ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

マルシン CG 友の会コミュのBenge 7x の事

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
日記に書いたものですが、こちらのサイトにも載せるようにしました。

この楽器の来歴については、正山師及び eBay の売主の方々より貴重な情報を頂戴しております。最初に御礼を申し上げたいと思います。

まず楽器の性状をアタシの拙い分析ですが、記すことにしたいと思います。

楽器の作り:

1970 年代後半或いは、1980 年代初頭の製品なので、所謂オールド物、ビンテージ物と呼ばれる一群の Benge の手作り感はありません。最高の評価をしたとしても丁寧な作りの工業製品という感じです。たまたま、1960 年代後期の Early Elkhart 製の Bach 37/25, 1974 年製の Yamake (Schilke) B5b を持っていますが、それらの作りと大差ない感じです。作りの丁寧さでは、最近の製品ですが、Marcinkiewicz CG モデルの方が、良いと言えると思います。

各部:

唾抜きは、メインチューニング・スライドの一箇所だけ。ピストンケーシング間の繋ぎ管は直線的なもの。長いストローク(=実際に長い)のピストン・ステム。バルブ・ガイドは、金属製。ピストン・ボタンは碁石をより丸くした玉というか粒と呼べるもので、一般のそれよりも小さいので感覚が違います。個人的感想ですが、ピストン・ボタンを叩く感覚はこちらの方が優れていると思います。旧式のタイプライターのキーを思い浮かべて下さい。

ボアは、公称 .470 ですが、Marcinkiewicz CG (.470) との現物合わせでは、微妙に小さい感じです。実際、マルシンのチューニング・スライドは Benge 7x に入らず、逆に Benge 7x のスライドはマルシン本体に入ります。勿論、金属の厚みがありますから軽々に結論は出せませんが、では、これは実際は、.470 の公称値に対して、.468 しかないのでは?といった疑問も湧いてきますが、ミリ・メートルで言えば、.470 と .468 の差は、僅か 0.0508 mm なので、筆者には判らないというのが本音であります。ベルは、7x という製品名とは反対に小さいです。マルシンよりも小型であります(海外のサイトでは、big bell と書いてあるものも散見されますが、実際は違います)。またベルはかなり薄く、マルシンと比べても薄いです。
昨夜、洗っている時に管体を指で擦ると、「ワォ〜ン、ワィ〜ン。」と管体が鳴く(共鳴)のであります。ベルのみならず、楽器全体が薄く作られているのだと思います。従って、一般の gig bag では、ヘコミ等の心配があります。それくらい繊細な管体です。
これは、アタシが一番こだわった点ですが、この楽器、ベルが極端に軽いので、重量バランス(重心)が、ピストンケーシングよりも手前に来ます。釣りで言えば、手元調子(!)の楽器です。

吹奏感:

当然の事ですが、筆者が所有するトランペットの中では、Marcinkiewicz CG (.470) に一番似ています。息は入る感じですが、適度な抵抗感があります。*MS10 マウスピースとの組み合わせでは、中低音域が太く、管体全体が振動するような感覚があります。また、高音域のスロットが判りやすいと思います。音色は、薄く、軽い、、と思われがちですが、銀メッキのせいか、不要な振動(共振)が抑えられ、シックな、、、まぁ、個人差がありますから止めておきましょう。倍音成分が多い感じの音色で、これには、管体の薄さからくる共振もあるのだと思います。楽器の重さが、一概に高音域の出方を左右するとは思いませんが、管体の薄さと軽さが精神的に大量の息を吹き込むといった意識から楽器を鳴らすといった意識に変わるのも事実なので、力みとは無縁の楽器なのかもしれませんです。

この楽器の背景:

Benge の創業者である、Elden Benge 氏の逝去(1960 年交通事故死)後、ご子息の Donald Benge 氏が跡を継いでおられましたが、1970 年の暮れに、持分を Leisure Time Industries (LTI) に売却、と同時に、自宅のガレージで作られていた楽器は、LA のダウンタウンで生産されるようになりました。1972 年に LTI から H.N. White Co. (King) に所有者が移り、 Anaheim (ディズニー・ランドがあるところとして有名)で生産が開始されましたが、ベルの刻印は LA のままでした。1976 年の Benge カタログには載っておらず、おそらくそれ以降の生産ですが、1985 年に King と CONN を吸収合併した United Musical Instruments (UMI) 傘下で、製造された可能性も捨て切れないようですが、一応、シリアル No. 44XXX 辺りまでは、 LA Benge の範疇に入れるのが定説となっています。尚、UMI 傘下での UMI Benge としての製造は、1983 年から Ohio 州の Eastlake に移りました。

さて、本 Benge 7x ですが、ご存知の通り、Claude Gordon 氏が (LA) Benge に対し .468 ボアでは無く、.470 のボアを持つ楽器の製作を要請していたのですが、結局、願いは叶わず .470 を後に実現したのは、Selmer (Bach) 社でした。正山師によれば、Benge 側は Gordon 氏の意向を汲んで .470 のプロトタイプを開発はしたようですが(実際に、Stan Mark 氏が、そのプロトタイプを所有している)、会社としての Benge は、King に売却されるそのゴタゴタの最中。で、なかなか製品化まで漕ぎ着けないうちに、CG Selmer が、発売されてしまった、、、。
正確な年代を同定するのは難しいのですが、アタシの Benge 7x は、1982 - 1984 の製造で、CG Selmer の発売は、1981 - 1982 ですから、少なくとも CG の名称を用いることが出来なかったが、もしかすると幻の CG Benge .470 = Benge 7x ではなかろうか?という事であります。
検証するには、 最低 3 つの条件、つまりリードパイプが、F. Besson MEHA 様のものか? ボア・サイズが .470 なるもベルの付け根部分で .466 にチョークされているか?ベルは限りなく薄く作られているか?を満たしているかどうかを調べることですが、少なくとも極薄のベルであることは、確認できますが、、、後は、お愉しみ、、、、ということにしておきます。
(2012/10/11)

コメント(2)

素晴らしいですね!ぜひご活躍されんことを祈っております(^^)
ふくこるねさん、コメント有難うございます。まあ、吹く人間が同じですから、ホップ、ステップ、ジャンプとは行きませんが、吹きやすい楽器であるのは事実であります。軽い楽器がお好きな方には、手放せない魅力がありますですネ!

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

マルシン CG 友の会 更新情報

マルシン CG 友の会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング