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俺と伝説のニーランチャーコミュの148

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148

俺が風呂に入って、真昼間のベッドに潜り込み、目覚めて夜、台所のテレビをつけると地球の裏側ではえらい事になっていた。

「地球狭いな・・・」

俺はそう呟くと新聞を読む。

「あれ?牧人って新聞なんて読んだっけ?」
「・・・まあ、必要とあらば。」

七美はそう言うと、台所を立ち去った。
そして、すぐ戻ってきた。

「どうしたの?」

新聞から目を上げると七美が俺を見ていた。

「夫婦の時間を作ろうと思って。」
「何かやりたいことある?」
「新聞読んでていいよ。私、台所で何かするから。」
「いいよ、何かいっしょにしようよ。」

七美は首をひねった。

「ラーメン食べにいこうか。」
「いいよ。」

俺と七美は厚着すると、夜もすっかりふけた住宅街を歩き出した。

「寒いな。日本。」
「日本って、なんで?」
「最近、外国行く用事が多いんだ。」

そういえば、俺は七美に最近何をしているか話していなかった。

「観光じゃないよ。危なくて近寄れないようなところばっかりだ。」
「それって牧人も危ない目にあってるってことじゃない?」

俺はどう言っていいものか考えた。

「・・・俺はそんなに危なくないかな?」

そう離していると、家から一番近いラーメン屋についた。
家に食べ物がなかったりしたときによく来た覚えがあるが、最近はご無沙汰だった。
ちょうど一番広い通りへ出てすぐのところだ。

「いらっしゃい。」
「こんばんわぁ。」

俺は会釈しただけだったが、七美は快活そうな声で挨拶をした。
客は他に一人いるだけで、一番奥のテーブルでラーメンを食べながら週刊誌を読んでいる。
どう見ても樋口の父親にしか見えなかったが、向こうが気付いていないようなので声をかけるのはやめた。
ラーメンは相変わらず可もなく不可もなくといった感じだった。
それを七美は「おいしい」といって喜んで食べた。

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