その結果、ベラルーシ保健省はスピルリナは人体からの放射性核種の排出を
促進すると結論を出しました。副作用は確認されていません。
(参照:The Chernobyl Tragedy and the Children of Byelorussia" National Paper, World
Summit for Children, Sep.)
チェルノブイルの子供委員会が発表した1990〜1991 年研究報告書を再確認する1993 年報告書:
「スピルリナの使用はセシウム137とストロンチウム90の放射性核種に汚染している
食物から体内に吸収する放射性物質の量を減少させる。子供の身体に微量の放射線
が長期的に滞留している条件にあっても、スピルリナは身体の適応能力を正常にす
る」
この研究およびその他の治療結果から、1994年、ロシア政府は放射線障害によるアレルギー反応を
抑えるための医薬品として、スピルリナの特許権を認定しました。
その他の地域の政府関連保健機関も子供を対象にした放射線病治療実験を行って、上記と同様の結
果を確認しています。
現在まで、スピルリナの天然成分と化学作用について多くの研究報告が出されており、放射性物質
や重金属の解毒を促進して免疫系を向上する効果が科学的にも確認されています。
海草
海草には放射性成分を結合するアルギン酸ナトリウムが含まれています。
カナダのモントリオールにあるマギール大学研究グループが、「海草が放射性毒性物質を体外へと
排出するかどうか」を課題にして研究しました。(参照:Skoryna S.C. et al, "Intestinal
Absorption of Radioactive Strontium," Canadian Medical Association Journal 191: 285-88,
1964).
スコリナ博士をリーダーとする研究グループは放射性降下物に対応する予防方法の開発を目的とし
て研究し、褐藻類のアルギン酸ナトリウムによりカルシウムが腸壁を通過してほとんどのストロン
チウムと結合すると報告しました。アルギン酸ナトリウムとストロンチウムは体外へ排出されまし
た。
「研究室での実験で、太平洋及び大西洋産のケルプ、昆布、その他褐藻類から抽出
したアルギン酸ナトリウムを、ストロンチウムとカルシウムと共にネズミへ投与し
た。大腿骨にて測定した放射性粒子の量が80%減少した。カルシウムの吸収には干渉
が見られなかった」
同研究において、同大学胃腸科研究室の科学者は褐藻類から抽出したアルギン酸ナトリウムが、腸
壁を通して吸収される放射性ストロンチウムの量を50〜80%減少できることを実証しました。
ですから、放射線を被ばくした人(または被ばくしたと思われる人)は海藻類を摂食すべきです。
スティーブン・シェクター博士は米国政府もケルプのアルギン酸の解毒作用に関する研究を行って、
上記カナダの研究グループと同様の効果を確認したと報告しています。(参照:Fighting
Radiation with Foods, Herbs and Vitamins East-West Health Books, 1988)
米国環境保護局(EPA)の環境毒性研究室はケルプのアルギン酸がストロンチウムなどの放射性
核種やカドミウムなどの重金属と結合して体外へ排出する機能を観察しました。
この実験を担当したJ.F ズタータは以下のように報告しています。
「空中、土壌、水分に含まれている化学汚染物質は、食物連鎖に入って生体内へと
吸収されるので危険である。当局の調査によって、アルギン酸が放射性ストロンチ
ウム、バリウム、カドミウムなどの金属汚染物質に結合することが判った」
ですから、現在は多くの重金属解毒用サプリの主成分としてアルギン酸塩が使用されています。ア
ルギン酸ナトリウムはストロンチウム、カルシウム、バリウム、カドミウム、ラジウムなどの化学
物質に強く結合します。
実際にロシアではセシウム137に被ばくした子供たちを放射線障害から予防するためにアルギン酸ナ
トリウムと卵殻の粉末の混合剤が使われました。(参照:Sukhanov, B.P., et al. "Medical and
biological evaluation of new food products for children exposed to excessive radiation."
