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David Bowie/デヴィッド・ボウイコミュのボウイさんが新しい著書を出版予定

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9月末に、ボウイネットで公式に確認された情報です。

未だ日本語ではどこにもニュースになっていないようですので、一足先に私がこちらで紹介します。

ボウイさんが、'Bowie: Object'というタイトルの著作を執筆中とのことです。

発売日は未だ公表されていません。

その内容は、ボウイさんの保存ファイルから、100個の物の写真を紹介し、彼のファンのみならず、ポップカルチャーに関心がある全ての人々が、ボウイさんの創作過程と、ボウイさんの現代ポップ音楽への影響についてより深く理解する機会を提供しようとするものだそうです。

又、本書に掲載される写真には、ボウイさん本人の洞察力に溢れる機知に富んだ個人的な説明が付くとのことです。

さらに、本書は何種類もの色で出版される予定だそうです。
(「ドリアン・グレイの肖像」の影響でしょうか?)

ボウイネットでは、一足先に、100個の物の中の一つ目が紹介されています。(9月26日のニュース)
それは、'Kirlian Photograph Machine'という装置の写真と、それを使ってボウイさんが制作した作品です。つまり、「熱探知カメラ」という装置で、コーラを飲む前後に、人差し指の指先に十字架を付けて撮影した写真です。コーラを飲むと、末梢血管の血流が減り、指先の体温が下がるため、撮影結果が違うというものです。この作品は、先日発売された'Station to Station'のデラックスボックスの小冊子にも使われています。

一見すると、普通の芸術作品だけれども、実はとても科学的な実験をしたものなんですね。
コーラって体を冷やす怖い飲み物なんですね〜。
こういう物が100個も紹介されるなんて、どんだけオタクな内容に仕上がるのか、私は楽しみで仕方がありません。ボウイさんが、「やっぱりや〜めた!」なんて心変わりしないことを切に祈りたいです。

最後に、NMEの英文記事へのリンクを貼っておきます。
http://www.nme.com/news/david-bowie/53253

コメント(9)

eriwildeさんへ

すばらしい情報をありがとうございます。
一口に出版物といっても、さすが、Bowie!

企画のユニークさも、切り口の深さ、斬新さも、
かつてない内容の本になりそうですね。

日本版は出版されるのでしょうか?気になります。
またもし、続報があったら、教えて下さい<(_ _)>
楽しみだけど今度ばかりはBowieの気が変わらなきゃいいんだけど(^-^;。日本版の出版を切に希望しますm(._.)m
いつも、驚くようなうれしい記事を、教えてくれてありがとうございます!
ちゃんとボウイネットの記事をこまめにチェックしてるんですね。えらい!!!
9月26日のニュースにのってました。いつになるかわからないらしいけど、
出たら、世界中のボウイファン(若い子の熱狂的なファンも大勢いるので)が、
狂喜するでしょう。私も、絶対買っちゃいますハート達(複数ハート)
どうもわーい(嬉しい顔)


何種類もの色で出版されるとのこと、ドリアン・グレイの影響かとありましたが、どこらへんからの影響ですか?ボウイもオスカー・ワイルドも好きなので教えて下さいm(__)m
日本語版の版権、できることなら私も欲しいところですが、これは競争激しそうです。
間違いなく、誰かが出版することになるのではないでしょうか。

オスカー・ワイルドの小説、「ドリアングレイの肖像」に関しては、大学一年の時に1年間、講義の題材でした。
私はそれをきっかけにワイルドにのめりこみました。
ボウイさんの作品も、ワイルドの影響を強く受けていたことを知ったのは、その後のことでした。
私がボウイさんのファンになったのは、中学時代でしたが、ワイルドを学べる大学に通った事は、やはり私にとって必然の成り行きだったのだろうかと思うと、今でも非常に感慨深いです。

