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トラウマティック銀幕コミュの荒野の用心棒

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実は黒澤明の映画はあまり好きじゃない。‘羅生門’は別だけど。
でも、元黒澤の映画は好き。‘荒野の七人’とか。
これも元‘用心棒’らしいけど、‘椿三十郎’しか観てない。ま、いいか〜。

「荒野の用心棒」

寒村に流れ者がやって来る。井戸で水を飲んでいると、男の子が泣きながら家に入る。
だが、すぐに追いだされたばかりか、ふたりのならず者に銃で追い払われる。
鐘が鳴り響き、村人は一斉に家に閉じこもる。そこへ男を乗せた馬が通りかかる。
男の背中に貼られた紙にはは‘あばよ、まぬけ’と書かれている。男は死んでいる。
流れ者はならず者たちに脅されるが、まるで気にするふうでもなく酒場に入る。
主人は「村の男は殺され、ここは女ばかりだ。殺されたくなかったら早く出ていけ」
村の異様な様子に興味を持った流れ者ジョーは酒場主のシルバニトに詳しく訊く。
この村を仕切るボスはふたり。銃を密輸するバクスターと酒を密輸するロホ兄弟。
「バクスターとロホ、真ん中にいるのが俺」ジョーはどっちが強いか訊く。
「そりゃ、ロホだな。あっちにはすご腕のラモンがいるからな」
先ほど脅してきたバクスターに雇われた四人のならず者をジョーは早撃ちで殺す。
「俺を雇え、安くはないぞ!」ロホ側に百ドルで雇われるが、ネグラは酒場にする。
メキシコ軍が村に投宿。国境方面に向かう軍を不審に思う酒場主。ジョーも積荷を怪しむ。
ふたりで軍のあとを追うと、国境の川辺でアメリカ軍から武器を買いつけようとしている。
金を見せたメ軍にア軍はマシンガン掃射。実はロホの弟ラモン一味が偽ア軍に化けていた。
意気揚々と戻ってきたラモンは意外なことにバクスターを夕食に招くと言う。
「これからは共存だ。もう殺し合いはしない」「用無しの俺は旅に出るとしよう」とジョー。
だが、魂胆があった。メキシコ軍を皆殺しにした罪を銃を密輸するバクスター側にきせる。
ジョーは酒場主と川辺から死体を運び、墓場に置いて生きているように見せかける。
そして、バクスター側にはロホのたくらみを、ロホ側には墓場にメ軍が隠れていると教える。

早撃ち、頭がキレて、酒に強くて、欲深いけど、友を裏切らず、女の涙に弱い。
クリント・イーストウッドのジョーには男も女も惚れてまうやないかっ!!!
正統派にはなんでもありのマカロニウェスタンは許せないかもしれないけど、
後にサム・ペキンパー、ずっと後のタランティーノあたりに強烈な影響を与えている。
あのマシンガンは時代的にありえないはずだけど、他にアカンヤロー的なものは見当たらず。
記念すべきマカロニ第一作目だけあって、けっこうちゃんと作っているようだ。
ワルだらけの映画のなかでダントツなのはジャン・マリア・ヴォロンテのラモン。
子持ちの女マリソルに対する異常な執着心と殺戮に異常な愉悦感を抱くサイコ・ヒール。
際立った強烈すぎる存在感で飄々クリントをもしかしたら食っちゃっているかも。
エンニオ・モリコーネの音楽に赤と黒のタイトルバックがめちゃカッコイイ。
今回のトラウマは棺桶屋のピリペロ。悪党たちの棺桶のために嬉々として寸法とり。
でも、一家皆殺しだったら、いったい誰が棺桶代を払うんだろなあ?

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