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暇人の暇人による暇人のための曲コミュの2009年7月

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今月はフジロックありますねー。多分オレはいけないけど…

コメント(12)

今月(8月号)の『rockin'on』を読んで思ったこと…

前々から予想していたし、ちょいちょい兆候はみられていたんですけど、今月大きな変化がありました。

どういうことかと言うと、全体的にアメリカのインディーに傾いてきたってことです。

そもそもこの雑誌のロックの歴史観ってイギリス中心の歴史観だったんですよね。それは去年出版された『Best 500 Albams』見れば明らかです。まぁ別に『Snoozer』にしても『Crossbeat』にしてもイギリス中心であることには変わりないんですが…なんで、日本のリスナーはロックであるとかインディー・ロックってのはイギリス中心のものだと思っているんじゃないでしょうか。まぁオレはそのイギリス中心の歴史観ってのが大嫌いなわけですが(もちろんいいバンドもいる)…

それなのに上に挙げた3つの雑誌は、何の断りもなしにアメリカに傾倒しつつあります。せこいですよね。「私達は間違っていました」と素直に謝って欲しいです。

具体的に『rockin'on』が何をしたかを書きたいと思います。


一つめ。今月号で「究極のインディ・アルバム100」という特集をしています。驚くべきことにその100枚のうち、アメリカのアーティストの占める枚数は57枚です…ちなみにイギリスは38枚、それ以外で5枚の計100枚です。びっくりじゃないですか?
恐らくここで挙げられているアメリカのインディ・アルバムって普通の『rockin'on』読者にとっては馴染みのないものがかなり含まれていると思います。例えば、Black FlagであるとかHusker Du、Replacements、Galaxie 500、Minor Threat、The Apples In Stereo、Neutral Milk Hotel、Joanna Newsomなどなど、挙げればきりないです。

さらにもっと言うと、2000年代以降のみを見てみると、アメリカ18枚に対して、イギリスはたったの6枚(Libertines、Franz Ferdinand、Block Party、Arctic Monkeys、Radiohead、M.I.A)です。
普通の『rockin'on』を初めとする日本の雑誌の読者にとって、2000年代と言えばロックン・ロール・リバイバルですよね?どの雑誌もそのムーヴメントを激烈におしていましたし。でもたったの6枚って…しかもロックン・ロール・リバイバルと関係のないRadioheadとM.I.Aを除くと4枚っていう…誰も2000年代はアメリカの時代だなんて聞いたことないはずです。
これは読者に対する裏切り以外のなんでもないですよ。



二つめ。今月号では「ニューゲイザーって何なんだ!?」って特集もしてます。
ここではNo Age、Deerhunter、Parts & Laborという3つのバンドが大きく取り上げられていますが、3バンドともアメリカのバンドです。ちなみにこのコミュではずいぶん前に3バンドとも紹介しています。全部去年アルバムをリリースしたバンドです。もっと早く紹介しろよって話ですよね。

あと、個人的には「ニューゲイザー」って言葉は大嫌いです。だいたい彼らはそんなに単純じゃないし、そういうジャンルに括られるバンドじゃありません。


…まぁまたいつものぼやきだと思っててください。

個々から先はメモというか、これからの参考のために、紹介されていたアメリカのインディーアルバム57枚を年代順に書いておこうと思います。

1980
Dead Kennedys 未紹介

1981
Black Flag 紹介はしてないけど、この前ダイナソーの時に軽くふれた
Josef K 未紹介

1983
R.E.M ふれたようなふれていないような…

1984
Husker Du この前ダイナソーの時にふれた。そのうちまた紹介する予定
The Replacements 未紹介。そのうち紹介する予定

1986
Bad Brains 未紹介。そのうち紹介する予定。

1987
Bad Religion 未紹介。予定もない
Butthole Surfers ふれたようなふれていないような…

1988
Dinosaur Jr. ついこの間紹介した
Pixies 紹介したことはないと思うが、何度もふれてる
Sonic Youth 紹介したことはないと思うが、何度もふれてる
Beat Happening 未紹介。そのうち紹介する予定

1989
Galaxie 500 未紹介だが、ふれたことはあると思う。そのうち紹介する。
Nirvana 未紹介。でも大好き。
Minor Threat 未紹介。そのうち紹介する予定。
Nine Inch Nails 未紹介。ふれたことはあると思う。そのうち取り上げなければ…


