まず、英語の辞書でも、princeは「王子」では、必ずしもないです。「王侯」の事もprinceですし、シェイクスピアで言うと『ペリクリーズ』が副題はprince of Tireですが、彼は実質上「王」です。それがkingではなくprinceなのは、「タイア」(ぺリクリーズの国)が多分、第一部に出てくるアンタイオカスの国に貢物をしている属国だからだろうと言うことが、良くいわれます。
私も少女マンガも好きですから、依様のお考えも分かりますし、私も読み始めにはそのようなイメージで捉えていましたが、このお芝居は思うより複雑です。それに、矛盾も多いですから、一筋縄ではいきません。(矛盾の有名なものは、To be or not to beの台詞で、「戻ってきたものが無い、あの死との境界」とありますが、ハムレットは亡霊と会っているので、亡霊は戻って来た者ですしね)。