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ハンス・ギュンシュ大尉の副官。コミュの公式設定知らないので脳内妄想劇場です。

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管理人さん、プロット帳として使わないで下さい。ギャフン

***
私は、人外の者どもを集めて、不死身の帝国を創らんとする酔狂な名誉ssの、まだ青年になったかならないかという若い歳の男の屋敷に呼ばれた。
男が言うには、面白いモノが手に入ったので見に来て欲しい、という事だ。私は正直、男の事は好きではなかった。
ただ私が生物学を専攻していて、風変わりなものを収集していただけで一方的に興味を持たれただけだ。私の地位が低かったばかりに、私は逆らえずただ諾々とあの男の夢物語を聞かされていた。
だが、私は心底、その話題は嫌いではなかった。
男は、夢を語る時は、濃灰色の瞳を嬉々として輝かせていた。だが、その目は狂気を孕んだ歪んだ光を放っていた。そして決まって最後に、闘争の話になる。
それは嫌だった。国家全体主義に染まっているこの国が着実に転げ落ちるように一気に狂っていっているが、私はひたすら耐えていた。
臆病だからだ。

男の屋敷に一歩足を踏み入れると、ふと何かの視線を感じた。…射抜くように強い意志の塊。隠れ家というだけあり、室内の灯りは消えていた。
月明かりだけを頼りに視線の先に歩を進める。
引き寄せられるように。静まり返った部屋の中で私の心音が激しく鳴り響く。
廊下の突き当たりの部屋の扉が、僅かに開いていた。視線はその中から向けられている。
扉をゆっくりと開けると、黒い小さな塊が目に入った。
暗闇に慣れた目はやがて、その塊を人間として認識した。少年だった。

暗がりに蹲る彼は、薄汚れて饐えた匂いがしていた。
…否。違う。かつて敗戦国と成り下がり、屈辱的な条約を締結され国力が衰退した国内に、溢れ返った失業者達のそれとは明らかに違う。

…これは、“獣”の。
人間ではない…のか?
私の足は竦む。
敵愾心を剥き出しにして睨みつけるその鋭い眼光は、深紅の光を放っていた。

やはり…違う。コイツは。

喉を噛み千切られてしまうのではないかという恐怖に駆られ、後ずさりしたが、思うように身体は動かない。少年が動き出した瞬間、私は固く目を閉じてへたり込んだ。

と、その時だった。
「辞めたまえハンス!」
あの独特の口調は。夢物語を具現化せんと財産を意のままに使う名誉ss。
そしてこれは。夢物語の…。
灯りがゆっくりと灯ると、少年と男、そして側近達の姿がはっきりと目に入った。
ssの制服ではなく、今日は純白のスーツだった。毛布に蹲るハンスと呼ばれた少年は、痩せ衰えていた。目だけがぎょろぎょろとしていて、とても意志の強そうな眼差しをしている。
きっと身だしなみを整えれば、さぞかし見栄えのする少年だろう。
だが、この男にですら命令は聞くにしても未だ眉間に皺を寄せ、敵愾心を剥き出しにしている様子からして、人間としての生活は困難ではなかろうか。

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