Galaxie 500 / Fourth Of July



↓Joy Divisionの‘Ceremony’のカヴァー。ちょークール。
http://www.youtube.com/watch?v=suxw2FcpKpI

つづく
1990
Mudhoney 未紹介だがふれたことはある。
Daniel Johnston 未紹介。そのうち紹介する。

1991
LFO 未紹介。気が向いたら紹介する。
Operation Ivy 未紹介。予定もなし

1992
Pavement 未紹介だが、何度もふれている 
Green Day 未紹介


Pavement / Range Life



つづく
1993
Liz Phair 未紹介、そのうち紹介する予定
The Breeders 未紹介、ふれたことはある、そのうち紹介する予定

1994
Beck upはした
Superchunk 未紹介。そのうち紹介予定
The Jon Spencer 未紹介。そのうち紹介予定

1995
The Apples In Stereo 未紹介。そのうち紹介する可能性大
Sleater-Kinney 未紹介。紹介するかも。
Red House Painters 未紹介。紹介する可能性大

1997
Elliott Smith 未紹介。ふれたことはあると思う。そのうち紹介すると思う
Yo La Tengo なぜか未紹介。ふれたことはある。そのうち必ず紹介する。
Modest Mouse 未紹介。そのうち紹介。


Yo La Tengo / Little Honda (Beach Boysのカヴァー)



つづく
1998
Tortoise 未紹介。ふれたことはある。そのうち紹介する
Neutral Milk Hotel 何度か紹介済み

1999
Jim O'Rourke 未紹介だが、何度かふれている。そのうち特集するかも
Death Cab For Cutie 未紹介。まぁ有名だし
The Get Up Kids 未紹介


Neutral Milk Hotel / Two headed boy



つづく
2000
Godspeed You! Black Emperor ふれたことはあると思う。レーベルはKrankyでDeerhunterと一緒
The Strokes 未紹介。ふれてはいる
Fugazi 未紹介。いつか必ず紹介する。

2001
The White Stripes 紹介済み

2002
Bright Eyes 未紹介。ふれたことはあると思う。気が向けば紹介する

2003
Cat Power 未紹介。耳元でささやかれたい
The Postal Service Death Cab For Cutieのメンバーによる別プロジェクト。そのうち紹介するかも
Sufjan Stevens 去年のクリスマス含め何度か紹介した

2004
Arcade Fire David Bowie特集した時に紹介した
TV On The Radio こっちもDavid Bowie特集の時紹介した。

The Postal Service / Such Great Heights



Death Cab For CutieのBen Gibbardとエレクトロ・アーティストDntelによる、エレクトロニカの手法を用いつつゆる〜くポップな曲を生み出すユニット。こちらの成功によりDeath Cab For Cutieも有名になり現在の地位を築いた。

つづく
2005
LCD Soundsystem 未紹介。ふれたことはある
Clap Your Hands Say Yeah 未紹介。ふれたことはある
Devendra Banhart 未紹介。ふれたことは何度かある

2006
Joanna Newsom 紹介済み。かわいい

2007
Battles 未紹介。ふれたことはあると思う

2008
Fleet Foxes 何度紹介したかわからない
 
2009
Animal Collective 今年の初めに紹介
Antony And The Johnsons 去年のVelvet Underground関連と今年の初めにも紹介


Animal Collective / My Girl

くどいかもしれませんが、またBeckによるVelvet Undergroundのカヴァー。

Beck / Femme Fatale

Yo La Tengo / Nothing To Hide



何回か前にもupしたYo La Tengoの新曲。かっこいい。
フランスのテレビ番組に出演した時の映像らしいです。単なる音楽番組のはずなんですが無駄にカメラワークこってるので、普段ルックス的に優れていない彼らがかっこよく見えちゃいます。
今秋にリリースされる12thアルバムに収録される予定です。

彼らはどの作品でも極上のノイズ・ポップを鳴らしてくれているんですが、いつもモードが違って楽しませてくれているので、次作はどういうテンションでくるのか楽しみにしてました。今年の春にはCondo FucksというYo La Tengoの覆面バンドで昔のストレートなガレージ・ロックのカヴァー集を出していたので、次は逆にまったり系でくるのかなって思ってたんですが…上の曲を聴く限り、アッパーでシンプルに攻めてくるみたいですね。まぁ1曲だけ聴いただけなんで正確なことは言えませんけどね。

キャリアが長いんでとっつきにくいかもしれませんが、現在最も信頼できるベテラン・バンドの一つなので、ちょっとずつでも聴いていくといいと思います。
彼らについてはそのうちまた詳しく紹介すると思います。


