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THE 感動する話コミュの環境問題

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地球の環境は近代になってから変わってきています。
例えば、小学校で習ったと思いますが酸性雨という雨があります。

ヨーロッパでは1960年代以降、酸性雨が原因でヨーロッパ全体の森林の3割、湖の2割が死滅しました。

酸性雨の主な原因は車や工場から出る硫黄酸化物や窒素酸化物が大気中で硫酸等に変化するのが主な原因です。日本でも酸性雨の被害は出ており、古くからあるお寺や神社等も酸性雨によって被害を受けています。

このままのペースで酸性雨が降り続けると日本の湖にいる魚たちはあと30年後には絶滅すると言われています。

日本政府は対策を練って、実行しています。工場から出る物に対しては脱硫装置など最先端の有害物質除去装置が取り付けられる事が義務化されています。
ただ車の排気に関してはまだまだ技術が追い付いていないのが現状です。

そして日本だけが対策を練っていても意味はありません。酸性雨は風に乗って大陸からもやってくるからです。そして日本の車から出る排気物も風に乗ってハワイやニュージーランドに行き酸性雨となります。

地球規模での取組みが必要なのですが現実の所、経済等では国レベルで協力していますが環境では各国が別々に取り組んでいるというのが現実です。
酸性雨が無くなれば花の色の彩度が2段階上がるとまで言われています。

つまり今の花の色は本当の花の色ではない、という事です。
僕はこれを初めて知った時、なんだか泣きそうになりました。

そういう環境問題に取り組んでいる人達の中でカナダにセヴァン・スズキという人がいます。日計4世です。彼女は覚えている人もいるかも知れませんが1992年にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開かれた

『地球環境サミット』

が開かれることを聞き『私たち子どもこそがその会議に参加すべき』と自分たちで費用を貯め『地球環境サミット』の会場へ行きました。

NGOブースでのねばり強いアピール活動が実を結んだ結果、サミットの最終日の最終スピーチでセヴァンは『子ども代表』としてスピーチするチャンスを得ました。

12歳にして大人を圧倒させた感動的なスピーチは

『リオの伝説のスピーチ』

として、世界中で紹介されることとなりました。

以下、スピーチ訳全文です。


こんにちは、セヴァン・スズキです。エコを代表してお話しします。エコというのは子供環境運動(エンヴァイロンメンタル・チルドレンズ・オーガニゼェーション)の略です。カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、今の世界を変えるためにがんばっています。

あなた方、大人たちにも、ぜひ生き方をかえていただくようお願いするために、自分たちで費用をためて、カナダからブラジルまで1万キロの旅をして来ました。


今日の私の話には、ウラもオモテもありません。なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のため。自分の未来を失うことは、選挙で負けたり、株で損したりするのとはわけがちがうんですから。


私がここに立って話をしているのは、未来に生きる子どもたちのためです。世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。

太陽のもとにでるのが、私はこわい。オゾン層に穴があいたから。

呼吸をすることさえこわい。空気にどんな毒が入っているかもしれないから。

父とよくバンクーバーで釣りをしたものです。数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまで。

そして今、動物や植物たちが毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。それらは、もう永遠にもどってはこないんです。

私の世代には、夢があります。いつか野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。

でも、私の子どもたちの世代は、もうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか?あなたがたは、私ぐらいの年齢の時にそんなことを心配したことがありますか。


こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるようなのんきな顔をしています。

まだ子どもの私には、この危機を救うのに何をしたらいいのかはっきりわかりません。でも、あなたがた大人にも知ってほしいんです。あなたがたもよい解決法なんてもっていないっていうことを。


オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう。

死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。

絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。

そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのかあなたは知らないでしょう。


どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。


ここでは、あなた方は政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。

でも本当はあなた方も誰かの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、おじなんです。そしてあなた方の誰もが、だれかの子どもなんです。


私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。

そうです50億以上の人間からなる大家族。いいえ、実は3千万種類の生物からなる大家族です。

国境や各国の政府がどんなに私たちを分けへだてようとしても、このことは変えようがありません。私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつにして行動しなければならないことを知っています。

私は怒っています。でも、自分を見失ってはいません。私は恐い。でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私は恐れません。


私の国でのむだ使いはたいへんなものです。買っては捨て、また買っては捨てています。それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の国々と富を分かちあおうとはしません。

物がありあまっているのに、私たちは自分の富を、そのほんの少しでも手ばなすのがこわいんです。

カナダの私たちは十分な食物と水と住まいを持つめぐまれた生活をしています。時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの持っているものを数えあげたら何日もかかることでしょう。


2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。ひとりの子どもが私たちにこう言いました。


『ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べ物と、着る物と、薬と、住む場所と、やさしさと愛情をあげるのに』


家もなにもないひとりの子どもが、分かちあうことを考えているというのに、すべてを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。


これらのめぐまれない子どもたちが、私と同じぐらいの年だということが、私の頭をはなれません。どこに生れついたかによって、こんなにも人生がちがってしまう。

私がリオの貧民窟に住む子どものひとりだったかもしれないんです。ソマリアの飢えた子どもだったかも、中東の戦争で犠牲になるか、インドでこじきをしてたかもしれないんです。


もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために使えばこの地球はすばらしい星になるでしょう。私はまだ子どもだけどこのことを知っています。


学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。たとえば、


・争いをしないこと
・話しあいで解決すること
・他人を尊重すること
・ちらかしたら自分でかたずけること
・ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
・分かちあうこと
・そして欲ばらないこと

 
ならばなぜ、あなたがたは、私たちにするなということをしているんですか。


なぜあなたがたがこうした会議に出席しているのか、どうか忘れないでください。

そしていったい誰のためにやっているのか。それはあなたがたの子ども、つまり私たちのためです。

あなたがたはこうした会議で、私たちがどんな世界に育ち生きていくのかを決めているんです。

親たちはよく

『だいじょうぶ。すべてうまくいくよ』

といって子どもたちをなぐさめるものです。あるいは

『できるだけのことはしてるから』とか

『この世の終わりじゃあるまいし』とか。

しかし大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ使うことができなくなっているようです。お聞きしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。


父はいつも私に不言実行、つまり、なにをいうかではなく、なにをするかでその人の値うちが決まる、といいます。

しかしあなた方、大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。あなたがたはいつも私たちを愛しているといいます。

しかし、私は言わせてもらいたい。もしその言葉が本当なら、どうか、本当だということを行動で示してください。


最後まで私の話をきいてくださってありがとうございました。

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