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SONY PFR-V1 Loveコミュの業界雑談トピックス

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音楽業界、Audio業界るんるんに関連したことがらなど、書いていきましょう。えんぴつ

コメント(23)

◯ iPhone Girl の話題から
 
生産者の顔が見える携帯として、一部の方面では盛り上がりました。
確かにかわいい、お嬢ちゃんたちが作っているようです。
  http://www.asianoffbeat.com/default.asp?display=1916

PFR−V1:『設計エンジニアの顔が見えるヘッドフォン』といえる。
こんな考えで、作ってみたんだよね。って結構Netで紹介されている。
こういった個性溢れる作品なら、どんどん顔を出して語った者勝ち。
It's a SONY!な製品だから。ヘッドフォン

面白いじゃん、と品質に信頼は勝ち取れる。

なお、エンジニアの部長さんの顔を見たからといって買いたくなるという製品ではない。言うまでもないが。
◯ PFR-V1の感想など
 基本的に良い音だと思う。
 定価が5万強、今の実売でも3万前後だから、数万円台のヘッドフォンとは
 競合する。そして、コンセプトと音質で勝ち残る、価値のある再生機。

 繊細でオープンな音造りをされている。
 モニター機のような、良いも悪いもそのまま出そうというつくりではない。
 良い音を、耳のそばで、しっかりと鳴らし切ろうという発想の再生機。
 Vn、Vocal、アコーステイックな弦ものは得意技。いい音で、音楽にひたれる。

 体感できるような低音の響きが楽しい音源を、これだけで聴こうとするのは、
 そもそものミスマッチ。
 たとえば、このPFR-V1の、音漏れ評価のようなもの。
 開発者インタヴューにあるように、笑って済ませておくぐらいでいい。
 それでも、まじめに答えてしまうところが、やっぱりSONYのエンジニア。
 音漏れって、ハウジングの遮音性なのだから。

 極めて軽い。ただ装着位置はデリケート。
 耳廻りで汗をかかないのは、他にはない特色。
 クラシックを主として聴く方には、十分におすすめできるパーソナルスピーカー。

 新しい領域を開拓する、It's a SONY、と誇れる製品の一つだと思う。
 
◯ It's a Sony にちなんで。
  ユニークなSONYを望む生活者もたくさんいるはず。

  参考として、

http://ascii-business.com/column/brand/061110brand-01.html

2006年11月10日  文●藤森元之

第1回
“It's a SONY”はどこに行った?


ソニーのCFには、タグラインとして“It’s a SONY”が長く使われていた。かつてソニーに心酔し、ソニーブランドの信奉者であった人々の中で、今も“It's a SONY”に共感している人が、はたしてどのくらいいるのだろうか。もしいなくなっているとしたら、ソニーは、この言葉に共感してくれる人々を新しく育てる努力を積んできたのだろうか。

以下、略。
◯ 低音の補い方
 極めて簡単。指を耳のところにもって行って、耳の孔をふさぎ気味にしてみれば、
 バスレフ効果で、ベースの音もちゃんと唸っています。
 
 はずすと、低音不足となりますが、こんな音も楽しいと思える。
 曲に随分と左右されるが、とんがってつくったスピーカー?ヘッドホン?

 面白い装置だと思います。

 万能機なんてつまらん、このが音聴きたいんだ、という壷のある装置。
◯ かなりいい線の評論、座布団3枚?
     http://5-1assyuku.way-nifty.com/blog/2008/07/pfrv1_7d6f.html
◯ 装着方法を、開発者が補足、実演。
 こんなのが、アップされちゃうのがインターネットのいい所。

PFR-V1開発者 山岸さんによる装着方法の実演。 ... PFR-V1開発者 ...
48秒 -
http://jp.youtube.com/watch?v=LgDLpSfYIMw
◯ 賛否否の2CH記事
   2CHに慣れてない方は、まともに読むと誤解するので、
   こういう意見もあるって事で。
   開発者は参照するんだろうけど、こんなふうに叩いてるって知るために。

   http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/av/1193046991/l50
◯分解して、お好み改造した人がいます
   http://justfit.blog.so-net.ne.jp/2008-05-05

