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SONY PFR-V1 LoveコミュのPFR-V1に想う事など

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音響エンジニアのひらめきを製品化したPFR-V1。とんがった、エッジの効いた作品です。
分野を選べば、十分に楽しい音を鳴らしてくれるスピーカー。ヘッドフォン指でOK
私はPFR初号機と呼んでいます。
PFRをめぐる気づき、思いつき、評価、雑感など、書いていきましょう。えんぴつ
お気楽にどうぞ。

コメント(45)

◎ PFRでオーケストラものを聞くと。
 残響成分がなさすぎで、自分がどこの席にいて、オケを聴いているのかつかみづらい。
指でダクト補完残響をつくるか、耳の外後ろに手でカップを作って、残響をつかまえると、
何となく位置が定まる。
 オケがソリスト集団になると、こんな感じ?
◎淡白な音質
 通常装着と指ダクト補完を比べると、通常装着は淡白な、脂抜きしたような音感。
指ダクトあてで補完したばあいには、外部に抜けた音が耳に戻るのか、
音がよりはっきり届く。
本来の音源をいじったわけではないので、残響の影響。
あったほうが音の陰が濃い、脂っこいような、聞き慣れたような音となる。

 淡白なのは、日本人たる技術屋さんの好みの音質なのかもしれない。
 ◎天海祐希さんの歌声が
   一番自然に聞き分けられる。これって個人的に◎。
◎各社の主力機と比べて
  低音域を構造的に弱めた、という特徴をのぞき、
  各社の主力機と比べて、勝るとも、劣ることはない。
  イージーリスニングには向いたヘッドスピーカー。
  
  但しモニターには向かない。
  音の雑味を削いでしまっているから。

  いい味の、超小型スピーカーシステム。

  もちろん、音源、演奏の趣味、録音、美を感じるポイントは、人様々。
◎再生装置の評価って、難しいですよね。
  生演奏を聴いて、再生音が鳴らせるるとして、自分の体験ができたとしても、
 それは、ある一時、ひとつの場所の体験でしかない。
 それでも、その場の熱気を肌で感じているなら、差異の表現にも説得力がある。

  マイクの拾う音、ミキシング、録音器材、物理的、電気的な制約を経て
 やっと再生にたどりついた音響、音楽を聴いて、比べてしまう。

  心象に最も近い音楽が、再生されることを望んでしまう。
 それでいいのだと、言うしかないのでしょう。

  良い装置で再生した音楽は、少なくともその心象、残映を壊すことがなければ上出来。
 録音のみで出来る技術と技と工夫を楽しむのも、すばらしい体験だと思います。

  皆様、どんな気持ちで音楽を聴いていらっしゃいますか?
◎位置設定とスライド調整について
  耳あて部分の位置を調整しないと、パイプが耳を圧迫して痛いので、皆さん調整されていることと思います。
2段階調整が可能な機構ですから、ちゃんと合わせればピッタリとくる。
ただ、ATのように、かぶればOKとはいかない。
気分なのか髪型なのか、乗せる位置は一定とは限らず、常時快適ベストフィットとはならない。
 みなさん、どのように調整されてますか?
◎Webで見える評価について
  プロからは、面白い、音もまずまずとの評価をする人たちが多い。
  演奏家からも、良い評価を得ている。

  一方アマチュアからは賛否両論。
  低い評価をされている方は、きっと使いこなせていない。
  あるいは、音源の質がそんなに高くないのではないか、
  と思える例が多い。

  室内専用装着スピーカーなので、音源は据え置き型も
  考慮されているはず。
  iPod,WalkmanなどのMP3タイプだと、CODEC都合でCDよりも
  音質は落ちる。そのくらいの装置だと、そのくらいの音ですよ、
  と鳴らしてしまう位はできる、PFRは精緻な装置。
  その意味ではモニター的。

  ただ極低音領域は、気前よく、構造的に減衰させてしまった
  ので、モニターには向かない。
  高音主体のバイオリンなどは、その演奏を精緻に気持ちよく
  鳴らしてくれる。
  軽いので、長時間リスニングにも向いている。

  位置合わせにかなり凝った、頭部装着装置なので、位置が
  合わないと、薄めの低音がさらに薄くなる。
  
  そんな凝った再生装置なので、一般受けよりも、玄人受けの良い
  ヘッドスピーカーなのか、と思う。
  私の聴く音源には、極めてよくマッチする再生装置です。

  皆さん、どんな感想をお持ちですか。?
◎低音の影響について
  ダクトパイプを伝わって、届いてはいるが、物理的に減衰させている。
  指を耳に添えるだけで、残響、低音が着ていることがわかる。
  PFR−V1では、低音を強めに出そうとすると、
  高めの低音が、響いてくるように思う。
  つまり、極低音は、出てこない。
  ようなので、そのつもりで,楽曲を鑑賞すること。

