• がん疫学における疑陽性:疫学的謙虚さのお願い JNCIの解説 False-Positive Results in Cancer Epidemiology: A Plea for Epistemological Modesty Paolo Boffetta et al., http://jnci.oxfordjournals.org/cgi/content/full/djn191 オープンアクセス がんなどの病気に関与する仮説を検証するための科学的過程において疑陽性は避けがたい。ヒトがんの原因は良いデザインの疫学データから得られるが、しばしばメディアでセンセーショナルに取り上げられてその後の研究で支持されなかったりして批判される。ここにがんの疫学における疑陽性の事例を紹介し、間違った結果を報告する頻度を減らすための方策を提案する。 疑陽性の例として挙げられているのは農薬成分DDEと乳がんリスク、アクリロニトリルの職業暴露と肺がんのリスクである。いずれも最初の疫学研究で関連ありとされたものが後に否定されている。 疑陽性は偶然生じるものであるが、それに加えて情報バイアスや選択バイアス、交絡因子、出版バイアスなどが関与する。
• アルツハイマー病における食品由来ポリフェノールに関する研究の課題:生物学的利用度、代謝、細胞及び分子レベルでのメカニズム Challenges for Research on Polyphenols from Foods in Alzheimer’s Disease: Bioavailability, Metabolism, and Cellular and Molecular Mechanisms MANJEET SINGH et al., J. Agric. Food Chem. 2008, 56, 4855 4873 http://pubs.acs.org/cgi-bin/sample.cgi/jafcau/2008/56/i13/pdf/jf0735073.pdf レビュー。 食品中のポリフェノールが活性を保った形で脳に到達して神経保護作用を示すかどうかはわからないとしている。