本田健コミュのお金持ちの法則～豊かさは与えること

お金持ちの法則「豊かさは、与えたものに比例する」
(ジョー・ヴィターレ/著　白川貴子/訳　　ヴォイス)の
内容をまとめたエッセイを引用で紹介します。

仕事やお金　適切な導き　癒し　何であるにせよ
不足しているものがあるとすれば
　「何かが流れを堰き止めている」からにほかならない

その最善の解決法は『与えること』である
―　エリック・バタウォース　―

◆　受け取りたければ、まず与えなさい
与えれば与えるほど、それ以上のものが戻ってくるようです。
それは、「受け取りたければ、まず与えなさい」という普遍的な法則の結果なのでしょう。
わたしたちは自分には与えるものが何もないと考えます。
しかし注意してみれば、たとえわずかな持ち物であっても、そこから人に分け与えることができるものはあるものです。
与えるためには十分なものが手に入るまで待とうと考えるのはやめにしましょう。
乏しい中から差し出し、分け合うことによって、宇宙の貯蔵庫が扉を開けて、豊かな恵みが流れ込んでくるようになるのですから。
誠意をこめて与えることに取り組んでいきましょう。　　
お返しは、与えた相手からは返ってこないのが普通です。
ですが、それは思いもよらなかったところからやっています。
与え、そして、豊かさへの道を開きましょう。
この普遍的な法則に、自分の力に賭けてみましょう。
この法則は、決してあなたを裏切ることはありません。
与えたことに対する結果は、たいていは長い時間をかけて現れます。
いずれにしても、与えれば受け取ることになるのは確かです。
それも、与えたものをはるかに上回るものを。
与えるときは、不安をすてて、悦びをもってそうしましょう。
その結果に驚くことでしょう。
持っているもののほんの一部をそれを必要としている人たちに差し出して、流れ込んでくる豊かさの水門を開いていただきたいのです。
　　「与えよ、さらば与えられん」

◆　お金持ちなる秘訣『与えること』
お金持ちになるための最強の秘訣とは『与えること』です。
あなたの内的世界を豊かにしてくれる人たちに対して、お金を差し出すことです。
自分を啓発してくれる人、助けてくれる人、癒してくれる人、愛してくれる人に、お金を差し出しましょう。
なんの見返りも期待せず、いずれ別なところから何倍にもなって戻ってくることを信じて、差し出しましょう。
アメリカ大富豪の「石油王」ジョン・D・ロックフェラーが息子宛てにこう書いています。

　　　わたしにお金が入ってくるようになったのは
　　　ずっと昔の子供時代　人に与え始めた頃からだった
　　　それから収入が増えるにしたがって、
　　　わたしは差し出す贈り物を大きくしてきた

ロックフェラーは、収入が増えれば増えるほど、差し出す金額も増やしていきました。
その生涯を通じて、総額五億五千万ドルを寄贈したのです。
「鉄鋼王」のアンドリュー・カーネギーもまた、大変な金額の寄付をしてきました。
アメリカ史におけるもっとも裕福な人々に名前を連ねています。

　　　つねに他者に与え続け
　　　やがてそのことが無意識の行動になった人に対しては
　　　どんなことにも宇宙のあらゆる力が味方するようになる

私欲にとらわれずに差し出したからこそ、彼らはそうして裕福になったのです。

　　　与える行為が　受け取ることにつながったのだ
　　　与えることによってますます富栄えたのである　
　　　与えることが、受け取ることにつながった
　　　与えることによって、ますます豊かになった

◆　気前良くふんだんに差し出す
お金を差し出す人々が一番犯しやすい間違いは、差し出す額が少なすぎることです。
いざ差し出す段になると、自分のお金に執着して出し惜しみをしてしまう。
差し出しても報われないのは、そのせいです。
受け取るための流れにのるには、気前良くふんだんに差し出さなくてはならないのです。

　　　時間を差し出せば　時間を授かる
　　　ものを贈れば　ものを受け取る
　　　愛を注げば　愛し返される
　　　お金を差し出せば　お金が入ってくる

出し惜しみをせず、豊かさをもとに、与えたいと思うものをまごころで差し出しましょう。
相手からのお返しは期待しないことです。
それでも、必ずいつかは受け取ることになることを信じましょう。
実行すれば、豊かさが増してくることがわかってくるでしょう。
これこそが、お金持ちの法則、とっておきの秘訣なのです。