  かなり、質の高い音をだしてくれるものとは、思います。
  軽いし、蒸れないし、位置合わせがうまくいっていれば、
  気持ちよく鑑賞できる再生装置です。 
  
◎気楽に聴ける再生デヴァイスとして
  一定以上の再生音質が確保できるなら、軽くて、疲れないヘッドフォンがいい。
  耳近スピーカーとしてPFRは有効な装置
 ◎耳タブ耳をひっぱってダンボにしてみると
  高音で減衰した部分、低音で減衰した部分が、耳の中に入ってきます。
  音量もさわがしいくらいになる場合がある。

  もしかしたら、耳の形、耳たぶの大きさなどでも、人によって聞こえている音が
  かなり違っているのかもしれません。
  生コンサートでも、同じことが言えます。
  持っていった耳と体で聴いているのですから。

  これから先は、購入者それぞれの耳の形にあわせた、オーダーメイドヘッドフォン
  の世界がくるのかもしれません。
  クオリアに続く、超プライベートオーデイオ?

  耳たぶひっぱりダンボが簡単にできるのもPFRの特徴です。
  どなたか、やってみて感想など、載せてくださいな。

  It's a interesting SONY! です。
 ◯PFRを鳴らせない方もいるオーデイオ装置

  確かにいろいろと、いじって工夫しないと、いい音を聴きとれない事になる。
  ここに参加されている皆さんは、そういった工夫好きなオーデイオファンの皆さんが
  多数いらっしゃいます。

  素性のよい再生装置でも、設定を失敗すると、ちゃんと鳴らない、ちょっと痛いと
  素直に感じさせて、教えてくれる。
  そんな趣味性の高い、わかりやすい音響装置。

  価格コムでは、鳴らない例が記載されています。
  きっとオーデイオテクニカの冠り式のように、ただ冠ればピタリ、とは
  絶対にならない、と言い切れる装置。

  音質は、好みにはまれば、他にはあり得ない鳴り方。上質だと思います。

 ▼参考▲
   装着、設定に失敗していると思われる投稿が価格コムにあります。
  鳴らせない人には、つまらない装置と言わしめてしまう。
  勿体ないことです。
    http://bbs.kakaku.com/bbs/20466511061/#8508325
http://it.nikkei.co.jp/digital/column/asakura.aspx?n=MMITer000020062006

◯麻倉 怜士(あさくら れいじ)氏の言う、名機

(1)「本物の高級品」だけが持つAV機器 3つの条件

<拡大>
高級AV機器販売店「サウンドクリエイト」の店内
 素晴らしい映像、素晴らしい音楽を再生するオーディオ・ビジュアルの高級機器には、他を睥睨(へいげい)する圧倒的な存在感がある。それは本物だけが持つ、神秘的なオーラといってもいい。オーディオ・ビジュアルを志したからには、そんな神々しい高級品をいつかは、ぜひ我がものにして、ホームシアターの中核に据えたい。本特集では、そんなマニアの夢の製品をソース機器のDVDプレーヤー、信号増幅機器のアンプ、最終的なユーザー・インターフェイスである音のスピーカー、映像のプロジェクター/スクリーンの各分野で紹介していこう。
■優れて文化的な存在であるか
 高級品が成り立つ条件とは何か。オーディオ機器に例をとろう。高級品は得てして高価格だが、単に価格が高いだけのものは、「高価格品」であって、それだけでは「高級品」とはいえない。私は、その製品が「高級品」を名乗れるには、3つの条件があると思う。 第1の条件は「優れて文化的な存在であるか」どうか。つまり固有の文化を背負っているか――である。
 オーディオ機器は音楽を再生する道具である。道具であるなら、そこに込められた作り手の思いがあるはずだ。さらにはその民族、国民性も道具のしつらえに反映しているに違いない。高級品の愉しみのひとつは、そんな作り手のメッセージを読み、民族性や国民性を感じ、味わうことにある。高級品であるならば、その製品がつくられた国の文化、つくられた会社の文化、つくられた時代の文化が必ず反映されている。技術や音づくり、絵づくり、デザインといったトータルなものづくりのプロセスは、文化なしには成り立たないからだ。
 例えば真空管の時代には、真空管の性能を最大限に発揮し、素晴らしい音楽を聞かせてくれるアメリカのアンプ製品がたくさんあった。当時のアメリカの強大なる国力が、高性能な真空管をつくり、それを使って高音質なアンプをつくり、音楽を感動的に再生する……というトータルな社会的、文化的、そして産業的なシステムがあった。その申し子が、マッキントッシュなどのアンプの名機だった。
 現代の名ブランドがスコットランドのLINNだ。技術的な水準の高さと同時に、高い音楽性が涵養(かんよう)されるのがLINN製品の特質であり、それは今日まで成長してきた過程の中に、秘密がある。LINNは現在ではレコードプレーヤー、カートリッジから、CDプレーヤーやアンプ、スピーカーなどトータルなオーディオメーカーとして、すべての分野で非常に評価が高い。

