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村上龍コミュのこれまでと、これからの村上龍

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はじめまして。以下の文章は「希望の国のエクソダス」のトピックへのコメントとして書いていたのですが、長くなりすぎて、内容も「希望の国・・」から脱線してきたので、新しくここに書くことにしました。これを読んで何かを感じてくださった方は、どしどし続いて書いてくださると嬉しいです☆

※※※

村上龍の小説は、常にネガティヴな表現で書かれているから、読後感があまり良くないのが特徴的だと思います。ネガティヴというのはあらゆるレベルにおいてです。

ただ69のような例外もあるし、決して「さわやか」な小説を書けない人ではないと思います。要するに、村上さんがこのようなスタイルをとり続けるのは、それが村上さんの「美学」だからだろうと思います。このことは「マッチョ」と形容されることもある村上さんの世界観と無縁ではないと思います。ただ、断っておくと、おれはこの「マッチョ」が好きです。
「希望の国のエクソダス」も「この国には希望だけがない」という言葉に象徴されるように、基本的にはネガティヴなスタイルに貫かれている、そういう作品だと思います。
「限りなく透明に近いブルー」から一貫して、村上さんの作品は内面描写を極力排除して成立していると思います。こういうスタンスはかつての明治〜大正期の自然主義の影響下にあった作品群とどこか共通したものを感じます。

「現実をリアルなままに描く」。
あるいは
「世の中の美も醜も、酸いも甘いも、偽りなく描く」。

これは先に書いたように、村上さんの「美学」なのだと思います。

けれど、おれは今、村上さんの書く「希望のある」小説を読みたい。
いや、「希望しかない」小説を読みたい。
現実逃避ではなく、空想に逃げ込まず、「希望」を描く。これはとても難しい、力のいる仕事だと思います。
おれは、それは「マッチョ」な作家にしかできない仕事だと思うんです。

これからも村上龍という作家に、期待しています。

コメント(19)

日本に希望は、ありますよ!

そう信じたいだけ ですが・・・

ただ、日本人である限り、日本からみんな逃げても、
オレは、残るね!
希望と言う点でいうと村上龍さんの小説でも色々あると思っているのですが、
私としては
「368Y Par4第2打」と「五分後の世界」を読み、単純に感動し、感銘をうけました。

それぞれ違った意味での希望を最後に小説は終っているとの感想をもっています。

希望とは何なのか?って難しいことになるとよく解りませんが、あのお姉ちゃんとやりたいって希望を持つのも、難民キャンプで医療体制を確立し病人を救いたいって希望も、国民の生活レベルを上げるために、国としての発言権をまし競争力を挙げるためにも円を強くしたいって希望も、全ては個人レベルでの希望から始まって、それが社会的に認知され、社会もそれに同調すればそれは社会的希望になっていくんじゃないでしょうか。
私はそう思っているので、上記の2作品には希望が書かれていると思っています。
もうひとりいます!
石田いら




彼に龍さんを感じます。
希望の国のエクソダスのポンちゃんの言葉に象徴されるエンディングを現時点で書き直したらどのようになるでしょうね。

たぶんこの物語を書き始める当初(98年)から「この国には〜希望だけがない」ってことを言いたくって書き進めたんだと思います。モデルになった少年達は氏が実験的に始めた東京デカダンスの有料Webサイトの構築にかかわった人々や当時積極的に取材されていた堀○さんを初めとする後年のビットバレー現象の主役達と思われます。

しかしすでにITバブルがはじけたころから、人々を"一括り"に表現するメディアに対しての氏の違和感と「この国には」と全国民を一括りにしている部分は矛盾してきています。

したがって氏のエッセイなどから引用して表現すると
「この国には〜希望を持っている人の割合が減った」
「この国には〜希望を持てる層と持てない層に二極化した」
または
「この国では〜希望を持たなくてもやっていけるある意味成熟した社会になった」
「この国では〜希望をはじめから持っている既得権層と科学的努力によって希望を勝ち取った層がいる」
などとなってしまい物語の根幹がぶれまくってしまいます。

ぜひ加筆修正版を書いてほしいです。
希望はあると書いてありませんでしたか?
日本という国家レベルではないけど
個人レベルではどれだけでも希望を生み出せるって感じで
書いてあると思いましたが・・・。
個人の希望を持つ場合に関してもどんな場合が希望をもつことが
出来てどんな場合が希望を持てないのか、確か書いてあったような・・・。