※なお、最終的にスポンジをつけているので、バスレフ効果の重低音は、増強されているでしょう。SONETのブログだし。
◯ C−NETの記事
  はまれば欲しくなる。きっとそうだろう。
  http://japan.cnet.com/review/editors/story/0,3800080080,20364700,00.htm
◯ こんな箱、こんな梱包、こんな部品の写真が豊富
    http://katzho.blog.so-net.ne.jp/2007-10-17
※この方もso-netです。
◯ 英国では、頭頂部のカバーがないらしい。
   外国向けには、だれかが不要だって言ったのか?
  http://www.amazon.co.uk/Sony-PFR-V1-Open-air-speaker-headphones/dp/B00165R91G
◯2CHでも低音補完方法が記載されている。

17 :名無しさん┃】【┃Dolby:2007/10/25(木) 19:10:36 ID:MvrXvigvQ
普通に装着して、バスレフダクトの後ろ側にカナルイヤホンに使うイヤ−チップ(ビクターのマシュマロがベスト)を軽く押し込むと低音が補完できるよ。
ポイントはダクトと耳穴の隙間を適度に塞いでやること。

ダクトの周辺に糸を巻き付けて部分的に太くしてもいいかも。
http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/av/1193046991/-100
◯ IT Media 、開発者インタビュー
   http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0711/14/news007.html
◯ より安価なモデルも考慮はされた。
http://yomiuri-pc.seesaa.net/article/59068082.html
2007年10月05日
ソニーが頭に装着するスピーカーを発売
好評連載「麻倉怜士のAV三昧」は、次号(10月24日発売)で最終回になります。

最後に取り上げる製品は、頭に装着するスピーカー「パーソナルスフィールドスピーカー・PFR-V1」(ソニー)です。

頭に装着するスピーカー?? 何のこっちゃ!?
最初はまったくイメージがわかず頭が混乱しました。

これは面白そうだ、ということで麻倉怜士さんと品川にあるソニーに行ってきました。(石渡真吉)

<写真は、パーソナルスフィールドスピーカー。手にしているのは開発に携わったオーディオ事業本部の山口恭正さん>
取材で通された部屋は、通称「ウォークマン部屋」。1979年から発売されたウォークマンがすべて並べてあります。数百種類も並べられてあり、すごい圧巻の部屋です(そういえば今月発売号のAV三昧は、偶然「HDビデオウォークマン」を取り上げました)。

<ウォークマン部屋に展示されている歴代のウォークマンたち>

取材に応じてくれたのは、この道25年のベテラン山口恭正さん。開発の意図を説明してくれました。きっかけは、「小型スピーカー」と「ストロー」と、意味の分からぬ説明から始まりました。

机の上で小型スピーカーを聴くとどうしても低音が出ない、迫力が足りない、そんな思い、疑問が常々あったそうです。
そんな3年前のある日、同僚の山岸さんが自動販売機からストローを持ってきて、その小型スピーカー(実機はソニーのAX10)にストローを取り付けてみたそうです。
そしたら、驚くほどに今まででなかった低音が出るではないか……。


<麻倉怜士さんがパーソナルスフィールドスピーカーを試聴。前にあるのは小型スピーカーAX10にストローを取り付けた。クリックすると拡大できます>

「これを耳のそばで聴きたい!」そんな思いが出発点になったそうです。それを、開発させてくれるソニーイズムも大したものです!