LINNのレコードプレーヤー「LP−12」
 その原点は34年前の、ブランドの嚆矢(こうし)となった創業時のレコードプレーヤー「LP−12」にある。音楽情報が封印されているレコードからいかに多くの情報を引き出すかを徹底的に突き詰めて開発されたものだ。ここで開発のポイントは、エンジニアリングと音楽性だ。LINNが本拠を置くグラスゴーは産業革命で重要な役割を果たした土地柄だ。その時代から脈々と伝えられている技術の伝統が、初陣のレコードプレーヤーに優れたエンジニアリングを与えた。
 具体的に言うとそれは鋳造技術の力だ。その技術をレコードから最大の音楽情報を引き出すことに、縦横に活用した。LP−12は、今でも現役の製品である。高級品には必ずその文化が透けて見える。われわれをして感動させるハイクラスな音の背後には、文化的、歴史的、社会的な背景があるのである。

■作り手の顔が見えるか
<続き>

■作り手の顔が見えるか
 「高級品」を名乗れる第2の条件が、「作り手が見えるか」だ。作者が音や映像にこだわって製品を作っているかどうか。心をこめてものをつくっているかどうか。私は「作り手の顔が見える製品」という言い方をしている。この音楽はこう聴けなければならないという確固たる信念を持って、事に当たっているか。その信念を曲げることなく、実現するために素材を吟味し、レイアウトを吟味し、配線を吟味し、様々な技術的側面をクリアし、自らの立てた目標を実現させる……それはとても人間的な所作である。そんなこだわりの心がユーザーの魂を揺さぶるのである。作り手には自分の信じた音をユーザーに届ける喜びがある。ユーザーにしてみると、作者の音楽的な切り口を味わうことも愉しみのひとつである。

エソテリックのマスタークロック・ジェネレーター「G-0s」
 「結局、時間のかけ方ではないですか。高級品の存在価値って……」と、我が国で最高のDVDプレーヤー、CDプレーヤーをつくるエソテリックの経営者は、私にこう言った。「いかに開発に長い時間をかけられるか。音質のチューニングをいかにとことんまでやれるか、それこそが勝負だと思いますね。時間をかけられないと、途中で妥協し、ナチュラルさから意識的に離れ、メイクアップをしがちになります。でも、それじゃ決して本物の音にはなりません」。

 こんなこだわりを長い間保ち続け、良い仕事を積み重ねると、ブランドが確固たるイメージを持つようになる。世界のオーディオ界で尊敬されているブランド、例えばスコットランドのLINN、イングランドのKEF、B&W、アメリカのマッキントッシュ、マークレビンソン、JBL……は一朝一夕にイメージが高まったわけではなく、良心的なそして音楽的なものづくりを何代も重ねて、評価を高め、世界的に人気も高めてきた。
 単にマークがついているから価値があるのではなく、マークを支える人たち、ものたちの何十年にもわたる音作りの努力の結晶がブランドのイメージになった。そんなブランドの価値を正しく認識して、醸し出す音の中にある独特な切り口を味わうというのが、高級品オーディオの愉しみだ。
■音に感動性があるかどうか
 高級品の条件の3番目は、音に感動性があるかどうか。オーディオ機器は音楽を聴くための道具だ。大事なのは「音」を発することではなく、「音楽」を再生することである。サウンドが低音から高音まで満遍なく均一なレスポンスで出るとか、弱い音から強い音まで歪み無く出るとか、音の流れに遅延が無くスピーディーに音が展開していくとか……は音についての評価軸であって、大事なのはオーディオ機器が発する信号の中に「音楽」がどれだけ含まれているかどうか。感興がどれほど色濃く再現されるかどうかが大事なのである。

<拡大>
KEFのメインスピーカー「MODEL 207」
 私は「音楽性」という言葉を使う。音楽を作曲した人の思い、楽譜を見て解釈して演奏する人の思い、演奏をマイクにとってミキシングしてパッケージに仕立てる音楽製作者の思い……と、限りない「思い」がパッケージメディアには詰まっている。その思いを過不足なく自然に、強制したり押し付けたりすること無く、ナチュラルな形で再現させるか……という音の出方をして私は音楽性のある音といっているのである。
 例えば、前述したLINN製の最高級CDプレーヤー「CD−12」。我が家のオーディオルームに入って5年近くになるが、いまだ、毎回、CDを再生する度に、これほどの豊かな音楽エネルギーが、ディスクに収録されていたのかと、改めて感動するのである。

