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アナタが作る物語コミュの【詩】デバッグプレイ。

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結局の所は僕のパスワードを解読できずに
誰も彼もが面妖すぎる僕のことを嫌った
小さく惨めでどうしようもないこの僕へと
救いをもたらしてくれるデバッグの機能は
エラーランプを灯してログデータを壊す
放っておいてほしいのに叶わないのだ

データの海から見つめた青空の輝きさえ
僕という存在の証明になんかなりやしない
見えるはずなのに見えない僕自身を見つめ
鏡の向こう側の僕は脳みそがバグって
戸惑いと悲しみと欲念の最果ての願いは
僕が愛したすべての世界を呑み込んでゆく

人生というゲームをデバッグしてみた所で
なにひとつ僕を取り巻く世界は変わらない
愛情とエゴイズムばかりが渦を巻いて
次に呑み込むべき獲物を探し続けている
生まれてしまった理不尽という世界図は
ひどく脆くちっぽけでいまにも滅びそうだ

エミュレートされた透明に澄み渡った空に
間違いの欠片をばら撒いてみたとしても
ただ無力感が募るばかりでひどく寂しい
いっそのことこの声が滅びればいいと
何度願って祈ってこころをコピーしたのか
なにもかもが見えなくなったいまでは謎だ

バグがひとつもなくなった記憶の中で
圧縮された言の葉の欠片を解き放つその時
正解のない問題にひとひらの答えが生まれ
きみからもらった思いを取りこぼしゆく
僕に関するログデータはすべて消したが
デバッグの果てにまた生まれたらいいのに

END

その他の詩はこちらから↓
【作品一覧【詩】】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=3656165&id=79208059

コメント(8)

>>[1]
自分はなんとなくで難解な単語をよく使いますが、今回もその例に漏れませんでしたね。

デバッグプレイというのは、主にゲーム作りなどの際に、実際に遊んでみることを指します。
それを暗喩として用いたのが今回の作品なのですが、やはり複雑になってしまいましたね。
>>[2]
  私は単純に「バグ取り」のほうが耳慣れた言葉ですかね。
 中学生の息子に「バグ取りに参加しませんかぁ」って某有名ゲームでお手紙が来たんですが。
 行けえ、行けえ、と言ったのに息子は行かなかった。
 祭りは(なんでも)見る側より作る側に回る方が面白いのにね。
 もしかしたら人生もね。わーい(嬉しい顔)
>>[3]
自分は「デバッグ」という言葉の方が好きですかね。
日本語の響きも大切にしたいですが、外国語の耳に残る語感もまた好きですからね☆
今回は英語を使ってみました。
>>[4]
 遅くなってごめんなさい。
 もしかしてバグ取りとデバッグプレイはちょっと違うかもしれない。
「これ、PCを強くしてみたんだけど、試してくれません」って取引先が持って来て、みんなでやって「ざけんじゃねえぞ、強すぎるわ」って意味の事をとても丁寧なビジネス用語にしてお返しした事があります。
 これデバッグプレイだけど、バグ取りじゃないわよね?

 今回は検索せず書いてます。わーい(嬉しい顔)
>>[5]
おそらくニュアンスが違いますよね。
どちらを指すのかは正確には知りませんが、ゲームの場合も「デバッグプレイ」といいますよ。
ゲームのスタッフロールなんかを見るとそう表記されていることがあります。
>>[6]
 うんまあね。私のITの経験て言ったらゲーム関係しか知らないんでかなり狭いわね。
 それも開発のかたとか広報のかたとお仕事しましたって程度なんで。

 単純なバグ取りって事はあんまりなかったような・・・昔の事なんでかなりぼんやりだわ。
 うん、デバッグプレイのほうが正確かも。
>>[6]
 すいません。すいません。感想書いて、目次に追加を忘れてました〜!あせあせ(飛び散る汗)
 先ほど追加しました。

 さみしかった詩の目次がにぎやかになってきました。わーい(嬉しい顔)

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