しかし納得のできる耳かけスピーカーの開発には幾多もの壁があったそうな…。



私も実際に耳にかけて聴いてみましたが、臨場感、後ろから上から聞こえてくる音の広がりや立体感、今まで体験したことのない不思議なイイ音でした。

スピーカーには高級素材がちりばめられてます。コーン紙には美濃和紙、プレート、ヨークには通常100万円くらいのスピーカーで使われている、パーメンジュールが使われています。

実売4万4800円は値がはりますが、音にこだわる方はきっと満足するでしょう。10月下旬には家電量販店やAV専門ショップで試聴できるでしょう。(もっと安価のものも開発中とのこと…)

当たり前のことですが、
この製品は電車の中では聴いてはいけません。音が筒抜けなので、まわりが迷惑します(笑)。


では、今月24日発売の「麻倉怜士のAV三昧」でも、別の切り口でズバッと評価しますので、お楽しみに!
◯ソニーのメルマガで

http://www.mysony.sony.co.jp/backnumber/bn_070906.html
2007年9月6日号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 2007/9/6 発行◆━━━
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その全貌を少しずつ明らかにしていく公式サイト「Rolly-show」では
おびただしい数の動画で“Rolly”の世界をお伝えしています。
また、ソニースタイルの「What's Rolly?」サイトもぜひご覧ください。

 ▼「Rolly-show」開設のご案内
  http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200708/07-0820/
 ▼「What's Rolly?」サイトはこちら!
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【ソニー提供番組 TBS「世界遺産」のご案内】
今週9日(日)よる11:30からは
美しい島の四季を紹介。日本を代表する自然遺産、屋久島II(日本)です。
(BS-iでは9月14日(金)よる11:00から放送)
詳しくはTBSの番組公式サイトへ  http://www.tbs.co.jp/heritage/


━━━・My Sony Topics・━━━━━━━━━━━━━━━ トピックス ━


━━━・My Sony Insight・━━━━━━ For the Next Generation ━

◆◇◆ホームページ「For the Next Generation」のご紹介◆◇◆

−ソニー(株)発(担当 M.I)−

 ソニーのCSR(企業の社会的責任)活動をご紹介します。
  http://www.sony.co.jp/next

ソニーは、ソニーグループが取り組む環境保全や社会貢献などの
さまざまなCSR活動について皆様に楽しくわかりやすくご紹介する
ホームページ「For the Next Generation」を開設しています。
ぜひご覧ください。

<主なトピック>
・木村綾子のソニー現場レポート 第三回
 『「ソニー協力田」で、田植えを体験!』

・ソニー・ムービー・ワークス2007
 『高校生たちが参加したワークショップの様子をご紹介!』

 ▼ホームページ「For the Next Generation」はこちら!
  http://www.sony.co.jp/next


━━━・My Sony News Flash・━━━━━━━━━━ 最新情報コーナー ━


◆−Sony Drive発−
 奥行きのあるリアルな音場感が広がるパーソナルフィールドを実現した
 “スピーカーを頭に装着する”というまったく新しい装着スタイルの
 パーソナルフィールドスピーカー『PFR-V1』と
 小型ながら臨場感あるサウンドと、迫力の重低音の再生を可能にした
 アクティブスピーカーシステム『SRS-ZX1』を10月20日(土)より発売します。
  http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200709/07-0903B/
  http://www.sony.co.jp/headphone/

◆−Sony Drive発−
 ソニーの技術の粋を結集した、密閉型インナーイヤーレシーバーの
 最上位機種『MDR-EX700SL』を、10月20日(土)より発売します。
 大口径16mmドライバーユニットを採用し、新装着スタイル 
 密閉型バーティカル・イン・ザ・イヤー方式を新開発しました。
 低音から高音までバランスのよい原音に忠実なクリアサウンドを楽しめます。
 http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200709/07-0903/
 http://www.sony.jp/products/headphone/special/mdr-ex700sl/index.html
▲上記メルマガだと、
PFR-V1は、新しい装着感が売り。音質などにはふれていない。
メルマガのライターさんも、どこまで書いたらいいのか、悩んだ上で、
客観的なところだけ書いておしらせとしたのでしょうか。
◯ パーメンジュールって、どんな材料?
  磁力特性に特徴のある鋼材。
  以下神戸製鋼さんの公表値
   http://www.kobelco.co.jp/steel/products/senzai/doc/sb044.pdf
  ソニーはどこから調達したんでしょうか。
◯ ここがソニーらしさ、
  上記it media記事から
 スピーカーは小さければ小さいほど不要な反射波が少なく、音響特性的に有利となる面があるため、一般的なスピーカーシステムに比べると、コスト面でも音質面でもかなりの優位性を発揮できます。それをもっと突き詰めていけば、小さくて音の良い画期的な製品が生み出せるのではないか、そう思い始めました。(山岸氏)

