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秘密の園〜幻想少年少女の物語〜コミュの投稿作品集 -光 〜それは甘い夢のように〜-

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コメント(3)

「甘い甘いあめ、キラキラのアリ」

降り注ぐあめ
とてもとても、甘いあめ

お口を上に大きく開けて
感じるあめは冷たくて
味がなくて
美味しくないけれど……

でもそんなこと、関係ないの♪

空から降る降る甘いあめ
コップにたくさんためて
飲んでみたら砂糖水

地面に落ちたらアリさんが
喜んで
甘い滴にうたれて
全身砂糖の味
水たまりはご馳走の湖で
アリさんにとっては
極上でとても幸せな日々

でも太ってぷくぷくになるのは、勘弁ね。

今日も降る降る冷たいあめ
コップにたくさんためて
飲んでみたらあめの水
甘くなくて美味しくはないけれど
明るい灯火を浴びて
綺麗に輝く姿は
とても幻想的で素敵なものなの

甘い甘いあめ玉を頬張って
眺める空に
雲の隙間から照らすお日様の光
キラキラ輝くあめの滴に
浴びて輝く、小さなアリのお星様


「私、君と瓜二つの私」

もう一人の私
私と瓜二つの君

今日も二人で歩いていく

一緒に手を繋いで
お揃いのお洋服を着て

今日も行くわ
  おばあさまのお家まで

片手に甘いお菓子の入った鞄を持って
片手にたくさんのお話が眠っている絵本を持って

一緒に名前を呼ぶの
  おばあさまの素敵なお名前を

おばあさまが入れてくれた紅茶のそばに
私の手作りのお菓子を並べて
椅子の上でゆっくりしているおばあさまに
私が書いた絵本を手渡して

お茶会をするの
  もちろんマスターは、おばあさまよ

おばあさまのお話を読む声を聞きながら
おばあさまの淹れた紅茶と君のお菓子をいただきながら

今日もゆっくりと流れていくの
  三人だけのお茶会のひと時が

からっぽになった鞄を胸に
おばあさまの横に寄り添って
読み終えた絵本を片手に
おばあさまの横に寄り添って

 三人でお昼寝をするの
   甘い時間に浸るように
     でも時間はあっという間に過ぎていくの

 これで楽しいお茶会もお終い。。。

二人仲良く手を繋いだままおばあさまに手を振って
今日もありがとうって、おばあさまにお礼を言って

おばあさまとお別れ
  けして寂しくないもん
 だってまた明日も
おばあさまに会えるのだから
ずっとお別れじゃないから

「おばあさま、また明日ね」
「Doll」

木漏れ日差す窓辺に
揺れる椅子
私を乗せて
貴方様の御傍で
静かに詠うの
貴方様を愛しく想う詩を

鳥籠で詠う
カナリアさんの詩は
いつも綺麗で 優しい
まるで私みたい
でもね、カナリアさんがとても羨ましい
貴女は声を持っているから
それに声を持たない私は
静かに 音のない詩しか詠うことが出来ないから
貴女がとても羨ましい……

私は生身のない 空の人形
だけどね
けして心がないわけじゃないわ
生身の人間には見えない
明るくて、強い心が
空の体の中で輝いているの
だから抱いて 私の大好きな人
私を作ってくれた 大切なお父様
私の肌は冷たくて 綺麗な死体みたいだけど
あなたのぬくもりを感じるだけでも
私は幸せで 本物の人間になれたような気になれるの

今日も貴方様の御傍で
静かに詠うの
貴方様の事を想う詩を
カナリアさんの音色に合わせて
詩を詠うの

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