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テンポロジー未来機構コミュの竹村真一氏の新刊案内「地球の目線――環境文明の日本ビジョン」

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テンポロジ未来機構会員、準会員のみなさま、

昨日のサロンM/T案内に引き続きのメールになります。
昨年9月の第76回サロンM/Tのゲスト竹村真一氏から新刊案内メールが
届きましたので転送いたしす。この時の竹村氏の話には、参加者全員大変
感銘をうけ心に深く残っております。
その時のテーマの集大成となる本のようです。
テンポロジーおすすめの一冊としてご案内いたしました。

テンポロジー未来機構事務局
清野恵子


以下、竹村氏の文章です。
                                   

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

昨年は私どもEarth Literacy Programも、六本木のデザインサイト21_21
でのWater展(佐藤卓氏との共同企画)や洞爺湖サミットでの5台の
「触れる地球」展示など、報告すべきことは多々あるのですが、

何より今年からの数年が、私たちの活動の本番と意気込んでおります。


そのコンセプチュアルなマニフェストとして、

またここ2年半ほど私が主宰してきた丸の内の環境セミナー「地球大学」の
集大成という意味もこめて、

皆さまにぜひぜひ読んでいただきたく!−−新刊のご案内をさせて下さい。



タイトルは「地球の目線――環境文明の日本ビジョン」です。



いま日本をはじめ地球全体が、本当に大事な問題から目を背けて、経済
危機の尻拭いに奔走しています。

 2001年の9.11同時多発テロ以降、“テロとの戦い”という美名のもとに
地球温暖化や食糧・水・エネルギー問題など本当に重要な課題が隠蔽された
ように、いま再び不況対策・失業救済という名目のもとに、真に人類的なリ
スク・マネジメント課題が先送りされようとしています。

 しかし次のような事実を直視するなら、特に日本は失業対策や医療・年金
問題などよりはるかに根本的なセーフティーネットを欠いているというべき
ではないでしょうか?



1)日本はいま、石油を輸入するだけで年間24兆円も使っています。これは
自動車・鉄鋼・電気製品という日本の主要な工業製品の輸出総額に匹敵する
といわれます。EU諸国、特にドイツやデンマークはすでに電力需要の20%
を自然エネルギーでまかない(2030年には半分をまかなう見通し)、“エネ
ルギーがタダになる時代”へと着実に移行しつつあるのに、日本は石油依存か
ら脱するシナリオがまったく描かれていません。

早ければ3年後の2012年には「ピークオイル」が到来し、石油価格が不可逆
的に高騰すると懸念されるなかで、日本が受けるインパクトは欧米の比ではな
いでしょう。



2)日本の食糧自給率は、小麦・大豆・トウモロコシ(畜産飼料)などは1割
以下であり、先進国のなかでは例外的に食糧危機に対して「脆弱」な体質になっ
ています。世界中で水不足や気候変動による食糧減産が顕著になり、さらに中国
とインドの計25 億人が自給をあきらめて食糧輸入大国に転じつつあるなか、
“誰がどうやって地球人口70億を食べさせ、日本人の食卓の安全保障を担うの
か?”というビジョンがまったくない状況です。



3)世界人口の約半分33億人がいまや都市人口という、未曾有の「都市化」の
世紀――しかも世界の大都市の多くが、近年激増する大型台風や洪水、海面上
昇の影響を受けやすい沿岸部にあります。私たちのTOKYOも例外ではなく、
東京東部のゼロメートル地帯はもちろん東京駅前の日比谷ですら、近未来にベ
ネチアのような慢性的な浸水状態に陥ると懸念されます。(近年のグリーンラ
ンド氷床の予想を超える融解スピードから「今世紀中に5mの海面上昇もあり
うる」と警告され始めており、それを踏まえれば、20~30年以内に東京湾岸
や東部は1階部分が浸水する可能性も考慮した都市計画を考えるべきでしょう。)



以上の詳しい背景は本書を読んでいただければと思いますが、このような現実を
直視するなら、あいかわらず対症療法的な景気対策や年金問題にかまけている今
の日本の政治・社会状況は、いわば川をくだる自分の舟がまもなく滝つぼに落ち
るかもしれない時に、舟に入りこんだ水を一生懸命かき出しているような愚かな
状況に思えてきます。



ここは一つ、未来への「目線」を上げる時ではないでしょうか?



とはいえ、この本はただ“地球環境の危機は深刻だ!”と警鐘を鳴らす本
ではありません。

 むしろ

・地球環境の危機は、人類文明が「未熟」だったゆえに引き起こされたもので、

それを超えてゆく準備がようやく整いつつあること。(人間は地球のガンでは
ない!)



・気候変動を恐れるより、変動に対してロバスト(強靭)な社会をデザインすべし!

 (たとえば“水没したっていいじゃないか”――気候変動を前提として、

不都合を受け入れつつ柔軟に適応しうるような成熟した都市文明を築く方法もある)



・地球温暖化などの「不都合な真実」は、この地球という奇跡の惑星に満ち溢れて
いる 「好都合な真実」の数々に人類が気づくきっかけとなった。地球を担う子ども
たちに 地球の危機だけでなく、こうした新しい地球の見かたを伝えたい。



本書はこうした主旨のもと、さまざまな「代案」とともに、いま人類が、そして日本
人が抱きうるポジティブな未来へのビジョンを提示することに主眼を置いています。

“地球目線で未来をデザインする!”という言葉には、こうした思いが込められて
います。


アメリカでは”CHANGE!”の掛け声のもとオバマ新政権が発足しますが、そこでも
足元の経済運営に追われるあまり、こうした地球的課題への対応が鈍ることが懸念
されます。そこで日本が果たすべき役割が、あらためて重要になるはずです。

人類にとって大きなターニングポイントとなるであろう重要な年の始まりに際し、
本書で詳述したさまざまな課題において、何かご一緒に出来ればと切に思う次第です。



では、すばらしい2009年となりますよう!


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