▲小さくて、音が良くて、画期的、まさしくSONY。(ちょっと前のソニー)
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0711/14/news007.html から。

1/3==================================
「スピーカーにストロー」の発想――ソニー「PFR-V1」の生まれるまで (1/3)

ソニー「PFR-V1」はヘッドフォンともスピーカーともイメージしにくい、“パーソナルフィールドスピーカー”だ。そのユニークな発想の根源や込められた思いを聞いた。


PFR-V1
 ヘッドフォン然としたスタイルと、耳の前方に小型スピーカーを置くという斬新なスタイルによって、ヘッドフォンの手軽さとフロアスピーカーなみの確かなステレオイメージを両立したソニー「PFR-V1」。

 「パーソナルフィールドスピーカー」という聞き慣れないコンセプトが示すとおり、これまでにおよそ類のない、エポックメイキングな製品だといえる(→レビュー:おひとり様が楽しい“スピーカー”、ソニー「PFR-V1」)。

 PFR-V1に僕も1週間ほど触れることができたのだが、その間は使えば使うほどよく考えられた造りにただただ驚くばかりだった。これを作り上げた人たちは、こんな発想をどうやって思いついたのだろう。それに、この斬新な製品が具体化される過程には、技術的だけでなくマーケティング的にもかなりの苦労が伴ったはずだ。どのようにして数々の難関をクリアしていったのだろうか。

 先日、運良くPFR-V1の開発者とお会いする機会ができたため、あまたの疑問を投げかけてみた。どんな苦労話が聞けるのだろうと期待していたのだが、意外や意外、僕の勝手な想像とはまったく異なる、いかにも楽しそうなエピソードを聞くことができた。

「スピーカーにストロー」の発想

 取材に対応していただいたのは、オーディオ事業本部のACC担当部長である山岸亮氏と、同事業部シニアエンジニアの山口恭正氏。肩書きを見ていただければ分かるとおり、お2人ともプロジェクトを管理したり、技術的なアドバイスをする立場の人物だ。しかし、PFR-V1はこの2人が中心となって作り上げたのだそうだ。


オーディオ事業本部 ACC担当部長 山岸亮氏(左)、シニアエンジニア 山口恭正氏(右)
 「僕自身が1モデルのプロジェクトリーダーをするのが久し振りでしたし、山岸と組んで仕事をするのは15、6年振りかもしれません。普段は他のカテゴリーも含めてコストとかコンセプトを、もっと全体的に見る立場にいますので」(山口氏)

 そのような立場の人たちが、なぜ製品開発の中心を担ったのだろうか。

 「昔からこういう変わったものは、大体、僕に回ってくるようになっています(笑)。というのは半分冗談ですが、まったく新しいコンセプトの製品を手がけるときは、経験に基づく知識が重要だったり、プランニングや他部署との調整などが必要な場面が多々あるので、僕のような立場の人間が必要となるのかもしれません」

 「僕は今まで、ヘッドフォンや小型スピーカー、マイクロフォンの設計だけでなく、MDディスカム(MDに動画を記録するディスクカムコーダー)や車載用の純正バックカメラの設計など新しいコンセプトの製品を数多く世に出してきました。変わったところでは、航空機のパイロットがコックピットで使用するヘッドセットやバイノーラル録音用マイク付ヘッドフォンなども商品化しました」(山口氏)

 久々の現場は楽しかったですよ、と話す山口氏。それにしてもこのユニークな発想はどこから誕生したのだろうか。そのあたりを開発を担当した山岸氏に尋ねてみた。

 そもそものきっかけは、小型スピーカーの特性を生かした新しい製品が作れないかを考え始めたことでした。私は近年、SRS-AX10などPC用コンパクトスピーカーを手がけているのですが、それらの製作過程で小型スピーカーの優位性を強く感じたんです。

