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コメント(10)

モーツァルト歌劇「魔笛」
 抜粋盤でもいい、どんなクソみたいな演奏でもいい、できる限り早くこの音楽と接しておかなければ、人生それだけ損をする。そういう種類の音楽です。
 モーツァルト最晩年の作品。シカネーダーの脚本はぐちゃぐちゃ。モーツァルト以外の人が音楽書いたらと仮定するのも馬鹿馬鹿しいような物語が、モーツァルトの音楽のせいで、魔法のように素晴らしい脚本に思えてくる。
 わたし自身はなんと二千九百円くらいで発売されたことのあるDVDで持っているのだが(メトの舞台録画)、同じ価格で再発売されたら、これが絶対のお勧めです。
魔笛!関係ないけどうちのダンナも大好きです。
シューベルト歌曲集「冬の旅」
 これはまあ抜粋の廉価盤でいいでしょうが、たまに一枚で全曲入っているのもあるから、それはそれでお徳用ですね。レギュラーでも必ず二枚に収まります。
 ドイツ・リートというジャンルは世界中で、もう日本でしか受けないという不思議なジャンルです。フィッシャー・ディスカウだったかプライだったか「リートのリサイタルはもう日本でしかやれない」と嘆いたりしてました。現にハンス・ホッターという大歌手がウィーンでリサイタル開こうとして切符が売れずに取りやめになったりしたそうです。
 それはともかくとして、この歌曲集、わたし個人ではホッターが好きだが(CDも一枚)、初めて聴くって人に勧めるとしたらやはりディートリッヒ・フィッシャー・ディスカウ。二十世紀を代表するというより全歌曲史を代表するような大歌手の全貌を知るにも最適だし、おそらくはシューベルト自身さえもこのように歌われるとは思っていなかったような演奏です。
「菩提樹」くらいだったら多分誰しも聞いたことはあるでしょうね。「おやすみ」とか「春の夢」とか「ポスト」とか「からす」とか名曲揃いです。まずは通して聞いてみて、自分の気に入った曲を繰り返し聴くというのもいいと思います。
 以前フィッシャー・ディスカウがテレビでリートの公開レッスンみたいな番組やってましてね、最後の「辻音楽師」について「このようなシンプルで枯れた芸術形態をわたしは日本の能以外には知らない」なんてこと言ってましたね。
追伸(^^;)。歌曲集もやはり対訳は必須です。ミューラーの詩自体は三流です。それでも音楽自体の本質を理解する為には対訳は必須なんです。
初めまして.
初めての人に薦めるって難しいですね.
知ってる曲,よく耳にする曲から入っていったら良いんじゃないでしょうか.
できれば,よくあるコンピレーション的なCDではなく,
全曲が入っているものを集める.
すると,ちょっとずつ興味が広がっていくのでは.
そういえば私はそんな感じで広めました.
他人が良いというものが良いとは限らないというのは当たり前なんですが,
ホント好みと目的によりますね.

で,私が声楽にハマるきっかけとなった曲,
かの第九であります.
第九を知らずにクラシック好きは名乗れまいと買ったのが,
ウィーン・フィルのバーンスタイン盤でした.
ベートーベンの交響曲は重要な古典だし,多くの指揮者や作曲家がオマージュを捧げているので,知っていて損はないですよね.(むしろジョーシキ?)

