映画愛好会コミュの【ネタバレ有り】『おとうと』[ 2010年1月30日公開 ]

●Introduction
早くに夫を亡くした吟子は、東京の私鉄沿線の一角で、小さな薬局を女手一つで切り盛りしながら娘の小春を育て、義母の絹代と3人で暮らしていた。小春とエリート医師の結婚が決まり、一家は幸せの絶頂にあった。そして結婚式当日。和やかに始まった披露宴に、にわかに暗雲が―吟子の夫の13回忌で大暴れしたのを最後に、音信不通になっていた吟子の弟・鉄郎が紋付き袴で現れたのだ。

『学校』シリーズ以来、約10年ぶりとなる山田洋次監督による現代劇は、2008年に逝去した市川崑監督の『おとうと』にオマージュを捧げた作品だ『母べえ』でも共演した吉永小百合と笑福亭鶴瓶が、再度姉弟役を演じている。女手一つで娘を育ててきた姉と、大阪で芸人にあこがれながら破天荒な暮らしを送る弟との再会と別れを描きながら、家族とは何かを問う。もちろん、笑いと涙を交えながら。思えば『幸福の黄色いハンカチ』や『息子』をはじめとする諸作で、その時代その時代の家族の姿を追い続けてきた。いつの時代も変わらない家族の姿を描く一方で、鋭く切り取る現代社会が抱える問題―「看取り」「ターミナルケア」への問題提起にも着目してほしい。
[ 2010年1月30日公開 ]

コメント(8)

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[1] mixiユーザー 01月16日 04:59

　とことん馬鹿な弟の重なる愚かな所業を、これまたとことん許す姉の優しさに感動しました。それが鶴瓶と小百合さんが演じると、本当に際立っていて、とってもリアルなんです。ラストに姉の吟子が、もう会えなくなった弟鉄郎を偲んで涙するところは、見ている方も涙を誘われました。
　若い観客には、かったるいテンポのレトロな演出かも知れませんが、寅さんシリーズを見てきた世代には、まるで寅さんが帰ってきたような哀愁を誘われ、心がほっこりしましたね。これぞ山田洋次監督作品の王道をいくかのような作品です。

　それにしても、山田監督にとって久々の現代劇でした。それも優しい姉とダメな弟の物語。誰だって寅さんを彷彿させます。この手の作品は山田監督にとって、十八番であったはずです。にもかからず、まるで避けるかのように時代劇へ行ってしまったのは、きっと渥美清に匹敵するキャラクターが見いだせなかったのかも知れません。

★試写会レビューの全文は、日記を参照ください。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1390084064&owner_id=492091

[2] mixiユーザー 01月30日 03:24

本日公開！
ご覧になった人の書き込みを待っています。

[3] mixiユーザー 01月30日 04:35

やはり！
明日…
明後日に観てきます。

またコメントします！

[4] mixiユーザー 01月31日 02:36

本日見ました
その前に　昨日（金曜日）の夜ＴＢＳテレビで放送されたぴったんこカンカンにゲストに鶴瓶さんが出ていました。安住アナとのロケで最後に入った店で酒を飲んでグデングデンになってました。ずいぶんよっぱらって大丈夫かな、と心配していたら・・

なんとこの新作映画「おとうと」の前フリと言っても過言ではなかったんですね。ぴったんこカンカンを見て映画を見ない方は本気で鶴瓶さんを嫌いになったかもしれません。前日のテレビを見て映画を見てない方は是非見ていただきたいと思います。あれだけ泥酔したのは実は理由があったんです。吉永さん　蒼井さん　加瀬さん　小日向さん　笹野さん　森本さん達の演技もすばらしいです

でも自分が一番感動したのは　鶴瓶さん演じる鉄郎の最期のシーン。亡くなるシーンのところは　悲しくなりました。あれだけ　みんなに迷惑をかけた弟が最期はホスピスで姉とめい達に見守られて息を引き取る。それだけ熱演でした。

あとオープニングの松竹のタイトルバックて　昔の古いやつですね。寅さんを思い出しました。さすが　山田監督。

あと　なんか結婚したくなりましたね。昨今の邦画で　一番忘れていたものを思い出した気がします。自分の人生をちゃんと考えようと思いました。
まだ書きたいことがありますが　このへんで

[7] mixiユーザー 01月31日 08:58

素晴らしかったです。
喜怒哀楽全部ありました。吉永小百合さんが大阪のディープな街を歩かれるのはなんか凄いです。
鶴瓶も蒼井優の最初の結婚相手の医者のような病院ではここで死ぬとは言わないでしょう、石田ゆり子さんや皆さん優しかったですね。
蒼井優の最初の結婚相手が冷たい男だったので、正反対の男と再婚できたのは嬉しかったです。

[8] mixiユーザー 11月23日 16:14