 スピーカーは小さければ小さいほど不要な反射波が少なく、音響特性的に有利となる面があるため、一般的なスピーカーシステムに比べると、コスト面でも音質面でもかなりの優位性を発揮できます。それをもっと突き詰めていけば、小さくて音の良い画期的な製品が生み出せるのではないか、そう思い始めました。(山岸氏)
▲耳あて、上段の羽の位置が、これでいいか?痛くないか?
 という点に注目。もうちょっと調整しようよ。

http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0711/14/news007_2.html

2/3全文================================「スピーカーにストロー」の発想――ソニー「PFR-V1」の生まれるまで (2/3)

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◆構想は30分

 しかし同時に、小型スピーカーならではの限界も痛感したという。


「SRS-AX10」のバスレフポートをストローで延長。この発想でPFR-V1は低音再生能力を補っている
 素性はよいのですが、低音の再生能力だけはどうしようもないんです。サイズが小さいため、どうしても低音の絶対的なボリュームが足りない。これを解決できない限り、私の思い描く理想の製品は生み出せそうにもないと思い、まずはこの低音を増強する方法から考え始めました。

 そこである日、SRS-AX10のバスレフポートにストローをつけて延長してみました。すると、パスレフポートが耳に近くなったことで低音が増強され、良好な結果が出たのです。一般的には、耳からの距離を半分にすると音圧は倍になると言われていますが、その理論をうまく活用することで、小型スピーカーの低音ボリュームをコントロールすることを思いつきました(山岸氏)。

 PFR-V1の小型スピーカー+飛び出したバスレフポートという基本的なスタイルが、小型スピーカーのデメリットを解消する手段として生まれたことは分かった。しかしどうして、それを頭につけようと思いついたのだろう。

 「スピーカーを手がけるずいぶん前、入社してからは7年以上にわたって、私はヘッドフォンを担当していたんです。その時に、どうしてもヘッドフォンを使うのがイヤだという人たちがいることを知りました。彼らの多くは定位感を気にしていて、頭の中に音像が凝縮されてしまうことに違和感を受けてしまうのだそうです」


 「そういった人たちにも受け入れられる、普通のスピーカーのように左右に音像の広がりのあるヘッドフォンを作れないかという思いは以前から持っていたのですが、このバスレフポートが飛び出した小型スピーカーを利用すれば、そういった人にも満足してもらえる製品ができるかもしれないと思い立ったのです。そうしてPFR-V1の基本形である、耳の前にスピーカーを置くというスタイルに考えが至りました。一昨年の11月ぐらいですね。実のところ、構想自体はほんの30分ぐらいで思いついたんですが(笑)」(山岸氏)

 「そのころ私は久し振りに車載カメラのグループから現在のアクセサリーのグループに戻ってリモコンのメカ設計をみていたわけですが、山岸がまた変なことやっているなあ、と遠目で眺めていました(笑)。けれども実際に音を聴かせてもらうと、これまでのヘッドフォンとはまったく違う画期的な製品でした。これは面白いと思い、一緒になって製品化することにしたんてす」(山口氏)
◯製品化への課題と、その解決方法
  よき協力者、専門家がいてくれる事が、重要ですよんね。

http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0711/14/news007_2.html

2/3ー2=================================
◆山積する課題

 しかし製品化までには、クリアしなければならないさまざまな課題があったという。

 「なかでも,どうやって頭に固定するかが最大の難関でした。PFR-V1はご覧のとおり、スピーカーユニットを耳の前に浮かせるというユニークなレイアウトです。バスレフポートを耳に当てればある程度は位置が定まるのですが、それでは耳が痛くなってしまうし、多くの人にほぼ同じ位置で聞いてもらうためには、汎用性が必要でした」

