■[論文]米国のミツバチの不可解な減少がオーストラリア由来のウイルスと関連 SCIENCE Volume 317, Issue 5843 pp. 1304 - 1305 Puzzling Decline of U.S. Bees Linked to Virus From Australia Erik Stokstad コロニー崩壊疾患(CCD)として知られる米国でのミツバチの突然の消失に輸入ウイルスが関連する可能性を発見した。この病原体はイスラエル急性麻痺性ウイルスIsrael acute paralysis virus (IAPV)と呼ばれる。 しかし他の可能性も否定されたわけではない。 Scienceにオンライン発表された。 A Metagenomic Survey of Microbes in Honey Bee Colony Collapse Disorder http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/1146498
EurekAlertではプレスリリース5本を掲載 Online Bibliography for Honey Bee Study Published by the Journal Science http://www.eurekalert.org/bees/ 高解像度画像や音声も提供
■[添加物]バター風味電子レンジポップコーンに関する新しい情報についてのFEMAの声明 Comments of the Flavor and Extract Manufacturers Association of the United States on New Information on Butter Flavored Microwave Popcorn 4 September 2007 http://www.femaflavor.org/downloads/PressReleases/FEMA_Statement_9407.pdf FEMAは強いバター風味の電子レンジポップコーンを大量に食べたことにより重い呼吸器系疾患になった可能性があるという患者についての新しい情報について懸念している。この情報は国立ユダヤ医学研究センターからFDA、CDC、職業安全衛生管理局OSHA、EPAに報告されたものである。 この新しい情報では強いバター風味の電子レンジポップコーンを毎日数袋作って蒸気を吸入していたことと呼吸器系疾患の発症に関連がある可能性を示唆している。バター香料にはジアセチルが含まれる。この情報はポップコーンを食べることによるリスクを示唆するものではない。 ジアセチルは長い間香料として使用されており、FDAが使用を認めている。ジアセチルは天然にバターやミルク、チーズ、果物、ワイン、ビールなどの各種食品に含まれる物質で、「バターのような」風味を与える。 電子レンジポップコーンに使用されるバター香料は、その使用法の特徴と消費者の好みから他の香料に比べて使用量が多い。ユダヤ病院が述べているように、この患者のポップコーンからのジアセチル暴露が病気の原因と確定したわけではない。しかしながら念のためFEMAは製造業者に対し、バター風味の電子レンジポップコーンに使うジアセチルの量をできるだけ減らすことを推奨する。 FEMAは香料製造における呼吸器の健康問題については積極的に対応してきた。FEMAの「香料製造業における呼吸器の健康と安全」報告書は以下から入手できる。 www.femaflavor.org.