 音楽の神がCDというパッケージメディアに宿り、その霊験あらたかなる音の体験を、毎回、味わわせてくれるのである。本当のCDの音がいかに凄いか、このプレーヤーで初めて体験できるのである。
 では次回から、そんな神のような製品を各分野で紹介しよう。
◎爽快さが特色?
  PFRの良さの一つだと思います。
  音の良さ、スピーカーユニットの素性の良さを耳に最短で届けようとする装置。
  様々なスピーカー、ヘッドフォンがあるなかで、際立つ特色だと思います。
  皆さん、いかがですか。
◎エージング
  単体、ブースターなしでも音質、音量が満足できるくらいの事でしょうか。
  高音よりの精緻な感じ。
  耳たぶダンボで、音質調整。
  低音が独特なのは、ひとつの特徴。
  皆さん、いかが?
◎軽くて、きれいな良い音がする。
 雑味の少ない音質。
 耳当て位置調整だけ少しデリケート。フィットしてしまえばあとは聴き放題。
 PFR-V1、良いニアフィールドスピーカーフォンです。るんるん
◎パワーのある再生装置につないで、吉。
  ブースターがついているくらいなので、
  単体だけでの能率は、それほどないスピーカー。
  メリハリのある音を出すには、ある程度の出力能力のある
  再生装置につないで鳴らしたい。

  パワーアンプの出力が少ないと、ちまちました音がするのだが、
  しっかり鳴らせば、メリハリの効いた、素直な鳴り方をしてくれる。指でOK
◎だんだん暖かい?蒸し暑い?季節になってきました。
PFRの特色の一つ、耳を覆わずに涼しく聴ける季節です。
皆さんのPFR活躍してますか?
◎音楽、読書に良い季節。
 みなさんのPFRは活躍してますか?
 耳たぶの形までチューンして完成させる、面白いヘッドスピーカー。
 音と装着感は良好。爽快な音響。
◎付属ブースターの活用

 能率の低いヘッドフォン、主力の弱い再生装置の組み合わせには、ブースターの利用が効果的。
 PFR-V1でなく、別のヘッドフォンにも十分有効。
 単四2本駆動で、見た目より重めですが、使い勝っては十分。
 本体よりも活躍する機会は多いですね。
 本体は、屋外では使えないですもんね。音量も見た目も。
どうも。

僕も付属ブースター、たまにer-4sで使ってます。邪道と言われそうですが…
ちゃぴーさん おはようございます。
ブースターだけでも、SONYさんのこだわり製品。
常用されるとのer-4s、再生装置と相性が良いと、力を発揮してくれるのでしょう。
良い音で聴くための装置と工夫。指でOK
梅雨ですね。
 普通のヘッドフォンでは汗あせあせ(飛び散る汗)
 こんな時にはPFRが活躍。
 エアコン環境なら、なお良いですが(笑)
 みなさんの愛機、活用してますか?
モーツアルトをPFRで。
軽快さがよくマッチ。指でOKヘッドフォン
デジタルAudioと相性の良いPFR
 秋になり、音楽とすごす時間も増えてきました。
 ポタアンをつけると、PFRは、しっかりと鳴ってくれます。
 いかがでしょう。ぜひお試しください。

 駆動パワーがあれば、しっかりと音楽を聴かせてくれるPFR。
 おもしろい機械です。ヘッドフォン指でOK
http://ocharaku.jp/sound/
時代は変わる。SONYも変わる。
SONYから、革新的な製品が売り出されたらしい。
http://mixi.jp/home.pl?from=global#!/diary/7839913/1939830104

マグネットの素性の良し悪しなど、すっ飛んでしまいそうな、デジタル製品のようです。
検証記事
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/20150309_691795.html

ソニー“高音質”microSDカード開発者に質問をぶつけた
“数値の無いグラフ”詳細も。安定性/品質保持の取り組み
(2015/3/9 12:01)


 先日、ソニーから「音質にこだわったmicroSDXCカード」としてSR-64HXAという製品が3月5日に発売された。AV Watchでも発表日にすぐニュース記事として掲載された結果、TwitterやFacebookなどを通じて、すごい勢いで拡散されていったが、大半の人は「オーディオのオカルトネタ」という反応になっていた。「デジタルメディアで音が変わるはずがない」、「こんなオカルト製品を出して、ソニーは大丈夫なのか……」といったものばかりだった。