 「最初は耳かけ式を考えていましたが、人によって耳の大きさやカタチが結構違うため、それでは対応しきれない可能性がありました。また僕のようなメガネを掛けている人だとそのツルと干渉してしまい、装着感がとても悪い。そこで考えついたのが、ヘッドバンドの下端へ前後方向に長さのあるガイドを取り付けることです」

 「これを使い直接頭へ固定することで、多くの人に対応した確かな装着性を実現できました。それと、バスレフポートを耳穴の入り口に合わせるための可動部にも工夫を凝らしています。こちらは最初水平方向に回転する構造を考えていたのですが、これだと装着する際の動きが複雑で、装着時に手間がかかる。そこでユニット部を支えるアーム部を垂直方向に回転させることで、一般的なヘッドフォンに近い“ユニット部を外側に広げ頭にかぶせる”という自然な動作での装着を実現しました。」(山口氏)


 PFR-V1のデザインは、実は機能性を突き詰めた結果だった。そのスタイリッシュさからは想像してなかったストーリーだ。さらに山口氏は、軽量化に対する追求も話してくれた。

 「最初はSRS-AX10をベースにもう少し大きなスピーカーユニットで試作を続けていたのです。ですが、いくら製品が“ヘッドフォンではなくあくまでもスピーカー”だったとしても、頭に装着するものですから、重たくなるのは避けたかった。そこでスピーカーユニットはさらに小型のものにするよう、山岸に改良を進めてもらいました」

 「同時に各部の素材についても検討しなおし、ヘッドバンドを超ジェラルミン製、アームとスピーカーキャビネットをアルミダイカスト製としました。ヘッドパッドを使うことに決めたのもこの頃です。最初は軽量化のため採用を見送っていたのですが、試しに100円ショップで買ってきたメッシュ包帯を取り付けてみると、これが意外に装着感が良かったんですね。そこで軽量でありながら伸縮性が高く、しかも通気性があり蒸れにくい、水着に使われる生地を使用したヘッドパッドを採用することにしたんです」(山口氏)
サウンドクゥオリテイ、という表現がいいですね。

http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0711/14/news007_3.html
3/3−1===============================


◆「スピーカーにストロー」の発想――ソニー「PFR-V1」の生まれるまで (3/3)


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 製品化が具体的になってくると同時に、「リスニングルームを持ち運ぶ」というコンセプトも明確化してきたPFR-V1。そのこともあって、次の課題として浮かんできたのがサウンドクオリティーと高級感だった。

 「最初は3万円という目標価格を設定して開発を進めていました。けれども新たなカテゴリーの製品なので、コストに妥協しないで最良のものを作り上げようという話になってきました。そこからはもう、2人とも歯止めがききませんでしたね(笑)」(山岸氏)

 「音質向上と軽量化のために、高級素材をどんどん投入していきましたよ(笑)」(山口氏)

 「もっともコストのかかっているのはスピーカー周りです。まずは小型化と高音質を両立するために、スピーカーキャビネットをアルミダイカスト製にしました。バスレフポートもアルミ製のパイプとし、ネジを切ってキャビネットにしっかりと固定する構造を採用しました」

 「もちろんユニット自体にも高級素材をふんだんに使用しています。まず磁石には、工業用として出荷されているモノの中では最高の440kJ/m3の最大エネルギー積を持つネオジウムマグネットを2つ使用。その間に挟んだり後方に置いて磁気回路を構成するプレートやヨークには、一般的に使われる純鉄などに比べて飽和磁束密度が高くサビにも強いパーメンジュールを用いて、強力な磁気回路を作り上げています」

 「振動板にもこだわりましたよ。素材はパルプで、長良川の伏流水ですいた紙を使用しています。しかも未着色。一般的にパルプ振動板は黒が多いのですが、実際に聴いてみて未着色のほうが音が良かったのでそちらを採用することにしました。製造ラインでは、この振動板を作る際にすべての製造機器を洗浄しなければならないので、言葉にならない悲鳴が聞こえていましたが(笑)」(山岸氏)


