食品安全情報blog　mixi支局コミュのトランス脂肪のモニタリング結果及び管理方案

■トランス脂肪のモニタリング結果及び管理方案
（2005.05.27）
http://www.kfda.go.kr/cgi-bin/t4.cgi/intro/hot_issue.taf?f=user_detail&num=107&page=&s_type=&word=

一部加工食品中トランス脂肪の実態を調査した結果、マーガリン及びショートニングなど加工油脂で 100g当たり平均 14.4±10.2g, ビスケット類で 2.8±2.1g, チョコレート加工品で 3.2±2.4g, スナック類で 1.2±2.2gのレベルで検出された。
トランス脂肪はマーガリン及びショートニング等加工油脂やこれら成分を原料として製造した食品及び反芻動物の脂肪中に含まれる脂肪の一種である。液体状態の植物性油を固体化するために水素添加(Hydrogenation)する過程中または食品を油で揚げる等高温で処理する時生成したり、反芻動物の肉や脂肪中にも存在する。これらトランス脂肪は飽和脂肪と同様にヒトの健康に悪影響を及ぼすLDL-コレステロールを増加させヒトの健康に良い HDL-コレステロールを減少させることで大量に摂ると心臓疾患を誘発する可能性がある物質として研究・報告されている。
食品医薬品安全庁は、今回のトランス脂肪の含量調査結果はアメリカ等調査結果と同様であるが、炭水化物及び野菜を主とする韓国の食生活では脂肪の摂取量がアメリカ、EUなどより少ないため直接的に消費者の健康上悪い影響を及ぼすほどではないと発表している。消費者の健康にはバランスのとれた食生活が何より重要であることを強調した。
ただし食品医薬品安全庁は飽和脂肪の過剰摂取と同じくトランス脂肪の過剰摂取は心臓疾患の発生と関係があ食品医薬品安全庁は韓国食品工業協会の主導の下に民・官共同専門委員会(T/F)を構成し、加工油脂の改善と代替品(replacer)の開発・活用等低減化のための相互情報交換と自主的モニタリングを実施するなど自主的低減対策を講ずるように誘導する。
韓国の食生活の中でトランス脂肪酸の含量が高いことが予見される食品に対してはモニタリングを拡大実施すると同時にこれら成分を取ることによる消費者の健康影響評価を科学的に実施してその結果と推移を検討して改善法案を用意する方針である。