ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

アナタが作る物語コミュの【詩】いのちの集積場。

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
神様とかいう傲慢な誰かに授かった果てに
両親という現実から受けて僕は生まれた
それは紛れもない事実だし否定はしないが
このいのちに誰かが期待してくれたのか
その点ばかりは年月を重ねてもわからず
こころが重症になりゆくのを感じていた

これは誰もが通りゆく道のりかもしれない
だけど僕はそんなぱさついた日々の中で
こころの大切なあたりを削り売りすぎて
結局はなにも持っていないと錯覚していた
だからある時にふと思ってしまったのだ
こんな僕を愛するのはもうやめにしたいと

自分を愛せない癖にひとは愛していたくて
ではどうしたらいいのかと考えたその末に
僕は僕のいのちをゴミにだすと決めた
中身のわからない半透明のポリ袋に詰めて
朝早くにこっそりと家を抜けて向かった
ゴミ捨て場にはもう数多のいのちがあった

僕のように半透明でないポリ袋に詰めたら
それが大事ないのちだとわかるはずなのに
わざと透明なポリ袋に詰めたものもある
捨てられていたいのちはどれも生々しく
僕がこっそり捨てようとしたいのちすらも
本当は重くてかけがえがないと気づいた

僕は僕自身の愚かさに気づいて嘆いていた
どうしてこんなに苦しみながら死ぬのか
どうして生きることを放棄しかけたのか
いのちを授けた神様の残酷さは知らないが
少なくとも両親を悲しませるその行為は
もう二度と繰り返さないとひとり誓った


その他の作品はこちらから↓
【作品一覧【詩】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=3656165&id=79208059

コメント(1)

コミュニティのみなさん、あけましておめでとうございます(礼)
旧年中は大変お世話になりました(礼)
今年もどうぞよろしくお願いいたします(礼)

というわけで、書き初めの代わりに最新作を公開しておきます。
自分が普段からテーマとしている「いのち」を掲げた作品になります☆

自分は数年前にいちどは自らいのちを絶つことすら考えました。
さまざまな方に迷惑をかけた末、この作品の最後の言葉の通りに、二度と繰り返さないと決めました。
こんな自分でも、心配してくださる方はいるのだと感じたからです。
自分のことを気にかけてくださる方が少しでもいる限り、自分は生きてみようと思います。
この作品に込めた思いはそういうことです。

年の頭から重い話になりましたが、そんな思いを綴ってみました。
少しでもこころに響くものがありましたら幸いです(礼)

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

アナタが作る物語 更新情報

アナタが作る物語のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。