私とNations on fireの出会いはですね、 Burn again 7"x2が出た頃で、当時大阪のタイムボムってレコード屋で見つけて恐る恐る買ってみたのがきっかけです。
ボムはどっちかというとオーナーさんの趣味もあってガレージとかロックンロールがメインの店(初期のco-ownerは後にModなレコ屋ジェリービーンを開店するオオツキさん)だったんですけど、伝説的名物店員津山氏の入店でハードコアなお店になっていました。 津山氏は派手に売れ線とか定番をプッシュしつつも、津山セレクションの裏名盤的なものもひっそりとプッシュしていました。それがNEGAZIONEだったり、BGKだったり、RAW POWERだったり、BATTALION OF SAINTSだったり、BORN AGAINSTだったり(これらは今でこそハードコア好きなら聴いていないと恥ずかしい定番ですが)、Chican christだったり、76%UNCERTAINだったり、このNATIONS ON FIREだったわけです。 ハードコアを強化し出した頃のタイムボムは全国的にも評判になってたみたいで、折からのNYHCブームが巻き起こっていた名古屋ではわざわざ大阪にまでレコードを買いつけに来る人たちもいたそうです(当時はまだアンサーもなかった)。 東海地区でNATIONS ON FIREが人気だったのはマニアック・ハイセンスの元ネタだったってのもあるけど、津山氏の影響もあるのではと思います。 ついでに余談を続けると、当時のタイムボムが買い付けに行ってたのがヴァージニア州のPlan 9っていうレコード屋さん。オーナーはUNSEEN FORCEのボーカルで、そこで働いていたのがVicious Circle recs/Barfightのデイヴ・ブラウン氏。ガレージとかパンクに混じって、メリーランドとかDCとかヴァージニア等ミッドアトランティックのしょっぱい&しょぼいストンプコアが同店に大量に流れ込んでいたのはおそらくデイヴさん経由でしょう。
さて、NATIONS ON FIREですが、最初聴いた時から変なメロディと変なボーカルにガツンとやられました。アメリカのバンドだったらブレイクダウンしてお約束にモッシュパートで盛り上げるところを逆に加速していったり、全く違う曲展開を継ぎ足し、それが不思議と自然に流れるありえない曲展開の裏切りっぷりにはかなり衝撃を受け、自分のバンドでも散々真似しました。 結局字義通りでのオルタナティヴ(ジャンルではない)な音を求めてハードコアを聴き始めて、さらにそこからハードコアの中でもオルタナティヴなものを求める切っ掛けになった思い出深いバンドです。