Gig Sanit, 1994 Sept-Oct; (8):24-26)
それでは、原発事故などの緊急事態においては、どのような海藻食品が良いでしょうか。米国で製
造されているMODIFILANをお勧めします。MODIFILANはケルプから作られており、
オーガニックのヨウ素、アルギン酸塩を含んでおり、強力な重金属解毒剤と働き、免疫系を強化さ
せ、血糖値を下げ、放射性汚染物などの重金属をデトックスします。(日本でも同様の健康食品が
製造されているでしょう。ネットでお調べください。)
放射線障害にある動物の
治療のために使われて、その効果が実証されています。(参照:Hsu HY et al, “Radioprotective
effects of Ganoderma lucidum (Leyss. Ex. Fr.) Karst after X-ray irradiation in mice,” Am
J Chin Med 18 (1-2):61-69, 1990)人の放射線障害治療にも使われて同様の効果が得られました。
米国には様々な霊芝製品が販売されていますが、その中でレイシカプセル(JHS Naturals社:
www.jhsnp.com)がベストです。液体の霊芝製品は避けてください。あまり効果がありません。
放射線被ばく後にゆっくりと免疫系を強化する方法として、霊芝を紹介しましたが、
Cat’s Claw もDNAを保護し、傷ついたDNAの修復を促進するので、霊芝とともに摂食される
ようにお勧めします。(Cat’s Claw Phytotherapy Research Laboratories in Lobelville,
Tennessee 800-274-3727)
イースト(酵母)から作られるベータグルカンはハツカネズミを使った実験において放射線保護効
果を示しました。放射線を照射する前にグルカンを投与したすべてのハツカネズミは照射後に生き
残ったのですが、グルカンを投与しなかったハツカネズミはすべて照射後に死亡しました。研究者
は霊芝と同じように、グルカンは免疫系を強化して放射線の影響を受けやすい造血細胞を保護する
のではと考えています。
放射線治療を受けている人はシベリア産チョウセンニンジンを摂取すれば、放射線による副作用を
抑えることができるといわれています。
このチョウセンニンジンがどのような化学作用によって放射線から細胞を守るのかはまだはっきり
と分かっていませんが、放射線保護特性を持ち副作用を抑えることは実証されました。ソ連政府は
チェルノブイル原発の多くの被ばく者にチョウセンニンジンを与えたし、現在は放射線治療を受け
るガン患者に一般的に使用されています。
ポール・バーグナーは臨床試験を行ってから「放射線に被ばくした人が米国産チョウセンニンジン
抽出物を30日間続けて摂取したら、骨髄、臓器、皮膚、赤血球への障害からすばやく回復した」と
報告しており、日本の米沢博士は「チョウセンニンジンは放射線から身を保護するための最も有効
であるように見える」と発言しています。(参照:In The Healing Power of Ginseng, The
Enlightened Person's Guide Prima, 1996)
(Yonezawa et al. 1981; Rhee et al. 1991; Kim et al. 1993, 1996). 動物実験において、チョ
ウセンニンジンを放射線照射を受けた動物に与えたら、チョウセンニンジンを与えていない動物よ
り生存率がかなり高いことが判明しました。(参照:Yonezawa et al. 1981; Rhee et al. 1991;
Kim et al. 1993, 1996).