◆　与えることは、受け取ること
与えることは、受け取ることに結びつきます。
前向きにお金を出した人たちは、その後思いもよらないかたちで差し出したものを埋め合わせるお金が入ってきたことに驚く体験をしています。
実は、自分のお金に執着すれば、その元手すら失ってしまう危険にさらされるというのが、本当のところなのです。
その反対に、心を開いて差し出せば、豊かさが流れ込んでくることを信じて疑わない人のもとへは、つねに必要なお金がもたらされます。

◆　宇宙はあなたの心に反応する
本当に与えるというのは、自分の心の欲するところに従って差し出すことです。
宇宙が反応するのは、あなたのお金に対してではなく、心に対してなのです。
お金は単なるシンボルに過ぎません。
だから、心をこめて差し出しましょう。
そうすれば、やがて遠からず、それも想像もしなかったかたちで、天が「お金で示して」くれるでしょう。
受け取るために与えようとはしないことです。
天を相手に取り引きをしてはいけません。
ただ与えるために、与えましょう。

◆　スピリチュアルな意識を啓蒙する
わたし自身の内にも外にも、この宇宙にはあまねく無限のエネルギーが存在しています。
私たちはその一部であり、それにつながり、それとひとつになっています。
誰もがそれに生かされ、それにつながっているのです。
それは成長し、発展しています。
そこへ何かを差し出せば、何倍にも大きくなって戻ってきます。
わたしたちは、それを知っていることに感謝します。
今ここにある恵み、これから授かる恵みに感謝します。

◆　豊かさの水脈をつくる
誰かがお金を差し出してくれたら、受け取りましょう。
賛辞を寄せてくれる人がいれば、それを受け入れましょう。
贈り物を差し出されたら、喜んで頂戴しましょう。
差し出されたものを受け取らなければ、自分に向かって流れようとしている豊かさの水脈をさえぎってしまうことになります。
大切なのは、その流れをせき止めないようにすることです。
与え、そして受け取ることによって、いのちの流れに乗っていけるようになります。
もともとお金は天下のまわりもの、みんなのためにあるものです。
だから、差し出しましょう。
そしてそれが自分のところへ戻ってきたら、受け取りましょう。

◆　成功とは宇宙につながること
宇宙には、どんな要求にも応えることのできる「無限の可能性」があるのです。
それを信じることです。
ビジネスであれほかの何であれ、成功とは、時間や状況を巧みに操ることにより、この宇宙とその神秘にどれほどつながっているかによって決まってくるものです。
大成功をした人たちに共通しているのはこの点です。
成功するために成すべきことは、上手く競争を勝ち抜こうとしたり、将来の顧客を操ろうとしたり、現状を変えようとしたりすることではありません。
大切なのは、夢を明確にしてその最終的なかたちを思い描き、本能と直感にしたがってそれに向かっていくことだけです。
そうした姿勢で臨めば、たとえば画期的なマーケティング戦略や、最高の地の利、すばらしいアイデアなど、おのずと絶妙のタイミングで望ましい方向へ開けていくのです。
宇宙は目に見えないところで息づいていて、あらゆる場面に作用しているので、その活用のしかたを学んでください。

◆　宇宙に伝える行為
与えるということは、自分には何も不自由がないことを宇宙に伝える行為です。
たとえそうすることでサイフが空になるとしても、自分の全体感はどこも損なわれず、いずれそのサイフも満たされることを信じているということを、そして、与える相手に対する愛情の方が大切であることを示して見せることこそが何より大事な点なのです。
それを信じることができれば、実際にそうした真実が見えてくるようになります。
まるで天が口を開けたような勢いで豊かさの恵みが降り注ぐようになるでしょう。
宇宙は必ずしも思ったとおりに対応してくれるわけでも、お金を運んできてくれるわけでもありません。
でもその代わりに、信頼感や夢やひらめきを授けてくれます。
それは魚そのものを与えられるのではなくて、魚を釣り上げる方法を教えてもらうようなものです。
お金を受け取るより、その方がずっとありがたいことです。
それがわかれば、どうすればもっと多くを手にすることができるかもわかるようになるのです。

◆　差し出すときの基本事項
差し出すときには、次の基本事項を忘れないようにしましょう。
　１.　何もお返しを期待せずに、無私の心で差し出すこと。
　２.　可能であれば、名前を伏せて密かに差し出すこと。
　３.　幸せな気持ちで、笑顔で差し出すこと。

◆　与えることで人生に変化を迎える

　　差し出すことによって　世界が変わる
　　与えることで　あなた自身のこれからも変わる
　　差し出せば　今すぐただちに　あなたの人生が変化を迎える
　　だから　与えよう！