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語彙習得理論と語彙指導コミュの単語だけで覚えるべきか例文つきで覚えるべきか

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先ほどメッセで質問があったので、トピを立ててみます。

単語は単語だけで覚えたほうがよいという方と

単語は文章中、少なくとも例文と一緒に覚えたほうがよいという方と

ふた通り考え方があるようですが、みなさんはどうおかんがえですか?

コメント(25)

日本語の意味も書いてありますが、
その意味が実際のニュアンスと違うことがあったりしませんか。
だから、実際のニュアンスがわかるような例文があるといい気がします。

でも、ターゲットの単語がぼやけてしまうような単語を使った例文や、
長すぎるものはよくないと思います。
Culyn さん、 例文があるとニュアンス(connotation)が中学生でも生徒に伝わります?(中学生が理解できるかどうか、純粋な質問です)。

はねすたー姉さんさん、では、複雑な名詞になったら、やはり例文は必要ということですかね。
また、入門期で動詞・形容詞・副詞などの意味(多義語)はすべて一度に教えるということですかね。



学習者のレベルを考えなければなりませんね。
例えば中学1年生の教科書の最初のページの単語を例文付きで覚えろというのは無理があると思います。
なぜならターゲットランゲッジ(T/L)のほかにも学習者にとっての未知語が多すぎるからです。
どのぐらいの時期からかは明言できませんが、ある程度語彙力と文法力が備わってからでないと例文は逆に学習者にとっての負担でしかありませんね。

しかし、例文付きで覚えるということに関しては、大筋では賛成です。
単語の意味を覚える際、コンテクストがあるのとないのとでは覚える度合いが違うと思うのです。
「あー、あんな文脈の中にこの単語出てきたなー」って学習者が思い出すことができれば例文で覚えさせる価値は充分ありますよね。

蛇足ですが、初級者であれば、TPRなどを用いて単語を覚えていくのも一つの手ではないのかな、とふと思いました。
私はカン助さんに近いかもしれませんが、はねすたー姉さんさんのおっしゃる、動詞は使い方も提示するのが必要かどうかは語彙習得順にかんがみると、
必ずしも必要ではないのではないかと思ってます。

入門期でも最初は認識語彙化だけでいいと思うのです。
>3 おかじゅんさん
ごめんなさい、対象をはっきりさせていませんでした。
ニュアンスが必要になるほど難しい単語は、中学生にはあまりないですね。
中〜上級者向けかと思います。

最近、本屋で色々な単語帳や単語集を見ますが、どんな単語を集めているのかも興味を持って見ています。

やはりつながりがあるような、同じ分野の単語が集まっているといいのでしょうか。
Culyn さん、

>同じ分野の単語

これは集まっていないほうがいい、というのが定説です。

果物の単語、感情を表す単語、など、同じカテゴリーの単語や

同義語、反意語が一緒に載っているのも提示としては逆効果だといわれています。

たとえば、huge と tiny を一緒に教えたとすると、なまじ意味の関連性があるばかりに、どちらがどちらだかわからなくなるのです。

ただし、huge をすでに知っているようなら、huge と tiny を結びつけさせて覚えるのは効果的といわれています。

7,8は 単語集のトピに入れたほうがいいみたいですね。

6から、続けていただけるとありがたいです。

おかじゅんさん>
横槍ですみません。
「認識語彙化」という言葉がわからないのですが、解説をいただけますでしょうか?
それと、どのあたりの部分が僕の意見と異なるのかを教えていただけたらと思います。
異なる意見を集めるのが大好きなもので・・
>10のカン助さん

語彙習得の段階には4つあるといわれています。

第1段階 imitation 意味のわからないオウム返し
第2段階 comprehennsion  受容語彙(認識語彙ともいう)その単語をみて
             理解はできるが、自分では、かけないし、使えな
             い段階。
第3段階 reproduction 語彙の意味理解のうえで、何かモデルがあれば
             自分でも使える語彙。
第4段階 prodiction 発表語彙 自分でつかえるようになった語彙

つまり、「認識語彙化」とは、単語の意味がとりあえず理解できればそれで十分、という意味です。ですから、have, like , love みたいな初期の単語は
とりあえず意味理解ができれば(認識語彙化できれば)いいのではないか、という意味です。

カン助さんと意見が異なる部分は、例文を提示して「この単語はこういう風につかうのか」という感触をつかむのは重要だと思うのですが、上記の4段階を考えてみた場合、

単語だけに焦点をあてて(単語だけに学習者の注意を集中させて)単語のみを取り出して覚えることが必要だと思うからです。

例文の中だと、例文の構文や、その単語の使い方などに、注意がそがれてしまうので、

単語のリストだけで、単語のみに集中し、覚えることも重要だと思うからです。
>11:おかじゅんさん

なるほど。
単語のみに集中するという部分、確かに納得いきます。
しかし、疑問も同時に出てくるのですが、果たして単語を例文(コンテクスト)なしで覚えた際、それが果たしてどれだけ記憶に残るのかが疑問です。
定着度という観点から見れば語彙のみよりも例文があったほうが効率は良いのではないかと思います。
もちろんおかじゅんさんがおっしゃる通り、構文や単語の使い方に注意がそれるのということには間違いはありません。
語彙そのものにフォーカスするのであればそのほかの部分は雑味になりますよね。

個人的にはバランスの問題なのかな、と思います。


「認識語彙化」についてのご説明ありがとうございます。
第2段階で止めるというのは日本の英語教育の中でリーディングに重点が置かれているせいなのかな、と感じました。
recepitiveな能力(従来の受験英語)のみにフォーカスするのであれば第3段階以降はいらないのかなと感じましたがいかがでしょうか?
カン助さん、

