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映画愛好会コミュの「あかね空」

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 山本一力の直木賞受賞作「あかね空」を映画化。大好きな山本周五郎を彷彿させる江戸時代の人情劇です。江戸時代の人情物に振れると、いつも心が落ち着くのは思春期の頃、周五郎の本を全巻読破したせいかもしれません。「赤ひげ」「蝉しぐれ」「壬生義士伝」「鬼平犯科帳」シリーズに心の琴線をふるわすのはどうやら私の心にあの時代の雰囲気がすり込まれているせいかもしれません。

 物語は豆腐職人の清兵衛とおしのが、(石橋蓮司・岩下志麻)人通りの多い永代橋で、知人と話しをしているうちに幼い我が子とはぐれてしまうところから始まります。その子には右手に赤いアザがありました。(この子が後にどんなかたちで物語に登場するのだろうかと思いが残ります…)

 二十年が経ち、京から江戸に出てきた豆腐職人の永吉(内野聖陽)は、江戸っ子で心根の優しいおふみ(中谷美紀)出会います。京で修行してしてきた柔らかめの豆腐は、堅めの豆腐を食べていた深川付近では売れませんでした。しかし、おふみが「平気、平気」と落ち込む永吉を励まし、そんな気持ちは愛へと変わっていきます。子供と生き別れてしまったおしのは一生懸命の永吉の姿に、我が子をかぶせて、清兵衛も永吉の商売に便宜を図ってやります。おふみと一緒になって永吉の豆腐屋「京や」の商売もだんだんと軌道に乗り三人の子供に恵まれますが、長男は地道な豆腐商売に不平を持ち始めます。

 ここから物語は急展開していきます。病弱だった清衛兵は亡くなり、おしのは自分たちの店を永吉に貸します。このことで豆腐組合の平田屋の主人(中村梅雀)は長男を貶めて、店を横取りしようと画策しはじめます。ここにヤクザの傳蔵(内野聖陽が二役)からんでクライマックスへ……。

生き別れた息子は? 
やっと手に入った店はどうなうるのか? 
賭け事で勘当になった長男は家に戻れるのか?
ヤクザの傳蔵は、このあとどんな役目を果たすのか?

 企画・脚本を担当した篠田正浩(岩下志麻の夫)は、直木賞を取った原作の巧みさを見事に引き出しているように思います。時代劇が苦手な若い人にも見ていただきたい大河ドラマとも思える豆腐職人の一代記をご鑑賞あれ。

コメント(2)

「あかね空」を見たころ、大河ドラマで「風林火山」がありました。豪快な山本勘助、柔らかく暖かみある町人、永吉を演じる内田聖陽は演技が巧いと思いました
悪役、渋い味のある役を演じる石橋蓮司は高校生からファンです




江戸時代の町人物は人間味があって好きです

一生懸命に豆腐作りに励む永吉に周りの人たちが次第に暖かく見守る姿がとても良かった

物語の展開も最後までどうなるか解らない所も面白い映画でした

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