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THE 感動する話コミュの盲導犬と社会

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盲導犬、僕も調べるまでは一般的な範囲でしか盲導犬の事は知りませんでした。
調べれば調べるほど彼らがいてくれる事に感謝の気持ちでいっぱいになります。

自分なりに調べたつもりですが間違った部分あれば訂正しますのでメッセ下さい。

まず盲導犬は生まれる前から盲導犬になれるかどうかの基準があります。
その基準は両親が健康でかつ大人しい犬同士の子どもであるという事です。

そして無事に生まれた子犬は生後2か月になるまでは母親や兄弟たちと一緒に過ごします。そして2カ月が経ったら子犬はそれから1歳になるまでの約10か月間をパピーウォーカーと呼ばれるボランティアの家庭で他の犬たちと同じように愛情を受けながら育ちます。

この時期がなぜ設けられているのかというと子犬に人間社会がどんな物なのかを感じてもらうためにあります。電車や車の音、雨や雪、人混みなど人間社会で様々な経験をするために、色々な場所に一緒にでかけ、人間と生活する事で味わう喜びを経験してもらいます。

たまにはふつうの犬の様にいたずらもしたりして子犬は家族と共に様々な経験や出会いをする中で、社会や家庭の中で暮らすためのルールを学んでゆきます。

その過程で、人間に対する親しみと信頼感が築かれ、将来目の不自由な方との生活がスムーズに送れるようになるのです。

そして1歳を過ぎるとその家庭とも別れて、いよいよ盲導犬になるために訓練センターに入ります。

訓練では人と関わることを楽しみながら犬に『GOOD』という言葉の意味を教えてゆきます。人が求めることが出来たら『GOOD』と褒める、それを繰り返す中で犬は『GOOD』と褒められることが楽しいことだと学習していきます。

さらに、シット(座れ)、ダウン(伏せ)、カム(来い)、ヒール(左につけ)、ウェイト(待て)といった指示(コマンド)を出し、そのとおりに動いたら『GOOD』と褒め教えてゆきます。

こうした訓練を DE(Dog Education= 犬の教育)と呼んでいます。

DEは、単に犬の教育ということだけではなく、犬とのコミュニケーションを通じて信頼関係を築くための非常に大切な訓練です。訓練期間を通じて毎日、また盲導犬となった後にも行われます。

厳しい訓練というよりも、毎日コツコツと楽しい作業を通して、盲導犬として大切なことを覚えていきます。

そして何週にもわたりテストを繰り返して適性を何度も確かめて認められた犬たちが盲導犬としてパートナーの所に行くという事です。

みなさんが町で盲導犬で出会った時はどうしてますか?
犬を見るとつい声を掛けたくなる衝動にかられるのは僕だけじゃないはずですから触ったりなでたりしたくなると思います。

ですがそうする事で盲導犬は集中力を失うそうです。なので町で見かけた時は出来る限り遠くから見守ってあげましょう。

ここまで盲導犬の事を知識として紹介しました。
今回本当に書きたかったのは、ある新聞記事の話です。
人間として悲しくなりますが同時に人間で良かったとも思える話です。


待ち合わせ場所は、福岡市・天神のデパート前。携帯電話のメールに夢中の女性の横を、ヘッドホンをした若者が自転車ですり抜けた。人込みの中を無事、来られるだろうか。ハラハラしていたら、女性がゆっくりと歩いて来た。盲導犬が寄り添っている。

『すいません。寄り道していたら遅れちゃって…』

この日、待ち合わせたのはある全盲の女性。

福岡市営地下鉄の車内で、全盲の女性が連れていた盲導犬の顔に乗客がマジックでいたずら書きをした−。取材先で耳にした話を「デスク日記」(5月18日付朝刊社会面)に紹介したところ、読者の方からメールや便りをいただいた。

『そんな人がいるのが悲しい』

『盲導犬が人間嫌いになったのでは』

『社会的な不満や疎外感のはけ口を自分より弱いものに向けているとしたら、犯罪の凶悪化と土壌は同じだ』

心無い行為に対するやり切れなさが文面ににじんでいた。

被害に遭った女性の連絡先も分かった。傷ついたであろう彼女に読者の思いを伝えたい。電話して5月末に会った。

福岡県鞍手町の栗田陽子さん(38)。盲導犬はラブラドルレトリバーのパール(メス、5歳)だ。

 栗田さんは4月17日、福岡市内の動物病院でパールを診せた後、天神に向かうため地下鉄に乗った。パールから空いている席に誘導された。

『犬が邪魔になるかもしれませんが、すいません』

栗田さんは両脇の乗客に声をかけた。

左隣の人がパールの頭を何度も触っている気配を感じた。抵抗しないよう訓練されている盲導犬。

栗田さんは

『犬は仕事中なんで、やめてもらえますか』

と言ったが、反応はなかった。

いたずらを知ったのは地下鉄を降りた後、立ち寄ったデパートだった。店員がパールの目と鼻の下に書かれた黒いマジックの線を消してくれた。

地下鉄、天神の雑踏。パールの顔に気付いた人はいたかもしれないが誰も声を掛けてくれなかった。

『悔しい。車内で直接、注意するのは勇気がいる。でも、せめて私に教えてくれたら…』

取材に応じたのはこんな思いをする人を増やしたくないからだ。

『沈黙していれば、いたずらはエスカレートするかも。ほかの盲導犬のユーザーに被害が広がらないためにも、わたしの体験を社会が共有してほしい』

未熟児網膜症だった栗田さんは、26歳のころ光を失った。

福岡県宮若市の病院で鍼灸師として働く。週末に高速バスで天神を訪れ、買い物や食事をするのが楽しみだ。いつもパールがそばにいる。

『私とパールだけでは街を歩けないんです。今、いる場所を教えてもらったり…。知らない人から助けられながら歩いています』

初めての飲食店で、よそよそしい空気を肌で感じ、席を離れることもある。

『盲導犬を知らない人や犬が苦手な人もいますから。ある程度の距離感を保って、お互い譲り合いながら暮らしていければいいんですけどね』

最近、評判のレストランで食事をした。店を出るとき、

『盲導犬っておとなしいですね。ホスピタリティーの勉強になりました』

と店主から声を掛けられた。パールと一緒に行ける店が増えると思うとうれしくなった。

デスク日記で

「『犯人』も『目撃者』も悔やんでいると思いたい」

と書いたことを栗田さんに告げるとこう答えてくれた。

『でも私は、そんな人たちにもどこかに優しさがあるって、信じたいんです』


以上です。

僕も、人はイヤな部分よりも良い部分の方が圧倒的に多いって信じてます。

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