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1ページのメッセージコミュのあれからの二人は(作:まろ)

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きっとあの時の僕らは、この時のことなんて一切考えていなくて
その瞬間瞬間が楽しくて
特別な出来事ではなくても、それすらもとても眩しすぎて
今思えば、あの時の、あの瞬間の、あの日々は
僕の人生の中での、最も輝かしい時だったのではないだろうか・・・・・


「だーかーらー!!なんでお前はこうも遅刻ばっかすんだ!!」
「しょうがないじゃんか。起きれなかったんだからー」
「反省の色は一切なしか!?無しなんだな!?いい度胸だ!!今日という今日は許さねえぞ!!」
「そんなことよりもっと急がないと遅刻すんよー?」
「誰のせいだ、誰の!!」
「あんた」
「死ねっ!!」
「断固拒否るっ」
「うぜえよお前っ」
「大丈夫。あんたの顔よりはマシ」
「さらっと傷つくことを言うなっ!お前こそ言えた顔かっ!」
「あー、女の子に向かってそゆこと言うんだ。見損なったわー」
「お前なんぞ女と認めねぇっ!」
「こんなにか弱いのにー」
「どこがだっ!!」
「耳元で怒鳴んないでよ。うるさい。てかあんたの声耳障り。」
「ほんっとうにお前口悪いなっ!!」
「あんたの顔よりマシ」
「まだ言うかっ!!??」

とまあ言い争いなどしょっちゅうのことで、登下校でも、教室でも、何かあれば怒鳴りあっていた仲だった。
 嫌いだったわけでも、好きだったわけでもない。恋愛対象でもなかったし、大切な友達というわけでもなかった。
 ただ、自分の気持ちを抑えずに言い合える、そんな仲間だった。

「・・・・あんたってここ卒業したらどうすんの?」
「なんだ急に?」
「べっつに。ただ気になっただけ」
いつになく沈んだ声に俺は少し違和感を感じつつも、自らはいつもどおりの口調で言葉を返す。

「さあなー。たぶんテキトーな学校行ってまたテキトーに過ごすんじゃねえか?
将来はどうしよう・・・・なんてのを変わらず考えて、んで変わらず答えは出ない。
そんな平凡な生き方をしてると思うぞ」
「・・・・・そっか」
 なにが嬉しかったのか、沈んでた雰囲気の中、あいつは俺の顔を見て、寂しそうに、しかし嬉しそうに微笑んだ。

それからしばらくしてから、あいつは突然去っていった。
親の転勤だそうだ。
別に残っても良かったそうだが、あいつはあえてこの地を離れた。都会に行って自分のしたい勉強をするそうだ。
何をしているのかは知らない。だが、俺にはもう関係の無いことだった。



そして、数年後。
まあどこの学校でも同窓会ってのはやるもんだ。
うちの学校もその例に漏れず、同窓会を開いた。
噂によると、あいつも来るらしい。俺は少し・・・・・胸がうずいた。

同窓会当日。俺は早めに集合場所に着いていた。
楽しみだったわけでもないが、なぜか自然と早く家を出ていた。
そして、待つこと数分。他の誰でもない、あいつが俺の前に現れた。

「ひっさしぶりじゃん!ゲンキしてた〜?」
「お前こそ、連絡一つよこさねーから死んだもんだと思ってたぞ」
「残念でした。このとおりピンピンしてるよ。しかも、それなりに充実した日々の中でねっ。」
「はっ、そうかい。そりゃよかったな」
「む、心がこもってないわね。なに?あんたもうちょっと女の子に対する礼儀ってのを身につけるべきなんじゃない?」
「ああすまん。すっかり忘れてた。お前一応女だったな」
「・・・・・いい度胸してんのね。久しぶりに会って変わってると思ったら、中身は同じくそ馬鹿だったわ」
「お前こそ、見た目は変わってるけど・・・・・やっぱ変わらないな」
「・・・・・・そうね。そうかも」
「・・・・・・」
「あんた、今なにしてるの?」
「言ったとおり、のんびり大学生活のラスト一年を送ってるよ」
「そっか・・・・・よかった」
「?なにがだよ。俺がアホ学生だからか?」
「違うっての。ただ・・・・・あたしが街に行っても、変わらないでいてくれる人がいるってのは・・・・・なんとなくだけど、嬉しかった」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
お互いの間に数秒の沈黙が流れた。こいつは、変わっていくことが怖かったのだろうか?
だが、俺だって変わらないわけじゃない。考えだって昔よりは纏まってきた。
やりたいことも見えてきた。だから・・・・・

「・・・・・・卒業したら、どうすんの?」
以前と同じ質問。それに俺は

「・・・・・・お前と同じ街に行って、俺は俺の生活を送るよ」
「・・・・・・えっ?」
「なんだかんだでな。やっぱお前がいないと覇気が出なくてな。
やりたいことも見つかった。もうしばらくしたら・・・・・俺も行くよ」
「そう、なんだ・・・・」
「そんときゃ、先輩として街の案内頼むぜ」
「あ・・・・任せなって!あたしが一から叩き込んでやる」
「・・・・・お手柔らかにな」
そして次の年。俺たちは再び出会い、一応という形だが、恋人同士というものになった。

これから先、新たな輝きを求めて、俺たちは歩き出す。

コメント(4)

はい。長いです。
・・・・・・ごめんなさい。

なんか指が、指が止まらなかったんです!!むしろもっともっと長い長編モノにしたいくらいでっ!!

ま、こんな感じです。
色々気持ちを込めたんだけど、伝わるかなー?
本音を言い合える存在って、大切ですよね。
そしてそういう存在って、近くにいるときは大切さがわからなくて、離れてから気付くんですよね。

同窓会で会って、昔みたいに笑い合える関係が羨ましい…と思いながら読んでました。
あ、最初の掛け合い、面白かったです(笑)


馴れ親しんだ街から離れると、その街に帰ったときに変わっていない人や物に会うと安心する気持ち、よくわかります^^
私も今地元を離れて、一人暮らししてますから。
あ、掛け合い面白かったですか?
ちょっと頑張ってみましたw

俺の場合は待つ側ですけど、もし旅立つなら、変わらず待っていてくれる人がいたら幸せだな〜
帰る場所があるってのは嬉しいですよね

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