その他の研究においても、チョウセンニンジンの放射線防護特性が実証されています。
Panax ginseng (チョウセンニンジン)
放射線障害にかかった後でも、赤血球と白血球を修復し、内出血の防止、骨髄の保護と成長を促進
すると知られています。
Siberian ginseng (シベリア産チョウセンニンジン、別名:eleuthero)
風邪やインフルエンザ、呼吸器官感染症を予防するために、中国では2000年以上昔から使われてい
ます。シベリア産チョウセンニンジンに関する研究は1000種以上もあり、放射線被ばく後に生じる
様々な障害から体を守る効果が実証されています。
薬草
ハッカ(シソ科)
ハツカネズミの動物実験んにおいて、ハッカの抽出物が放射線障害による骨髄死と胃腸病を予防す
ることが分かりました。(“Influence of the leaf extract of Mentha arvensis Linn. (mint)
on the survival of mice exposed to different doses of gamma radiation,” Jagetia GC,
Baliga MS, Strahlenther Onkol. 2002 Feb;178(2):91-8)
ゴボウの根
血液を浄化する薬草として数世紀にわたって使用されています。解毒機能の一部として、人体から
放射性同位体を排出することが知られています。
ゴボウはナイアシンと鉄分などのミネラルを豊富に含み、腎臓、膀胱、肝臓の機能を助けます。
「放射線障害と予防対策(1)」に紹介した栄養学者の放射線障害予防法の考え方が大変に役立つ
と思います。予防法の基本:(参照)Radiation Sickness by Toni Reita ND Copyright All
Rights Reserved 2010 Toni Reita ND
* 甲状腺を守る (天然ヨウ素を含む食物を毎日摂食する。)
* 重金属をデトックスする(MMS、入浴用粘土、食用粘土、その他入浴デトックス)
* 体に合わせて定期的にデトックスする(クロレラ、スピルリナ、薬草、緑茶等、解毒効果の
高い自然・健康食品を摂食する)
* 免疫系を強化する(MMSでデトックスすると確実に免疫系が向上します。その他免疫系をサ
ポートする自然食品、健康・栄養食品を摂取する)
* 毎日健康食品と抗酸化剤を摂取する(体が必要とするビタミン、ミネラル、栄養素を補給する
フリーラジカルを増やさない。)
上記予防法の基本に従って、本報告書に紹介するMMS、自然食品、健康・栄養食品、サプリ等を
参考にされて、数種類を組み合わせて摂取されるようにお勧めします。
(本報告書の主な内容は”HOW TO HELP SUPPORT THE BODY’S HEALING AFTER INTENSE RADIOACTIVE OR
RADIATION EXPOSURE by William Bodri”の抜粋です。)
参考資料
1. Radiation Sickness by Toni Reita ND Copyright All Rights Reserved 2010 Toni Reita
ND
2. HOW TO HELP SUPPORT THE BODY’S HEALING AFTER INTENSE RADIOACTIVE OR RADIATION EXPOSURE
by William Bodri ,Top Shape Publishing, LLC 1135 Terminal Way Suite #209 Reno,
Nevada 89502 www.
現在(2013年2月)、福島第一原発から、そして各地の瓦礫焼却施設からの放射性物質とその他PBS、ダイオキシン等の有毒化学物質が全国に拡散しています。それと同時に現在まで体内に溜め込んだ病原菌、ケムトレイルからの重金属(一部放射性物質が入っている可能性大)、人工食品内の有害化学物質、GMO等により免疫系・自然治癒力・生命力が極度に落ち込んでいる人や子供が日本の人口のほとんどを占めています。(全世界各国も同様です)MMSを使用されるかどうかに関係なく、色々な良い方法を使用されて日々のデトックスを実施されるようにお勧めします。重金属や有害化学物質の解毒、同時に免疫系を強化するための自然食物をできるだけ多く摂食してください。西日本へ移住されるか他国へ移住されるかどうかの選択に関わらず、福島第一原発は最悪の最悪状態を既に通り越しており、最後の最後まで放射性物質(ヨウ素131、セシウム137、ストロンチウム90、プルトニウム、ウラン、トリチウム、その他不明)が漏出し全世界に拡散していくでしょう。特に福島県または周辺に在住の人で、MMSを試されたい方、またはそのような人が同地域に居住されていてMMSを試されたいのであれば、本サイトの問い合わせのフォーム http://jhumblemms.sharepoint.com/Pages/default.aspx を使って当方にお知らせください。MMSを無償でお送りします。(Hiro M. Ikizake)