声はださないのが非常に好印象。

●女子→パレスチナ系ヨルダン人、でも、じゃあ、あなたはパレスチナ人だね、と話しかけると、「いいえ、私はヨルダン人、以上、パレスチナ人とかヨルダン人とかそういうことはどうでもいい、私はヨルダン人なの!」と、非常に、自分をヨルダンに帰属させる女性。まあ、外見からして、「あるある」の、アンマンの成金パレスチナ人。ブランドバッグを持ち、ネイルアートをして、化粧ケバケバ。んでも、ここまで自分のパレスチナのルーツを明確に否定するパレスチナ系ヨルダン人は結構珍しいです。

●その女子のカレシ→ベドウィン系ヨルダン人、ベドウィン系ヨルダン人にありがちで口下手なんで、あまり話せませんでした。

まあ、どうでもいいっちゃいいけど、非常に「ヨルダンらしい」のは、この二人、20代後半〜30代前半なんですが、夫婦じゃないです。カレシー・カノジョーらしいです。金持ちらしいです。働いてないらしいです。日本にいるのは一時的で、名目は「日本語の勉強」らしいですが、勉強なんてするつもりも、語学を習得して人生を切り開くつもりも、さらさらないようです。

お金は困ってないから、お金使って、ただ単に、カレシー・カノジョーをして世界中でちゃらちゃらしていたいだけの人生のようです。

こういう連中、アンマンのアップタウンには掃いて捨てるほどおりました。

どうして、こういう腐った成金を構造的にヨルダンが生み出してしまうのか、それは以前のトピで散々分析しましたね。

で、この二人は政治的に議論する価値はありませんが、逆に、そういうごまかしの世界認識の矛盾を突くのが、楽しいのでいじりました。

−あなたは、パレスチナ系でしょ?パレスチナの解放闘争は必要だと思うよね?

「もちろん。」

−で、自分をパレスチナ人じゃなくて、ヨルダン人だと、定義するわけだ。

それで質問。

どうして、あなたたちの王様は、「アラブの大革命」を名乗り、「アラブの王」を名乗り、パレスチナ解放闘争を「アラブの大儀」だといい、

んで、

ハマスの闘争に反対して、更にはヨルダン国内のハマスの戦士たちを逮捕して刑務所にぶち込んでいるわけ?

「彼らは、「合法」じゃない、「非合法」で、国家に反抗しているから。」

−国家とか、国家の法律とか、それは大変結構だけれども、パレスチナの闘争と大儀を裏切り、弾圧するなら、私たちイスラエルの侵略に対して闘争するムスリムにとって、国家や法律を持つ意味がないと思わない?

ここで女子沈黙。

変わって、カレシーが、口下手を頑張って参戦。

「ハマスは、ヨルダン国家を攻撃している」

−いいえ、ハマスが攻撃するのはイスラエルだけで、彼らの武器はイスラエルにしか向けられていない。

「アカバでテロをしたのはハマスの連中だ」

−いいえ、あの事件はアル・カーイダで、ザルカーウィーの連中の犯行。ハマスはヨルダンで武器を行使したことはないし、ヨルダンを攻撃したこともない。

主が、ザルカーウィーに、慈悲を与えませんよう、心からお祈りします。

(これは、決まり文句の「故人のご冥福をお祈りします」って文章で、それを逆の意味で使った皮肉。ヨルダン人に対して、いつも俺が使うリトマス試験紙。それに同意できる奴としか俺は話をしないので。反対する奴は、話す価値がないアホ。)

ここで、この口下手カレシーは、手のひらを返して、逆にザルカーウィーにシンパを見せるような複雑な反応をして、俺の皮肉を逆に皮肉るような台詞を・・・

意味不明です、何が有害な「テロ」で、何が有益な「パレスチナ解放闘争」なのかの区別がついてない上、単なるテロリストの「ジハード戦士」の「指導者」のザルカーウィーにヨルダン人として妙にシンパを感じているらしい。

でもハマスは逮捕して当然なんだって。もう、めちゃくちゃですよ、このカレシーの認識。根本的に間違っている、救いようがない。

まとめて畳み掛けます。

ーイスラエルと戦っている闘争の戦士を投獄する「アラブの王」なんて、要らないね。

というか、俺たちシリア民族にとって、アラブそのものが要らないよ、もう。

俺たちに必要なのは、アハマデネジャードであり、ホメイニーであり、ナスラッラーであり、エルドアンであり、ハーフェズであり、バッシャールであり、アタ・チュルクだ。

「アラブの王や大統領」なんて誰も要らない。

アンマンもリアドもカイロも、ぜんぜん要らない。

イスタンブールとテヘランが必要なだけなんで。

ここで、隣のカタルのインテリには、

−あ、でも、ドーハは必要。君たちの王様は、すばらしい、俺たち闘争するムスリムをドーハに呼んで、サミットをしてくれたよね。本当に感謝している。君たちはアラブ民族の中で唯一指導者に感謝できる幸運な国民だよ。主が、ハマド国王をお守りくださいますよう。

だから、俺は今、トルコ語を習っているし、インシャーアッラー、ペルシャ語も習うよ。

ヨルダン人二人は、ここで露骨に嫌な顔をして、俺と話すのは不愉快だといわんばかりに、カレシー・カノジョーでいちゃいちゃ二人の世界に逃げ込む。

こうして、「アラブ」は、金を使った刹那の消費とちゃらちゃらした情事に逃げ込むか、

ザルカーウィーやビン・ラーデンのように、テロを「ジハード」と妄想して、世界中で民間人を殺しまくって、一層自分たちの首を絞めることしかできないわけだ。

主があなたたちに与えた理性はいったいどうなってしまったのですか?