さて、ケビンさんのご質問についてですが、「ドリアングレイの肖像」をお持ちでしたら読み返して頂ければ結構ですけれども、10章最後から11章にかけて、皮肉屋のヘンリー卿から、並外れた美貌の持主であるドリアンへの贈り物として、「黄色い本」が送られてくるという下りがあります。ドリアンはその本に耽溺し、パリから追加で何冊も取り寄せ、自分の移ろいやすい気分に合わせて選べるように、様々な色で装丁します。

この本は、ワイルド自身が影響を受けたとして著名な実在する本で、ユイスマンスの「さかしま」というものです。三島由紀夫が「デカダンスの聖書」と褒め称えた著書としても有名です。(デカダンスとは、「19世紀末の既成のキリスト教的価値観に懐疑的で、芸術至上主義的な立場の退廃的な一派」であるとWikipediaでは定義されています。)

日本語版では、渋澤 龍彦の流麗な翻訳が代表的です。私が受けた講義でも、教授がこの著作について触れていたのを覚えています。私は未だこの著書を読んではいませんが、今回のボウイさんの出版話をきっかけに、読んでみたいと思い始めました。

簡潔に「さかしま」のあらすじを紹介します。
「筋書きのない小説」と呼ばれるこの小説は、知識も趣味も低俗なブルジョアたちの挙動を目にするのさえ嫌になった、「引きこもりの30歳過ぎの男性」である主人公のデ・ゼッサントが、郊外の一軒家で「人工的な楽園」を築こうとするという物語です。
彼は文学や芸術に深い造詣を持っており、宝石を亀の甲羅に埋め込んだり、部屋の周りを大きな水槽で囲い、人工の魚を泳がせて、船の中にいるような眺めを丸窓から楽しんだり、オルガンの鍵盤と酒樽の蛇口とを連動させ、気分で選んだ音色と雰囲気が合う酒を楽しむ、というように、様々な珍奇な装飾を凝らします。

ボウイさんが、なぜドリアンを真似して、自分の著作を様々な色の装丁で出版しようとしているのかについて、思いを巡らしたくなります。

ユイスマンスやワイルドに匹敵するような「デカダンスの聖書」の21世紀の類型を執筆し、文学界にその名を残したい、という野心の表れなのでしょうか。

それとも、様々な色の装丁を施したドリアンが、「私はデ・ゼッサントより幸運だ。彼のように、鏡などに映る自分の老化に嘆かなくても良いから…。」と、この主人公に同情する下りがあるように、ボウイさんも、「美貌」という、最も強力な「天才」が、「知性」という「天才」よりも短命であることを嘆いているのでしょうか。

このような出版をしようとするボウイさんの心理を深追いして探ろうとすると、余計な事を詮索しているようで、私は恐怖心を抱いてしまいますが、これが私なりの率直な解釈です。

何はともあれ、この「21世紀のデカダンスの聖書」は、私にとって、今世紀最大の文学的価値を持つ作品になることは間違いないでしょう。
> eriwildeさん

詳しく説明して頂きありがとうございました。


さっそく、ドリアン・グレイを取出し見てみました。この本に関してはマイミクさんから教えられていたものの、探しもせずに忘れていたものでした。「さかしま」興味深いです。


話が変わりますが、英国の作家イヴリン・ウォーも影響を受けたのでしょうか、その本に。亀の甲羅にダイヤで名前かイニシャルを刻ませた下りがあるのです、「回想のブライヅヘッド」の中にです。


あぁ、トピずれですね、すみませんでした。
デビボの昔のPV、Look back in anger.に「ドリアン・グレイの肖像」にヒントを得たようなのがありました。興味を惹かれた方是非ごらんあれ。


ずっと昔からこの本から影響を受けてきたのですね、デビボは。


本、楽しみです。きっと翻訳されるはず。
すごく、楽しみにしています。
私もオスカーワイルドの本はすべて読んでいますので
非常に興味深いところです。
ウィットに富んだボウイの解説も楽しみです。

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