ウィーン・フィルは無難に,綺麗に演奏してくれるので,
入りやすいと思います.
バーンスタインといえば,東西ドイツ統一の感動的名演がありますけど.
これは4歌手の重唱も綺麗にハマってて,素晴らしいです.
あ、まどこさん、どもども初めまして。
一瞬あれっと思いましたけど(^^;)、確かに第九は声楽のジャンルが相応しいんでしょうね。
ベートーヴェンの交響曲としてはある意味ではいびつな曲とも言えますが、「なんでもあり」をはじめたのもペートーヴェンですしね。
 学生時代にね、定食屋で飯食ってる時に後ろのテレビで「皆で歌おう第九」みたいな番組流してましてね、指揮が小澤だったんですね。わたしは苦笑しながら「け」とばかりに豚肉のしょうが焼きなんか食ってましてね。でも時々振り向く。で、振り向いた時に「alles menchen wieder bluder」でしたっけ(すんません、わたしドイツ語ぢぇんぢぇんわかれへんどっほです)つまり、「人類は皆再び兄弟になる」というのをおばさん達が必死こいて歌っているのを聞いて(というか見て)、たまらず涙がびょおおおっと溢れてしまいました。
 定食屋のおやじが、「ぬらちゃん、どうしたん」と言って、わしゃ「あ、いやいやいやいやいやいや」でしたけどね。
 この曲が年末に演奏されるという日本の風習も大変美しいそれであると思っています。
わーまどこさん。ありがとうございます。
第九。うん、心が震えますね。
いやいや,声楽といっても3楽章と半まではれっきとした(?)交響曲ですからね.
最初は歌のとこばっかり聴いてたんですが,
徐々に各章のテーマとか構成とかに興味を持つようになったんで.
とりあえず歌かな,と.
歌部分でも色んな動きや組み合わせがあって面白いですよね.

定食屋のおばちゃん,良いですねぇ.
そうか,これを歌える日本人がいっぱいいたんですね.
私も年末派,というわけではないですが,一年に一度年末には,
そうそう,ヤレ聴こうかぃ,って思うの,悪くないです.
いつ聴いても良いんですけど(笑.
ワグナー楽劇「トリスタンとイゾルデ」
 初心者の人にまさかこんなもの買えなんて言いません(笑)。図書館ででも借りてきてください。それも借リドク(?)になってもつまんないので、今週は数時間まとまった時間が確実に取れるぞという時に。ただで借りる時こそ根性が必要です。いつでも聞けるし、結局聞くチャンスがなかったとしてもいつでも又借りられるという安易な意識がありますからね。
 こりゃ、わたしにゃ絶対合いそうにないわ、と感じたならば一生遠ざかっててもいいと思います。そう見極めがつくまでは対訳と首っぴきで根気よく聞いてみてください。
 一度だけの人生なんだから、ワグナーの音楽と真摯に相対するチャンスを一度くらいは自分に与えてみてください。
 この豊穣なニヒリズム(!)を真正面から受け取るキャパがあなたの内にあるかどうかは知らない。あれば誇れるというものでさえない。昼よりも夜を愛し、生よりも死に憧れるという不健康な哲学は、しかし一旦魅せられると抗し難い魔力を持つ。ニーチェの後半生の戦いはワグナーの魔力との戦いであったはずなのだ、確実に。
 例えば、ほんの例えばです。第一幕の前奏曲が終わり、すぐに水夫が無伴奏で歌い出す「アイルランドの娘よ」といったあの歌。それに続くイゾルデのヒステリー(^^;)。もうのっけから、これはこの世のことならずといった、ただならぬ緊張感が漲っているのだ。その緊張感が一瞬たりとも緩むことない数時間なのだ。リスナーサービスだの息抜きなんて発想はワグナーには毛ほどもありませんからね。
 ものすごく疲れる音楽体験になるはずなんです。それが心地良い疲れと感じるか、二度と金輪際ごめんだ、となるかはあなたの感性次第。しかし、聞いただけでこんなに疲れる音楽を書いた人がいるというのは想像力の片隅に常に据えておくことはいいことだとは思います。
 最後に余談ですが、その冒頭の水夫の歌はエリオットが「荒地」の中でそっくり引用してます。(←だからどーした)
あ、そうか、そうか、ワグナーと違ってわしゃサービス精神はありますから追記ね(^^;)。
 第一幕への前奏曲とイゾルデの愛の死は演奏会用として演奏されることも多く、レコーディングも多くされています。
 この途方もなく壮大な音楽の、まさに頭とケツです(^^;)。
 わしゃ自慢じゃないけど根性だけはないからなあ、という人は肩慣らし(?)として結構イケるんじゃないかと思います。

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