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トラウマティック銀幕コミュの肉体の悪魔

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ジェラール・フィリップの方である。
トラウマティックだから、ケン・ラッセルの方かと思った?
確かにこの題名、ラッセル向きだね。なんかポルノっぽい。肉体だから。
ジェラール・フィリップは「モンパルナスの灯」を観て、ポーっとなって、
こりゃいかん、のめり込むぞって事で、長年避けてきたのだ。
若い頃はシブ好みだったから、超二枚目は違うだろって、勝手に苦手意識を持ってたのがトラウマ。
でも、もういい大人になったから、解禁!

「肉体の悪魔」
第一次世界大戦中のフランス、パリ近郊の街。
クレベール高校に併設された病院へ、マルトは看護婦として働き始める。
初日、戦地から送られて来た負傷者の痛々しさに卒倒して落ち込んでいると、
高校生のフランソワになぐさめられる。
フランソワはマルトに夢中になり、パリに出かけるマルトについて行く。
カフェでマルトは自分には婚約者がおり、結婚に向けての準備中だと告げる。
諦めきれないフランソワはマルトに結婚を思いとどまるよう説得する。
パリから船で戻ると、桟橋で待ち受けていたのはマルトの母と婚約者。
「明日の夜、この桟橋に10時に会いに来てくれたら、結婚はやめる」とマルト。
11時に見に行くと桟橋にマルトがいる。フランソワは会わずに、しばらく姿を隠す。
夏休みが明け、学校に復帰したフランソワは結婚したマルトに再会する。
夫は軍曹として戦地にいる。マルトは母親の目を盗んでフランソワと情事を繰り返す。
やがて妊娠。喜ぶフランソワは戦地の夫に真実を告げるようマルトに迫るものの、
最後の最後で、自分の父親に相談したりと煮えきれない。
ドイツとの休戦の知らせがもたらされ、やがて夫は帰って来るのに。
密かに祖母の家で出産しようと、一人汽車に乗るマルト。追うフランソワ。
初めてデートしたパリのレストランで、別れの食事をする二人。
そのまま別れられずに寄った居酒屋では、休戦を祝って国歌斉唱。二人には別れの歌。
マルトは気分が悪くなり、倒れ込む。

冒頭、フランソワがマルトの部屋を訪れ、鏡を見て回想シーンに。
途中、フランソワが部屋を出て、街を行く葬列のあとを追って、回想シーンに。
そして教会での葬式で、回想シーンにという展開。
街は休戦の喜びにわくけれども、葬列が全くそぐわない。
二人の愛の悲劇的結末は、途中からわかってしまっている。
二十歳で夭折した作家ラディゲの実体験らしいが、高校生が人妻と不倫か…。
ジェラール・フィリップはいくらなんでも、高校生に見えないのがツライ。
キュートだけど。
マルト役のミシュリーヌ・プレールはなんとなく有馬稲子に似ているな。
最初、夫と愛人の両方どりするようなところが、イヤーな感じで、
若い頃に見たら、戦地の夫がかわいそうだろ、許せん!てなことになっただろう。
でも、高校生の愛人にはいずれ捨てられると自覚しながら、
まだ夢中になってくれている時に死ぬなんて、女としてものすごく幸せだったんだろなあって、
大人になったグラコロは羨ましいぞ。

それにしても、この映画はジェラール・フィリップ。
フレンチ三大ハンサムはジャン・マレーとアラン・ドロンとこの人だけど、
演技力ではこの人が一番だな。
36歳で亡くなっていて本数は少ないが、名作が多いので絶対観なきゃ。
今まで斜に構えて、二枚目は顔だけだろってなところがあったグラコロ。
反省します。ジェラールに惚れ直しました。
で、今回のトラウマはそのジェラールさまの頭を膝枕しながらボートを漕ぐマルト。
そんな漕ぎ方じゃだめだ!ボートは足を踏ん張って漕がなきゃな(体育会系婦女子)。







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