おまけ↓
Yo La Tengo / You Can Have It All
http://www.youtube.com/watch?v=aWr6Ep8N3OU

上の動画見て彼らをかっこいいと思ってしまった人、だまされてはいけません。2000年のフジロックの映像なんですがこっちが彼らの素顔(?)です。
ロックはファッションでやるべからず。この前までupしてきたロッキン・オンの優良アーティストを見てみると、ほとんどがロックをファッションでやってないことに気付くはずです。
Wilco / You And I



アメリカのシカゴ出身のバンドWilcoの7枚目の新作“Wilco (The Album)”に収録されてる曲です。この曲では、カナダ人の女性SSWであるFeist(‘1,2,3,4'がiPodのCMで使われていたのでみんな知ってるはず→http://www.youtube.com/watch?v=fZ9WiuJPnNA)も参加してます。

結論からいくとこのアルバム素晴らしいとは言わないまでも、中々良かったです。少なくともここ最近のアルバムでは一番好みです。

彼らは2002年、プロデューサーにJim O'Roukeを向かえて“Yankee Hotel Foxtrot”という大傑作アルバムを残しているんですけど、その後の2枚というのはそれを越えようという意気込みで作るものの失敗しまってるといった印象を与えるもので、聴いていて少し痛々しかったです(まぁそれでもグラミー賞とったりしてるんですけどね…この賞ってホント当てにならない…)。

ちなみにこのJim O'Roukeという人は、「音の魔術師」とか言われる天才音楽家で、自身で音楽を作るだけでなく多くの名作をプロデュースしたりしています。間違いなく90年代後半以降のアメリカのオルタナティヴ・シーンにおける最重要人物の一人です。一時期日本に住んで、みんなの大好きなくるりのアルバムも手がけたことがあります。まぁ彼の話はこんなもんにしときます。どうせまた機会があるときに書くと思うので。

で、今回のWilcoの新作にはJim O'Roukeは関わってません。それでどういう音楽になったかというと、“Yankee〜”より前の初期の作品、特に“Summerteeth”に近い音になったような気がします。まぁそれが彼らのやるべきことなんですよね。自分はその頃の音楽も好きなので、今作もしっくりきたんだと思います。


99年にリリースされた3rdアルバム“Summerteeth”から2曲ほどupしとくので、気に入った人は是非聴いてください。

Wilco / Via Chicago
http://www.youtube.com/watch?v=OU2v5fi23VI

Wilco / I'm Always In Love
http://www.youtube.com/watch?v=Z3tWXQbTpbM
Woods / To Clean



以前(4月24日)紹介したことがありますが、やっぱりいいのでもう一度紹介しときます。まだいまいち知名度が低いみたいなので。

このバンドは、Vivian GirlsやCrystal Stilts、Wavvesなんかが以前在籍していたレーベルWoodistのオーナーを中心とするバンドです。なんでそこらへんが好きな人は気に入るはずなんですが…
まぁ詳しいことは以前書いたものをみてください。

それとVivian Girlsは9月に2ndアルバムをリリース&来日が決定してますね。東京では2公演あって、その一つはSECOだそうです。
2ndアルバムに収録される新曲がここで無料で手に入ります↓
http://rcrdlbl.com/artists/Vivian_Girls/track/When_Im_Gone
先日、Vivian GirlsとWoodsのことを書きましたが、なんかViVian GirlsのヴォーカルとWoodsのメンバーの一部とがThe Baybiesというバンドで新しく音源を出すとか出さないとか…

で、もう一つ大型コラボの話です。

Atlas Sound / Walkabout (feat. Noah Lennox)


DeerhunterのフロントマンBradford Coxによるソロ・プロジェクトAtlas Soundの10月にリリースされる2ndアルバム “LOGOS”に収録される曲です。この曲でAnimal CollectiveのメンバーPanda BearことNoah Lennoxが参加しています。ちなみに上に使用されている画像(アートワークになる予定)はBradford本人です。

現在のアメリカのインディーを牽引する2バンド(DeerhunterとAnimal Collective)のコラボレーションです。是非聴いてみてください。
Neil Young / Rockin' In The Free World



鬼の形相。この人はいつでも怒ってる。

Neil Young / Heart Of Gold
http://www.youtube.com/watch?v=Eh44QPT1mPE

Neil Young / Imagine
http://www.youtube.com/watch?v=Z3T8xr274q8

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