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犬は家族ですけどなにか?コミュの≪細菌・感染症≫まとめ

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★このトピは、人と動物の共通感染症-ズーノーシス-トピの関連トピです★
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=36881142
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※この記事(トピ)の引用元は平成19年3月発表の環境省の人と動物の共通感染症に関するガイドラインです。http://www.daidtm.net/aigohou/zunosisugl.pdf

【細菌】
◇エルシニア症(食中毒が疑われる時のみ保健所長に届出)
原因菌:エルシニア属の菌。主に食べ物(感染動物の体液・排泄物から直接伝播)。
加熱不足の豚肉や牛乳から感染した例が多い。ごく稀に輸血からも。
人:嘔吐・下痢・発熱など食中毒のような症状、稀に虫垂炎・腸間膜リンパ節炎
犬:多くが無症状、たまに嘔吐・下痢などの胃腸炎。

※同じ菌が原因でエルシニア症より重くなる仮性結核を発症することもある。

◇カンピロバクター症(食中毒が疑われる時のみ保健所長に届出)
原因菌:カンピロバクター属の菌。主に食べ物(感染動物の体液・排泄物から直接伝播)。犬には常在。
人:嘔吐・下痢・発熱・けいれん性の痛みなど食中毒のような症状。
稀に心内膜炎や関節炎や脳や脊髄を包む膜に感染して髄膜炎。
普通は数日で治る。原因がわからなくても抗生物質で治る。
犬:常在菌。他の色々な原因で体力が落ちると増殖して悪さする→下痢や胃炎など。
時として犬では不妊、流産を起こす。

◇サルモネラ症
原因菌:サルモネラ属の菌。主に食べ物(感染動物の体液・排泄物から直接伝播)。
人:嘔吐・下痢・発熱など食中毒のような症状。
犬:多くが無症状、たまに嘔吐・下痢などの胃腸炎。

◇猫ひっかき病
原因菌:バルトネラ・ヘンセレ。ノミが媒介。
人:丘疹、膿疱(水疱の内容物が膿の集合体で粘性がかなり強いもの)、
リンパ節の腫れや頭痛など
犬:基本的に無症状

◇パスツレラ症
原因菌:パスツレラ・ムルトシダ。咬傷・舐めで感染。犬には常在。
人:風邪のような症状。犬に咬まれて腫れあがる原因はだいたいがこれです。
犬:常在菌で無症状。50〜75%の犬、ほぼ100%の猫が口腔に持っているようです。

◇ブルセラ症(4類感染症)
原因菌:ブルセラ・カニス。感染動物の体液・排泄物から直接伝播。犬同士は主に交尾で感染。
人:風邪のような症状。
犬:メスは流産・死産、オスは精巣炎など以外は多くが無症状に近い。

◇レプトスピラ症(4類感染症) --人に対する危険性が高い--
原因菌:病原性レプトスピラ属の菌。ヒトは保菌動物の尿で汚染された水や土壌から経皮的あるいは経口的に感染する。
人:何十年も前から死者も出ています。軽症だと感冒様症状。
犬:腎臓に異常、急性の嘔吐。渇きが激しく水を飲み吐く。
高熱後に舌か口腔内に潰瘍ができ、尿が血液循環流中に入り死亡する事もある。
チフス型では食欲廃絶、出血性下痢充血、脱水症状、 元気消沈、結膜充血、
目ヤニ、尿過多、尿毒症、体温低下などの症状がある。
※犬には予防ワクチンあり


その他感染頻度は低いですが
◇結核(第二種学校伝染病)
飼い犬は完治困難なので安楽死が最善の選択と言われています。
◇腸管出血性大腸菌感染症(3類感染症)
代表格は名高いO157です。
◇非結核性抗酸菌症
犬ではフィラリア症様の症状だそうです。
◇ライム病(4類感染症)
マダニが媒介し、インフルエンザ様の症状。人はちょっと重い感じです。
犬では発熱、食欲減退、関節炎、など。
◇Q熱(4類感染症)--人に対する危険性が高い--
症状はほぼブルセラと一緒で多くが不顕性感染(これといった症状が無い)、不妊、流産。
病原体はリケッチア。


【真菌】(カビ)
◇クリプトコッカス症
人:もとから元気な人は治療不要なくらい軽いことがほとんど。
犬:フケ・脱毛・発疹・かゆみの他
くしゃみや鼻水、呼吸困難、鼻に潰瘍、頭部やその周りが皮膚病になり、
数センチほどの硬いしこりができて表面から出血。
目や中枢神経へ感染すると失明やけいれん、麻痺、運動障害。

◇皮膚糸状菌症
白癬(はくせん)。水虫菌の仲間です。接触で感染。
人:リング状の赤みとかゆみ。
犬:円形脱毛・フケ・皮膚のはがれ・弱いかゆみなど。
クリプトコッカスとともに免疫系が弱っていたり皮膚が湿った状態が長いとかかりやすい。


【蠕(ぜん)虫(多細胞の寄生虫)】
◇ウリザネ条虫症
人:下痢、腹痛など
犬:通常は肛門周りを痒がる程度
別名サナダムシ

◇エキノコックス症(4類感染症) --人に対する危険性が高い--
これは北海道以外はほとんど心配ないでしょう。
人:潜伏期間が10年など長く、重ければ死亡です。
これと狂犬病の二つだけが、「感染犬を診た獣医師が届け出る」病気です。

◇回虫症
感染動物の体液・排泄物から直接伝播。
人:目に出ると失明なんてことにもなるなかなか怖いものです。
もっともポピュラーでクラシカルなものですが油断大敵です。手洗い必須。
犬:元気な成犬は軽症。数が多いと太鼓腹・食欲はあるのに痩せてくるなど。
母犬が持っていれば幼犬に胎盤感染します。
回虫に限らず子犬に寄生虫がいると、せっかくの予防ワクチンの効果が得られません。

◇フィラリア症
蚊が媒介。
人:世界で数十例だが犬糸状虫が感染した例もあるそうです。
犬:感染初期は無症状ですが皆さんご存知の通り致死率の高い感染症です。
これだけは定期的な予防(駆除)でほぼ100%防げます。


【原虫(単細胞の寄生虫)】
環境媒介(水系汚染)。
◇クリプトスポリジウム症(5類感染症)
人:水様下痢、腹痛、倦怠感、食欲低下、悪心。
コクシジウムの一種で不衛生な繁殖所の出身犬がよく持ってます。

◇ジアルジア症(4類感染症)
ほとんどクリプトスポリジウム症と似てます。


◆もう一つ大切な事◆
※狂犬病については1957年以降『日本では』発生していませんが、
現在も世界中で年間3万とも5万ともいわれる感染死亡者(ヒト)のいる
もっとも恐ろしい感染症で、現段階では予防接種率を上げ続けることが必要です。

コメント(1)

ライム病に関して補足させてください。

ライムという名称は米国コネチカット州で最初に多数の症例が報告された土地の名ですが、
多くの野生哺乳動物や、殊に渡り鳥等の野鳥に寄生するダニが媒介するため、
全世界に伝播したと考えられている人畜共通感染症です。
専門家が少ないこともあり、駆除対策が遅れたために日本全土に広がった後で、
慌てて感染症予防法の改正が行われました。

病原体は、ボレリア-ブルグドルフェリという、スピロヘータに似たもので、抗生物質で治療できます。

我が国ではマダニの一種であるシュルツェ-マダニが刺咬の際にボレリアを含む唾液を注入することで
感染し、数日後、慢性遊走性紅斑という特徴的な環状の発赤が皮膚症状として認められますが、
気付かないことも多いようです。

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