SR-64HXA
 実は、筆者がこの記事に気付いたのは、発表されてから半日近くなった夜遅くだったが、それまでの間にTwitterなどを通じて複数の方から「ソニーの高音質メモリーカードが本物なのか調べてほしい」といったメッセージが届いていたのだ。これのオーディオ特性を測定して検証するのは、非常に難しいそうだが、ソニーがまったく効果がないものを製品化するとも思えない。まずは真相を掴むため、ソニーに話を聞くのがいいだろうと編集部を経由して連絡したところ、すぐに取材OKの返事が返ってきたのだ。

 どうしてこんな製品を開発したのか、音が変わるという根拠はあるのか、SR-64HXAの開発に関わった4人に話を聞いてみた。対応してくれたのは、SR-64HXAのプロジェクトの責任者である麻生伸吾氏、商品企画担当の後藤庸造氏、開発設計のプロジェクトリーダーである佐鳥謙一氏、そしてハイレゾ対応ウォークマンZXシリーズなどの音質を担当しているエンジニアの佐藤浩朗氏の4人。佐藤氏を除く3人はデバイスソリューション事業本部ストレージメディア事業部のメモリーメディア商品部に所属しており、普段は音とは関係なく「より大容量、より高速で、信頼できるメモリーメディア」を追求している部署の人たち。さっそく、いろいろと話をうかがった。


左から、デバイスソリューション事業本部 ストレージメディア事業部の後藤庸造氏、同事業部の佐鳥謙一氏、ビデオ&サウンド事業本部 V&S事業部 佐藤浩朗氏、デバイスソリューション事業本部 ストレージメディア事業部 麻生伸吾氏
「メモリーメディアで高音質」はなぜ始まった?
――うかがいたいことはいっぱいですが、まずは、なぜソニーが「高音質なメモリーカード」なるものを開発することになったのか、その経緯、キッカケを教えてください。



商品企画担当の後藤庸造氏
後藤:「ソニーだからできる、新しいメモリーカードの提案」これが、常に我々が製品を企画する上で考えているテーマであり、単純にメモリー容量が増えていくというのとは違う価値が付加できないだろうか……という中から出てきたのが、今回の製品のアイディアです。記録、読み出しにおける質の改善。これによって音質に差が出せるのであれば、メモリーだけを手掛けているメーカーにはできない、まさにソニーだからこそできる製品だと考えました。




SR-64HXAのプロジェクトの責任者である麻生伸吾氏

今回の製品のアイディアです。記録、読み出しにおける質の改善。これによって音質に差が出せるのであれば、メモリーだけを手掛けているメーカーにはできない、まさにソニーだからこそできる製品だと考えました。




SR-64HXAのプロジェクトの責任者である麻生伸吾氏
麻生:毎年、各事業部から新しい製品企画に関する意見を出すのですが、「音がいいストレージ」、「音がいいメディア」というのはこれまでもよく出していたテーマです。またこうした内容に対して事業部をまたいだディスカッションを行なっているのですが、昨年の夏ごろ、「本当に音が変わるぞ」ということが分かってきたので、これに取り組んでいこうということになったのです。




メモリーカードからの改善のアプローチ。電気的ノイズとは、不要輻射など、可聴域外に発生するノイズを指す
――カセットテープなど、昔のアナログメディアであれば、その素材によって音質が変わるというのは明らかでしたし、誰もがその違いを認識できました。でも、デジタルでデータ的な変化が一切起こらないシリコンメディアで「音がいい」という発想は突飛ではないのでしょうか?

麻生:確かに、これまでは、我々もシリコンメディアにおいては著作権管理などを中心に取り組んでおり音の品質については「デジタルだから変わらないだろう」ということを前提に物事を考えていました。そういう意味では、「音がいいメモリーカードを作る」などという発想すらなかったのが事実です。まさにTwitterなどでみなさんが発言されているのと、まったく同じ感覚でしたし、もともとそういう立場でいたのです。



開発設計のプロジェクトリーダーを務めた佐鳥謙一氏
佐鳥:事業部内のエンジニアは、みんなそういう考えでいましたから、今回の発表で、多くの方が疑問に思っているのは当然だと思います。ところが、事業部間でのやりとりの中、ウォークマンZXの部隊にいる佐藤さんから、「メディアによって音が違う」という話をはじめて聞いたときには「ホントかよ!?」と思ったのが正直なところです。

――なるほど、同じソニーとはいえ、半導体を扱うメモリーメディアの部署では、もともと、「メモリーメディアで高音質を」といった考え方があったわけではないのですね。

麻生:事業部としてはストレージ全般を扱っている部署であり、光ディスクにおいては「音匠」といったものも出しているため、音への追求という意味では初めてではありません。CDやDVDなどはデジタル記憶をするメディアとはいえ、かなりアナログ的な要素が多いですからね。でも、さすがにシリコンメディアにおいては、そういう発想がありませんでした。