一方、このインテリ・カタル人は、悲しそうな表情を浮かべつつ、そういう気持ちになるのは分かるし、きっとそれは間違っていないだろうね、本当に俺たちカタル人は、ハマド国王という指導者に恵まれたよ、感謝している、とつぶやきます。

ここで、この成金アラブのカレシー・カノジョーは完全に軽蔑して放置して、

このインテリ・カタル人と話しこみます。

んで、こいつはインテリで、湾岸アラブの原始時代から進化できたレアな人材だけれども、

結局話しは、スンナ派対シーア派、アラブ対イランの話しに・・・

「んで、お前はシーア派か、スンナ派か?」

−私を改宗に導いてくれたのは、トルコ人のスンナ派スーフィーだから、スンナ派ではあるが、「シーア派か、スンナ派か」と質問されれば、俺は、「ザイド派もしくはマルジャイー派」だと答えるしかない。

俺は、ムスリムを裁けるのは主だけだと信じているし、他のムスリムをああだこうだ裁くことに反対するし、正統カリフも、預言者様の一族のイマーム様たちも、どっちもムスリムの指導者として受け入れる。

俺たちの闘争は、エルサレムを解放した次に、あのワッハーブ派に占領されているメッカとマディーナを解放するまで闘争を続けなければならない。

知ってるだろう、メッカとマディーナには、もう何も残っていないことを?

偉大なイスラム教の文明と歴史は全て抹殺されたことを?

「残念ながら、歴史も文明も残されていないね」

−でしょ?

この間メッカの預言者様のモスクで起こったことを知っているか?

シーア派の巡礼団がモスクの中庭でイバーダートを行っていたら、武装したワッハーブ派の警官たちが襲撃して逮捕したんだよ?

「二大聖地の守護者」だ?認めないね、同じムスリムの信仰行為に対し、モスクの中で暴力で答える奴らのいったいどこが「守護者」なんだ?

ここで、彼はスンナ派擁護、シーア派敵視に戻ります。

「果たして、彼らシーア派が行っていたのは、イバーダしていたのは、主なのか、人間なのか?」

−だから、人間は、信仰を持っていても間違いを犯すものでしょ?完璧な人間や完璧なムスリムなんていないんだよ。不完全な人間が、異なる宗派の信仰を裁いて、それがいったい何になるの?シーア派だ、スンナ派だ、それ以前に、ムスリムだろう?それ以上の主に裁定を任せるべきことで罵り合って何になるの?

「シーア派は、正統カリフを侮辱している、これは許しがたい」

−スンナ派はシーア派を侮辱しているじゃないか?

預言者様のモスクでイバーダートをしていて襲撃されたのはイラン人だけじゃないよ、サウジ国籍を持っていた「サウジ国民」のシーア派だって襲撃されたんだ。同じ国民じゃないのか?

「確かに、同じ国民なのに、扱いが異なっているのは正しくないことだ」

ま、この辺りで、またまたアラブの原始人2名が乱入。

二人とも野蛮な湾岸アラブの生物の鳴き声をがなりたてるので、これ以上の知的な対話をすることは不可能と判断し、これ以上は自粛。

で、こっちはつれの日本人と水タバコに戻り、彼ら3人に社交的な挨拶をしてカフェを立ち去ろうとしたら、ぼそっと、そのインテリカタル人が、後から乱入してきた一人のサウジ人の名前を挙げて、

「彼は、ジェッダ出身の話せる奴だ、メッカとマディーナの破壊について、彼はよく知っている、機会があれば、彼と話すといいよ」

と教えてくれた。

うーん、このカタル人、マジでインテリだし、リベラルだし、ビジネスマンで頭切れるし、湾岸アラブからは進化して、シリア人レベルの民度だけど、

それでも、「スンナ派対シーア派」の閉鎖螺旋からは抜け出せないのか・・・

ったく、がらがらぽんで、スンナ派はみんなザイド派にでもなるしかないんじゃない?