音質重視のパーツを厳選し、コンパクトサイズを実現するために4層基板となったブースターユニット
 「PFR-V1は多少とはいえ耳から離れているため、携帯プレーヤーなどのヘッドフォン出力では電圧が弱い場合が有ります。そこを補うために電池駆動式のブースターユニットを付属しているのですが、こちらも最終的にはかなり凝った造りになりました」

 「パワーICやコンデンサーを音質重視で選び出したばっかりに、コンパクトなサイズを実現するために4層基板を採用することになってしまいました。普通そこまではしないよ、と社内でも言われてしまいましたが(笑)」(山口氏)
◯製品化にむけての志向と妥協?してないよな。
 やりたい放題作っちゃって、売り出した、の感がある。初号機です。
 山岸氏のいう、上質な20センチ2ウエイスピーカーってどれだろう。何だろう。
 気になりますね。
 記者も、いいつっこみをしている。


 ただし途中から“妥協せず”作っていいというお墨付きがでましたので(笑)、ピュアオーディオ派も充分に楽しめるサウンドを実現できたと自負しています。あえてフロア型スピーカーに例えると、上質な20センチ・2ウェイ型と同等のサウンドは確保できているのではないでしょうか」(山岸氏)

http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0711/14/news007_3.html

3/3−2=================================
◆音とデザインの落としどころ


 PFR-V1を試用している際、僕にはどうしても結論を見いだせなかった疑問が2つある。ひとつは「音場の左右方向への広がりは素晴らしいものの、センター部分が前頭葉あたりを横切るのを解決していないのはなぜか」ということ、もうひとつが「ピュアオーディオ用にも活用できる高音質を持ち合わせていながら、低域増強のクセがAV的なのは何故か」ということだ。これらの疑問を、思い切って訊ねてみた。

 「ステージング(定位)に関しては、色々と検討しました。スピーカーをほお骨より前に出せば完全な頭外定位が実現するのですが、そうすると今度はスピーカーが視界を妨げてしまううえに、かなり不格好な装着スタイルになってしまいます。それを避けつつ頭外定位をある程度実現できる位置として結論づけたのが、PFR-V1のデザインです」(山口氏)

 「DSPなどで定位をコントロールすることも考えられるのでしょうが、PFR-V1が新しいコンセプトを提案する最初のモデルであること、高級素材によって作り上げられたハイクオリティーサウンドをダイレクトに味わって欲しいことから、今回はそういった手段を使わないことにしました。それに、定位が近いと迫力が増すというメリットもありますしね」(山岸氏)

 確かにそのとおり。我が家で100インチスクリーンを見ているときは、映像に相当の迫力を付け加えてくれたのは事実だ。そういった角度から見ると、今の定位も悪くはない。ではもう一方の、低音増強に見られるクセはどういった意味合いがあるのだろう。

 「それはもともとのターゲットが、映像コンテンツであったことに由来するかもしれません。ただし途中から“妥協せず”作っていいというお墨付きがでましたので(笑)、ピュアオーディオ派も充分に楽しめるサウンドを実現できたと自負しています。あえてフロア型スピーカーに例えると、上質な20センチ・2ウェイ型と同等のサウンドは確保できているのではないでしょうか」(山岸氏)


 そういって山岸氏は、完成したプロダクトモデルを試聴させてくれた。先日借用したサンプル版とパーツは同じながらも、組み立て精度が上がったためにさらに音質が向上したという。

 確かに山岸氏の言うとおり。僕が気になっていた低音のクセが解消されたうえ、ピークが低域側にスライドしたため、全帯域にわたりかなり自然な音色に生まれ変わっている。このサウンドであったら、ピュアオーディオ派も充分納得できるはずだ。

 次のステップとしてはどんなことを考えていますか、という質問に「単なるバリエーションではなくて、PFR-V1と並ぶ個性的な製品を作り上げたいですね」と楽しげに答えてくれた山岸氏と山口氏。ぜひ今後も、こういった意欲的な製品を次々と作り上げて欲しいと、いち音楽ファンとしても切に願うばかりだ。ソニーの今後に、多大なる期待を寄せて見守りたい。

[野村ケンジ,ITmedia]

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