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リレー小説やってますコミュの風のバトン 第一章 風をみつけて。 第 2 話

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風の言葉を、聴いたことある?

恥ずかしがりやの風だけど、ひとりでいると聴こえるの。

嬉しい話、ドキドキする話、ちょっと切ない話・・・

これは風が私に話してくれたお話。

風を追いかけた人たちの物語・・・


             ☆      ☆      ☆


「姫野」
聞き慣れた声に振り向くと、顧問の先生が立っていた。
「あ、おはようございます」
 いつものように優しい笑みが返ってきた。


「おまえ、志望校は決まったのか?」
「ええ・・・短大にしようか迷ったんですけど、親が四大行かせてくれるっていうし・・・。
短大って2年で単位取らなきゃだからすごく忙しいって聞いたんですよね。
どうせならのんびり大学生活楽しみたいかなって・・・」

「陸上、続けるんだろ?」
「・・・え〜」
「おまえは素直だし、いい指導者についてしっかり練習すればもっと伸びると思うんだ」
「去年けっこうさぼっちゃいましたからね〜」
「おふくろさんは、もう大丈夫なんだろう?」
「あー、ぜんぜん平気です。あれはおばあちゃんの介護で疲れが出ただけで・・・」

 おばあちゃんが亡くなって、母が体調を崩して。
その間練習に出られなかったのはしょうがないとして、母が治ってからも陸上部に足が向かなくなってしまった。
気が抜けたのか・・・怠け心が出たのか。
別にあたしがいなくたってみんな困るわけじゃないじゃん・・・

 でも、気持ちはずっとモヤモヤしていて。
地区予選だけは出よう、と練習に復帰した。
ついていけるか不安だったけど・・・みんな喜んで迎えてくれた。
成績は相変わらずさっぱりだったけど、体を動かす楽しさはよみがえってきて。
ちょっと嬉しかったんだ。


「大学でも続けろよ」
別れ際にも先生は言ってくれた。
う〜ん・・・。
まず勉強しないと、だよねえ(汗)


08/11/05 蒼夏


次回 →
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コメント(1)

「う〜ん・・・。」以下2行を削りたいと思います。
よろしくお願いします。

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