――ところが、ウォークマンの音質を見ている佐藤さんからすると、メモリーメディアによって音に違いがある、と。
――ところが、ウォークマンの音質を見ている佐藤さんからすると、メモリーメディアによって音に違いがある、と。



ハイレゾ対応ウォークマンZXシリーズなどの音質を担当している佐藤浩朗氏
佐藤:今年2月にウォークマンの高品位モデルであるNW-ZX2を発売しました。また昨年末には、NW-A10というハイレゾ対応のウォークマンを出していますが、それぞれにmicroSDスロットを搭載し、外部メディアを使っての再生もできるようにしました。その開発過程で、音のチェックを行なっていたのですが、内蔵メモリーで再生するのと、microSDを使って再生するのでは、明らかに音が違って聴こえたのです。あまりにも差があるので、これはさすがにデータとして可視化できるのではないか……と、周波数特性やSN、ダイナミックレンジ特性、THD+N特性など測定してみたのですが、やはりなかなか違いは見出せませんでした。ただ、聴くと明らかに違いがあるので、もっと検証するために、メモリーメディア商品部に声を掛けたんですよ。

佐鳥:佐藤さんからのオーダーがあったので、内部で使っているパーツの違うもの、ファームウェアの異なるもの、などいるいろと分類した上で、提供しました。中には、中身は同じだけど、色の違うものなどもお渡ししました。細かく分けていったので30種類以上はあったでしょうか……。



試聴テストに使われたmicroSDカードの一部。実際は30枚を超えるカードを聴いて試したとのこと
――実際、違いはあったのですか?

佐藤:はい、かなり音に違いが出ました。もちろん私一人が聴いたのではなく、部署のメンバー、大勢で聴いてチェックしたのですが、同様でした。驚いたのは、カードの色によっても違いがあったことですね。

――さすがに、中身が同じで、microSDの色で違いが出るとなると、ちょっと信じ難いですね……。

佐藤:もちろん、これも測定結果には出ないので、電気屋としては非常に悔しいところではあるのですが、周りのメンバーも同様の感想をいうので、間違いないのだと思います。ただ調べてみると、色によって塗料に金属粉が異なる配分で混ぜられているので、こうしたものが何らかの影響を及ぼしているのではないか……と考えました。



佐鳥氏(左)と佐藤氏(右)の間で、多くのやり取りがあったという
佐鳥:正直なところ、当初は私も疑ってかかっていたのですが、佐藤さんだけでなく、みなさんにインタビューしたところ、同じ傾向のことを言うので、やはりそうしたことがあるのだろうと確信しました。私自身、オーディオに長けているわけではないのですが、佐藤さんに指摘されてから、聴いてみると私でも差が分かるようになり、これは商品化の可能性がありそうだと思うに至りました。

――仮に音に違いが出るとしても、それは部材やメモリーメディアの設計による違いなのでしょうか?単に個体ごとのバラつきだということはありませんか?

佐藤:私も最初、そう思いました。ところが、同じ構成のメディアを複数個ずつ提供してもらっていたので、それを聴き比べてみると、やはり同じ種類であれば同じ音がするし、違うものだと差が出てきます。そうした中、音がいいものを選択していったのです。

――ここでいう、音がいい、音が悪いというのはどういう意味なのですか?

佐藤:測定上のSNに差があるわけではないのですが、硬い音のもの、柔らかく優しい音のものなどあり、柔らかく優しい音のほうが、本来の音に近いと感じています。CDも最初の頃は硬い音であり、「やっぱりアナログレコードのほうがいい」などと言われていました。これは技術的に未熟だったこともあって、そうした問題が起こっていたのですが、技術の進化とともに、CDの音質も向上してきています。メモリーメディアの場合、これまで無視できるレベルのものでしたが、ハイレゾの登場によって、より細かな領域まで音の違いの認識ができるようになった結果、こうした細かな違いが目立って見えるようになってきたのだと思います。

話題になった“数値の無いグラフ”が示すものとは?
話題になった“数値の無いグラフ”が示すものとは?
――ここでぜひお伺いしたいのが、記事などにも出ていたグラフです。測定できないという話なら、なんであんなグラフがあるのかを知りたいですし、そもそもあのグラフに数値が出ていないので、「胡散臭い」という声もネット上で多く上がっていたように思います。少し説明していただけますか?