単語のみを取り出しても覚える方法(ストラテジー)はいろいろあるんです。連想語をあげてみる、とか、単語からイメージする絵を書いてみるとか、自分の経験と結び付けてみるとか。

ですので単語のみを取り出してもストラテジーをうまく使わせられれば、単語は定着します。



また認識語彙化の話ですが、認識語彙化は語彙習得の途中経過であり、

最初は認識語彙で十分だと思うのですが、最終的には段階をおいつつ、発表語彙になるまで指導すべきだと思います。

認識語彙化は指導上の経過にしかすぎません。

という意味でした。わかりにくくてすみません。
個人個人にあったほうならどちらでもいいんじゃないですかexclamation & questionって応えになってませんかねexclamation & question
>8 おかじゅんさん
トピずれしました。ごめんなさい。

実は、たまたまこの前手に取った単語集が、分野ごと(環境、法律など)にまとめられていて、似たような単語を使った例文ばかりで、私には見にくかったのです。例文の質にもよるのかもしれないですね。

>14 土星人(−)さん
自分が学習者の場合ならそれで話は済みますが、
指導者として考えた場合、学習者の語彙習得方法なども把握して学習方法を提示すると、さらに効果的に指導ができます。
よってここでは、どちらがいい、という問題を論じているわけではないと思います。


>連想語をあげてみる、とか、単語からイメージする絵を書いてみるとか、自分の経験と結び付けてみるとか。

この部分の覚え方が自分の中で非常に新しかったので、自分なりに考えてみようかと思いました。

認識語彙化に関して。
そうですね。
やはり発表語彙まで最終的には持っていくべきですよね。
しかし、第4段階までを一気にやるというのは学習者にとって非常に不可がかかりますね。
4段階の行程を連続で行うのではなく、時間をかけて断続的にやっていく、という理解でよろしいでしょうか?

語彙指導、おもしろいですね(`・ω・´)
土星人(−)さん、 

>個人個人にあえば

では研究にならないですよね。

たとえば、ですけれど、

英語力  上位者、中位者、下位者にわけて、同じ未知語を 

a) 例文ごとおぼえさせる
b) 単語のみおぼえさせる
c) 例文を提示したのち、単語だけを取り出して覚えさせる

の3つの方法をためしたら、面白い研究になると思いますよ。

私の予測は、上位者は どのa か c が効果的、
下位者は、b か cが効果的なんじゃないかと思います。

指導者として教える場合は、指導法は学習者の性格にもよるような気がするのですがぴかぴか(新しい)
カン助さん、

>4段階を時間をかけて断続的に

おおよそはその理解でいいとおもうのですが、学習者の個人差で、いきなり、
4段階まですっとんでしまうこともあります。

高校で教えていたとき、illitaracy という単語がよほどインパクトが強かったやしくて、何人かの生徒はいきなりproduction までできるようになってしまってました。

思い起こせば、私にも、そういうなんかしらないけど、一発で覚えてしまった単語、何回みても覚えられない単語ってあったように思います。
>18の土星人(−)さん、

学習者の「性格」にもよる、というのは、非常に漠然としている、というか、

「性格」ではなく、「学習スタイル」「語彙ストラテジーの使用法」「英語力」などの要因には、左右されるかもしれません。

「英語教育」トピでたてていらっしゃった、土星人(−)さんの研究課題についても、こちらで、もう少し深めたら面白いのでは、と思っています。

いかがでしょうか?
おっしゃる通りです。先日も申し上げましたが、語彙学習と何か(現時点では文法学習・使用)の相乗効果について研究していこうかと考えていますので。
では、トピをお立てください。というか、代わりにたてましょうか?

あんまでしゃばったこと言うと、前みたいに、「無責任な」とか「とても理性のある大人の発言とは思えません」とか言われるの怖いです冷や汗
ならば、おかじゅんのトピとしてたてますから。土星人さんの意図を汲んで。
このトピ全体を私個人の意見としてまとめておきます。反論その他よろしくお願いします。

  <語彙の2つの指導法>

A 単語だけを覚えさせる方法 (単語テスト、新出語の導入 など)
B 文章の中で単語も覚えさせる方法

   AとBは両方が必要。なぜならば。

(1)学習者が単語を覚えることのみに集中する度合い
        A >  B
単語だけをとりだして、それだけに、集中させ、覚えさせる方法は必要である。

 たとえばこんな文章があったとする。
  Have you ever read the Little Prince written by Saint-Exupey? It is a story of a narrator and the Little Prince. The narrator's plane clash-lands on the desert and  he has to spend several days until he repairs his plane.
(覚えさせたい新出語は、narrator, clash-lands, desert, several, repair)。

  この文章を読みとるには、全体の意味の把握、構文の把握などの作業が必要なため、narrator, clash-lands, desert, several, repairという単語そのものだけには注意は向かない。
  narrator, clash-lands, desert, several, repairという単語のみ取り出して教えれば、学習者の注意は単語だけに集中するので、単語の記億が残りやすい。

指導例)新出語の導入または確認活動
  新出語の単語テスト、復習活動


  (2)学習者が文章中で単語の使い方を学習できる度合い
       B  >   A
単語だけを覚えれば、その単語がどのように使われるか分からないのは当然であ
る。
指導例)新出語を含んだ英文章の再生活動:暗唱、など。


要するに。。。。。
単語自体を覚えるには単語だけを取り出して覚えさせるほうが適する。  

その単語を実際に使えるようにするためには、すなわちその単語を使って文章が読めたり、聞けたり、書けたり、話せたりするためには、文章中で単語も覚えさせるほうが適する。

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