曖昧な記憶ですみません。
小説を好んで多く読むたいていの人は、『希望』についてさわやかに書かれているものを読んだら、自分も『希望』を持てると思ってはいないと思います。

村上龍の表現がネガティブだと思ったことはありませんが、もし悲観的(村上龍は別に悲観的に表現しようとはしていないと思うが、リアリティのある文章を暗いと感じるならば、それは現状・社会状況が暗いということだ)内容を綴られていると感じても、それだからネガティブな感情を、読後に感じたことは私にはありません。むしろ、現状(書かれていることの内容が現実に起こり得ないとしても)を知り、「自分に足りないものを埋めなければいけない」という『焦燥感』を覚えたり、とていさんの言葉を借りれば社会というよりもまずは自分自身の現状に対する『危機感』を覚えたりします。

とっぴょうしもないことを書いているようで、実は現代社会の事実(=危機)を読む人に伝え、それに満足している人ばかりのこの国の未来を案じているんだと思うので、そうであれば私は彼のやさしさと策略にまんまとはまっている読者です。
私も村上龍の表現を「ネガティブ」だと思ったことはありません
物事を一旦リアルに提示して、その上で希望を探す、というのが全ての村上龍の小説に共通したスタイルだと思います

他の作家の小説をほとんど読まないのでよくわからないけど、小説や映画の定番のハッピーエンドはあくまで現実逃避するためのもので、どんなにポジティブでも、現実にはあり得ないポジティブ感だと思う
村上龍さんの場合、小説ではあるけれども、現実にもあてはまる希望の模索の仕方を提示してる
だから私は逆に、村上龍は本物の希望を模索し続ける、類いまれなほどポジティブな作家だと思うんですが・・・

読む人によって肌触りが全然違うものなのかなあ、小説って
そもそも、自分の中で『希望』という言葉の意味・イメージがはっきりしていないと思い、広辞苑で調べてみました。
すると、
?あることを成就させようとねがい望むこと。また、その事柄。のぞみ。
?将来によいことを期待する気持。
となっていました。

ぼくは村上龍の小説から希望をもらってました。
『69』を読んでも『エクスタシー』を読んでも、『愛と幻想〜』『限りなく〜』『半島を出よ』『希望の国〜』とかを読んでも、なぜか無性に焦ります。自分はいますぐ何かしないといけない、もっと強くならないといけないと感じます。甘えたり先延ばししたりその場しのぎしててはだめで、現実的に考え、何か目標を立てて行動するようになります。まさに希望です。
表現の方法とかはどっちでもいいです。
ぼくを焦らせてくれる村上龍の小説が大好きです。
トピ主です。
龍さんは安易な「希望」だけを提示するような作品は書かない人だと思います。あくまで公平に、冷静に、客観的な態度を保ちながら、読者へ一つのメッセージやイメージを伝えようとされる人だと思います。先にも書いたように、私はこれを龍さんのダンディズムだと捉えています。けれど、「現実を見ろ」とでも言われているかのような強烈な描写は読者の好き嫌いが分かれるところでもあると思います。

・・話が面倒になりそうです。

私は早い話、要するに大人版「69」が読みたいのかもしれません。この作品にはネガの要素が皆無だと言っても言い過ぎではないような気がします。
保坂和志さんが「小説の作法」の中で次のような意味のことをおっしゃっていました。小説というものは普通に書いたら大体は暗いネガティヴなものになるんです、と。小説にネガティヴなものを持ち込むのは簡単だけどポジティヴなものを持ち込むのは難しいんですね。だから、余談ですが私は村上春樹さんの作風はあまり好みません。
龍さんの場合、内面描写が抑えられているので「暗い」人物は少ないんですが、その分は設定や描写が補って余りあるというか・・笑
とにかく、ポジティヴな小説というもの自体が世の中には少ないと私は考えています。ただ、もしかしたら「希望しかない小説」なんてそれは無理な願いかもしれませんし、小説(純文学?)の前提というものをどこか無視した見方なのかもしれません。けれど、過去の振り返ってみてもそれは不可能なことではないと思いますし、今求められているのはそういうものではないのかと思っています。

私は「映画小説集」が一番好きな作品ですが、それはやっぱり「69」があるからこそ、このネガの極限のような作品も活きてくるのだと思います。

またわかりにくいかもしれませんが、言いたかったことは大体こんなイメージです。長くなってすいません。
訂正ですが保坂さんの本のタイトルは「小説の自由」でした。
失礼しました。

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