製品発表時にソニーが示したグラフ
麻生:いろいろな事情もあって、しっかりした見せ方をしなかったのが疑いを呼んだ要因だったかもしれません。ただ、これは社内の検査設備のあるところに持ち込んで測定した結果なのです。具体的にはソニーイーエムシーエスですね。当初は誤解を招く可能性もあるから公開することもやめようか、という話も出ていたのですが、一つのアピールポイントにはなるだろうということで、少しボカした形で公開したのです。ちなみに、これより上の周波数は携帯電話の領域に入ってくるので止めています。

佐鳥:ご覧いただくと分かるのですが、横軸が周波数ではありますが、単位はMHzとなっています。つまり、そもそも可聴範囲のものではありません。したがって、ここで示したノイズが、直接耳に聴こえるというわけではないのです。

――なるほど、横軸の線の間隔を見ると、指数グラフになっているのが分かりますね。携帯電話領域以下ということは……、なるほど、一番上が800MHzだというのが読み取れますね。縦軸の輻射強度というのはどういう意味なのでしょうか?

佐鳥:輻射強度というのは、点状の放射源からある方向へ時間あたりに放射される放射エネルギーを表す物理量です。これを実際のウォークマンを使って測定したのですが、方法としては、まずウォークマンを3枚におろすような形で基板部分を取り出し、その基板上にあるmicroSDスロットに測定対象となるメモリーカードを刺します。この際、実際にハイレゾサウンドを再生しながら、測定したのですが、形状的には、まさに図のような感じです。つまりmicroSDスロット上にプローブを立てて近傍磁界を測定したのです。グラフにおいて縦軸の数字を出さなかったのは、やはりそこは内部機密的な部分であり、他社にノウハウが漏れないように伏せています。



輻射測定を図示したもの。microSDカードをスロットに挿入し、スロット上の近傍磁界をプローブで測定
従来の「高速メモリーカード」とは異なる技術アプローチも

輻射測定を図示したもの。microSDカードをスロットに挿入し、スロット上の近傍磁界をプローブで測定
従来の「高速メモリーカード」とは異なる技術アプローチも
――こうした測定をした結果、音に違いが出たというのですね。でも可聴範囲でないノイズであれば、本来音に影響はないはずですよね?

佐藤:その通りです。ただ、やはりオーディオの場合、電源回りとか、アナログ回路回りはとても繊細であり、そこに何等かの影響を及ぼすと音に違いが出てくるケースがあります。つまり、このグラフに示したノイズが聞こえているわけではなく、これが周辺の回路に影響を及ぼしている可能性が高い、ということです。

――その可能性はありそうですね。このDigital Audio Laboratoryも、14年前に連載をスタートした時は、「CDをCD-Rにコピーして音は変わるのか? 」というテーマで、いろいろと実験したり、取材したりしていました。その結果、データ上計測はできなかったけれど、確かに音に違いが出ることがあり、その要因は、おそらくCDを読み取る際のサーボモーターの動きから生じる電磁波が、周囲のアナログ回路に悪影響を与えるためだろう……と結論づけた経緯があります。今回の話はそれとよく似ていますね。

佐藤:私も15年ほど前でしょうか、CDについては散々検証しました。サーボの電流がどのように周囲に影響を与えるか、ここでのRFがキレイだと結果的に音もよくなるといったことは、その当時から分かっていたことです。ノイズ対策をして電源を強化する……とっても古典的な方法ではあるけれど、それが結果として音に効いてくるのです。たぶん、そうした経験がなかったら、今回のような発想も生まれなかったと思います。

――当時CDの検証をしていた際に、メディアの状況によって、データ自体は変わらなくても、音が変わることはあるということまでは納得したものの、それなら電源回路やオーディオのアナログ回路を隔離してしまえば、問題は起こらないのではないか、ということ。当時よく評論家が「このメディアは高域がよく伸びるけど、こちらはボーカルがクッキリする」などといったことを言っていましたが、それは個別の機器特有の話であって、メディア全般に言える話ではないのではないか、と疑問に思いました。そこで伺いたいのは、今回の音の検証は何を使って行なっているのですか?

佐藤:これは当時の試作機であった、ウォークマンNW-ZX2やNW-A10シリーズを使って行なっています。このいずれの機器でもメディアを変えると音として似た傾向がありました。

――なるほど、そうだとしたら、SR-64HXAの音がいいというのは、ウォークマンZX2やA10固有の話という可能性はないでしょうか? たとえばPCのmicroSDスロットを使って音楽再生した場合、その影響はかなり小さくなるのではないでしょうか? 「このメモリーカードが高音質」というには、やや無理があるようにも思うのですが、その点はいかがですか?