とか思ってしまった。





コメント(4)

またいらっしゃいましたね。アハレーン。

私個人の日記と、こちらのコミュは別に扱っていますし、より、こちらはパブリックな言説の場ですので、より開かれた基準で運営いたしています。

さて、あなたに対しては、私個人としては事前に警告した上で、アクセス禁止をしております。

それは、それで、これは、これ、ということを前提にしつつも、私も感情のある人間ですので、正直まともにあなたと議論をする意欲も理由もないのですが、放置するのも失礼かつ、管理人としては怠慢だと思いますで、コメントをお返しします。

1.信仰者の倫理

あなたは繰り返し、私が信仰を持っていることを根拠に、「人の、特に同胞ムスリムの悪口を言うことは信仰に違反している」と一貫して指摘されております。

さてさて、もし、あなたも「ムスリム同胞」の立場から、そうおっしゃるのであれば、私としては、まずは「おっしゃるとおりです、それは私の信仰が不完全でまだまだ足りないからであり、今後努力して、より高次の人格形成・信仰を目指したいと思います」としつつも、どうしてこのような立場に至ったのかについて改めて私自身の、サウジアラビアやワッハーブ派やサラフ派や原理主義者たちから受けた心の傷について説明し、「インシャーアッラー、私の信仰が、そういうネガティブな感情を超越できるほど強くなれるよう、どうぞ、主にお祈りください」とお答えします。

が、信仰をお持ちでない方から、私の信仰を根拠に、啓示や預言者様の言行などの聖典(に準拠するもの)を持ち出されて、「おまへの信仰は足らん」とか説教されても、「なんのこっちゃ、そいういうおまへは、主や、啓示や、預言者様への信仰すらもってへんやん?最低限、同じ信仰を持つ立場になってから出直してきーや」以外にはお答えする言葉はありません(なんだか、同じことを言うのが2回目のような気がしますが・・・)。

2.コミュのルール

個人の中傷はお控えください、建設的な対話を心がけてください、とジャイアン管理人として定めさせて頂いております。(私のイスラム原理主義や、サウジアラビアや、「アラブ民族」に対する否定的な立場への、同胞たちへの釈明は上記の通りです。)

さて、今回は黄色カードを出させていただきます。

つまり、「おまへは武士ではないのに武士のふりをしている農民だ」という揶揄ですが、

当然、士農工商という身分制度を前提に、

その含蓄するところは、

「おまへは卑しい身分なのに、それをトラウマにしていて、高貴な立場の人間にあこがれて、そのふりをしているに過ぎない」

ということであり、

それは、

1.おまへは卑しい

2.おまへの信仰は似非だ

ということを間接的におっしゃっていると理解されて当然でしょう。

もちろん、直接はあなたはそうは言っておりませんので、今回はイエローカードで警告一回目とさせていただきます。

では、

「中傷をお控えになり、建設的な対話をこころがけて、このコミュを一層盛り上げてくださいませ」
一緒にパレスチナコミュで、ごろつきサヨクと戦った、私が尊敬している方から、人種差別という点でこのトピは不適切だ、という指摘を受けました。

それはまったくの正論だと認めたうえで、見苦しい自己弁護を。

彼らが、アジア人やアフリカ人の外国人労働者を、奴隷として動物として虐待するということは、個人や社会や文化の問題であると同様に、旅券の没収と、法的権利の行使に雇用主のサウジ人の同意を求め、出国どころか国内の移動ですら雇用主サウジ人の同意を、法律で義務付けることにより、雇用主サウジ人による外国人労働者の奴隷化を制度化しているという国政レベルの問題であり、私は、彼らがそのようなことを個人であれ、文化であれ、社会であれ、国家であれ、正当化・実践している間は、彼らは逆差別を受けて当然だと確信しております。

また、それ以上に受け入れがたいのは、同胞ムスリムのシーア派やスーフィーを、「似非ムスリム」であり、「カーフィル以下」であり、言外として「殺害しても構わない対象」として分類する、サウジの国教であるワッハーブ派の教義であります。

私は彼らがこの2点で悔い改めない限りは、彼らへのアンチキャンペーンを自粛することは一切しません。

が、

信仰者という点で、コミュの説明に、「私自身は、「預言者ムハンマド様SLAMに下された啓示を信仰するものは全てムスリムであり、被造物である人間が、他者の信仰の善悪、さらには「ムスリム」であるかどうかの判断をしてはならない」との立場で信仰を持っております。」と明記した点にかんがみ、

彼らが信仰告白をした以上、ムスリムであることを否定する意図は一切ございませんし、

ここで、彼らを「生物」と表現したことは、動物は信仰をもてませんし、ムスリムではない、ということになりますから、今後、彼らを「生物」もしくは「動物」と表現することは、コミュでは一切自粛します。

また、このトピが不適切な内容を含んでいる、批判を浴びた、という理由で削除をすることはいたしません。

そいういう「クリックして削除して都合の悪いものをなかったことにする」ということは言論空間として不適切だと判断しているからです。

彼らを「生物」と表現したことは、自らの信仰に照らし合わせて不適切であったことを認め、主に許しを請う立場であることをこの場をお借りしてお伝えさせていただきました。

では、今後とも、当コミュをよろしくお願い申し上げます。

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