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作文マジ箱!コミュのルノワール+ルノワール展

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西村です。7月末まで京都市現代美術館で開催されていた、「ルノワール+ルノワール」展の感想を、800字で書いてみました。意見・質問などおねがいしますよ!!


タイトル;三限フランス語、晴れ


薄暗い現代美術館。窓のない展示室。しかし私は見た。その一角にだけ、紛れもなく太陽の光が差し込んでいた。

 外光を愛するフランス人画家、ルノワール。白い清楚なドレスを着た少女が、ゆったりとぶらんこに乗って微笑んでいる。彼の操る巧みな色と筆遣い。それは、春の昼下がり、少女の赤い頬と木々の緑を照らし出す、柔らかな太陽の光を完璧に映し出した。

 数時間後、私は薄暗い教室にいた。三限フランス語、春学期試験。少ない生徒はみなやる気がなく、授業を楽しみにしていた私は、クラスの誰とも口をきかなかった。教室の中で、私の心にも薄暗く雲がかかっていた。この人たちともお別れだ。フランス語はおもしろかったというのに。

 テストが終わり校舎を出ようとすると、偶然同じクラスの女の子と鉢合った。明るい茶色の髪に個性的な服装。教室の中でも彼女はよく私の視界に入りこんできた。なのに話したことはなく、名前さえ知らなかった。しかしその時、私は大きな瞳から目を離すことができなかった。彼女もまた、私の目を捕らえ続けた。私は思わず笑い出してしまった。彼女が笑い出したのも、ほとんど同時だった。校舎を出て、一人駅まで歩く。真夏日の太陽は、いつもよりキラキラと光を増して見えた。

 「ぶらんこ」。そういえば、ドレスの少女も笑っていた。光を愛するルノワール。彼は、光溢れる自然をテーマにした作品の他、肖像画も多く残している。その絵があまりにも輝いていたのは、技術などではなく、ルノワールの、たゆまぬ人への愛情がもたらした産物ではないだろうか。「絵に描いたような笑顔」というわけではないのに、夢のように愛らしい。その彼女を包み込むやさしい光。笑顔を照らすと、光は一層輝きを増す。ルノワールは、人を愛する画家でもあったのだ。

 三限フランス語。薄暗い校舎の片隅、そこにだけ光が差し込んだ。




コメント(1)

 木村です!

意見・感想、いくよ!!

まず、800字への挑戦やね。
すばらしい。私もやってみようかな。
これは本当にただの感想。

ここから意見!

全体としては空気中に散乱する光のもやを、あわあわと集めるような印象。
いつものリョウコのとちょっとちがう?
それは光の画家ルノワールにちなんでわざとそういう雰囲気で書いたの?
これはこれでステキだと思うんだけど、ちょっとシュールな部分が勝りすぎて
作文というより、エッセイかルポのような気がするのは、私だけかな?

その原因はおそらく、ここ↓にあるのではないかと思うの。

?と?では、光を愛するルノワール、?と?では人を愛するルノワール。
リョウコにフランス語の女の子の笑顔が??のことを気づかせてくれた。
……って話よね?

??段落と??段落の対比は上手くいっていると思うんだけど、
その間のフランス語の話が……んんん〜??浮いている?
いや浮いていないんだけど必然性がよく分からない……って言うか。
こんなに字数を費やさなくてもいいような気がするって言うか!

 うあ、ごめんね、上手くいえない。

 つまり星新一の小説の様にとらえどころの無い感じ。
これが言いたいねん、ってもう少しはっきり伝わるように
書いたほうがいいんじゃないかと思う。

 あんまりいい意見じゃなくってごめんね。
とにかく私が言いたいのは、真ん中の部分に改善の余地アリ、と思うってこと。


 あと細かいことだけど。

 ?段落の始めになんで「ブランコ」って入れたのかよくわからないな。
いきなりそういえばで良くないんかな?

 絵に描いたような笑顔というわけではないのにという視点、
めっちゃ面白いと思うンやけどな。
 もう少し字数かけるか早めに出してもいいと思うけど。
 
 

 私も今マジ箱用の作文を1つ書いている途中やの。
近日中にアップするので宜しくね。






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