左がウォークマンNW-ZX2、右がNW-A10

ウォークマンNW-ZX2のmicroSDスロット部

NW-A10のmicroSDスロット部
佐藤:他社製品で厳密なテストを行なったわけではないので、何にでも同じ効果があるといえませんが、スマートフォンでの再生なども含め、同じような傾向の効果はあるようです。もっとも他社製品が何を目指して音作りをしているのかなどを理解できているわけではないので、そこは難しいところですね。
もっとも他社製品が何を目指して音作りをしているのかなどを理解できているわけではないので、そこは難しいところですね。なかには、ぼんやり聴こえていたのが、クッキリ聴こえるようになった結果、そのオーディオ機器としての特性がハッキリ伝わり、悪い印象になってしまうケースもありましたから……。確かにアナログ回路をmicroSDスロットから引き離すというのは手ではありますが、グランドがつながっているとどうしても影響を受けてしまうのは避けらないと思います。

――だいたいの状況はわかりました。先ほどのお話からすると、いろいろある部材の組み合わせの中で、佐藤さんがチョイスしたものが高音質なメモリーカードとして製品化したということですが、ここには技術的に見て、何か特徴があったりするのですか?

後藤:これまで高速メモリーカードを実現する場合の技術的アプローチとしては、コントローラとNANDフラッシュをやりとりするバスを太くし、バスクロックを高速化するとともに、ホストとコントローラ間のバスの高速化ということを行なってきました。それに対し、今回の高音質化では、ホストデバイスで音切れが発生しない範囲でできるだけバスのクロックを下げ、コントローラやNANDのドライバ強度が最適になるように設計しています。例えていえばPCでオーバークロックすると不安定になったり、ノイズを出したりするけれど、クロックをさげれば、フル性能は出せないものの安定するのと同じような考え方です。余裕ある動作をさせて、安定性を高めているということなのです。

佐鳥:では、クロックをとにかく下げればいいのかというと、そうとも限らないのが難しいところです。これは耳で聴いてチェックしていくしかないので、実際に試作品を使いながら、何度も何度も聴覚試験を行なって製品化しています。



高速メモリーカード実現に向けた技術アプローチ

高音質化への技術的アプローチ
――既存のメモリーメディアの中で、音が良さそうと評価されたものを、高音質メモリーとして製品化しているわけではなく、それに合った設計をしているということなんですね。

後藤:その通りです。試聴を繰り返しながら、最適なものへとチューニングしていきました。また、「高音質」を謳った以上、メーカーとしては今後もこの品質を保証していく責任があります。実際のところメモリーメディアでは頻繁にNANDやコントローラが変わったり、ファームウェアやパラメータを新しいものに置き換えたりしています。そのため品番が変わらなくても中身が多少異なるというケースが、よくあるのです。でも、高音質モデルにおいては、勝手に部材を変えるわけにはいかないので、今後もし、何か設計上の変更がある場合には必ず音質チェックもして、現在の品質を保てるような体制を整えています。

「バッファを溜めるとmicroSDの影響はないのでは? 」への回答
「バッファを溜めるとmicroSDの影響はないのでは? 」への回答
――最後にもう一つウォークマンの設計についておうかがいしたいのですが、おそらくオーディオのデータはメモリーメディアから先読みしてバッファに溜めてから再生していますよね? このバッファサイズが大きければ、microSDカードの動作も影響なくなるように思いますが、その辺はどうでしょうか?

佐藤:確かにバッファは置いていますが、コンシューマ機器ですので、それほど大きなサイズではありません。音が途切れたりすることのないよう、ある程度余裕は持たせていますが、それでも1曲丸ごと読み込んでしまうような容量はありません。また、読み終わったらすぐに電源が切れるわけでもないので、どうしてもここからの電磁波の影響は出てしまうのだと思います。

――よくわかりました。ありがとうございました。

 こうしたやり取りの後、実際にウォークマンZX2、ウォークマンA10を用いての試聴をさせてもらった。ここでは、音に関する感覚的な評価をするのはやめておくが、確かに音が違って聴こえたのは事実。これはハイレゾサウンドだけでなくCDのサウンドを再生する際にも違いが感じられた。MP3 192kbpsの音とCDの音の差というほどの違いはないが、ある特定の楽器やボーカルの一部の声質に注目して聴いてみれば、誰でも差を認識できるのではないだろうか? とはいえ、音を確認したのはあくまでもウォークマンでの話。PCを使っての再生や、他のデバイスでどうなのかは、もう少し検証する余地もありそうだ。


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2015年7月
SONYの家電製品として、PFR−V1製品の、部品保管期限が終了したようです。
大手家電屋さん経由にて、修理用備品調達の依頼をしましたが、上記のようです。
修理の仕方、相談してみようかな?
http://ocharaku.jp/sound/profile/

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