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アルペンスノーボードギアに注目コミュのプレートについて

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相当久々のアップとなりますが、皆様ご無沙汰しております。このコミュニティーを立ち上げてから、更新もないまま、数年が経過してしまいました。

久々ということで、今回は振動吸収、エッジグリップ強化を目的に、この2、3シーズンにアルペンボーダーの間でトレンドになっているプレートの話題をしたいと思います。

これまで、プレートというと、古くはユニバーサルカントや7度固定カント、あるいはGREXなどをイメージしておりましたが、最近では様々なプレートが流通していることは皆様ご存知のことと思います。

しかし、実際には価格も高いものが多く、すべて買って試すには相当な出費が必要であり、もしも効果がなかったら、単なるガラクタになってしまうというリスクを伴います。

私も、07-08シーズンにリリースされたOGASAKAのメタルサンドイッチボード、RC-ZM184を購入し、そのエッジグリップの良さや振動吸収力に感銘を覚えたにも関わらず、人間の欲望とは際限ないもので、その性能に飽きたらず、更に協力なグリップと振動低減を求め現在に至っています。

現在、国内外含めたアルペンボードメーカーの殆どでメタルシート内臓ボードをリリースしているわけですが、グリップ性能・振動性能が上がれば上がるほどフレックス、トーションは硬くなり、快適に操作し、そのボードが有する性能をフルに発揮するには、それに応じた脚力とシビアなポジショニングが必要という問題が出てきました。メタルを搭載する=低反発+高安定+低振動+高グリップというメリットと同時に回転性低下+反発を利用したリズミカルなターン切り替えの難航+フレックス&トーションの硬化+重量増加というデメリットも生まれてしまったというわけです。
とはいえ、これらのボードの殆どはエキスパート用の最上位機種という位置付けにあり、主要ターゲットがプロサーキットやアマチュア大会を転戦するライダー、もしくはそれと同等のエキスパートライダーであることから、そもそも、脚力も弱く、シーズン中の滑走日数も限られる私のようなSundayボーダーは手を出すなということなのでしょうが、足元の安全性・安心感を少しでも欲しい人間には魅力的に思えてしまうわけです。
その結果、昨シーズン、OGASAKAよりリリースされたニューコンセプトのレーシングボードであるEV185を衝動買いし、二層式メタル、ハンマーヘッドにトライしたわけですが、グリップはかなり強力で振動にも強い一方で、センターにはギリギリ乗れるし、操作も可能なのですが、フレックスの硬さと長い有効エッジにより、自分の思うがままに自在にコントロールすることは非常に難しいことを実感しました。滑っている間は自在にコントロールしてると錯覚するのですが、実際に滑走している姿を撮影してもらい、チェックすると、乗りこなせていないことを確認しました。また、同じようにF2のSPEEDSTAR WC183でもそれに近い結果が得られました。

前置きは長くなりましたが、このような結果を受け、脚力をアップしたり、体重を増やしたりという手法でそれらを乗りこなす方向ではなく、扱いやすい、もしくは使い慣れたボードを強化する方向に考えを切り換え、トレンド傾向にあるプレートの導入を検討するに至ったのです(寄り道しすぎですが・・あせあせ)

さて、ようやく本題のプレートの話ですが、私がプレートに求める性能は次のようになります。

ボードのフレックス、トーションなど、そのボードが従来有する特性を可能な限り保持したまま、エッジグリップ性能、振動吸収性能を強化する→すなわち、本来の操作性やターン特性はそのままに、足元の安心感を高められること

脚力が無いため、限りなく軽量で、なおかつターン時のプレッシャーによる反復運動や、雪面から受ける衝撃により、破損・変形等がしにくい耐久性を有すること

装脱着が簡単で、複数のボードへの付け替えが容易にできること→ゲレンデコンディションに応じて状況に適合した特性を有するボードに付け替えることで、ライディングを充実させたい
上記が選定のポイントになりますが、実際に使用したプレートは次の通りです。

1.IBEXユニバーサルカント
2.VIST

3.GREX FCX

4.M-FLEX

5.ACTIVE PRO FLEX


1は、アルペンライダーなら一度は使用したことがあるであろう、回転調整式のカント・リフト兼用プレートで、この私も10シーズンにわたり使い続けている便利なものですが、ビンディングの設置高さが上がることで、当然グリップは上がり、比較的柔らかいプラスチックベースプレートが足元への振動をある程度まで吸収してくれるため、ライディングは快適化します。但し、プレートそのものの構造が強力なエッジグリップや振動吸収性能を有しているかといえば、それは疑問符が残ります。また、取り付けには、ビンディング取付用の回転式金属天板を回しながら、ボードへのビス脱着が必要であるため、簡便性は良くありません。
次に2ですが、これはワールドカップレーサーやオリンピック選手の使用率が高い、プレートの代表的存在ともいえますが、ヨーロピアンアルプスのアイスバーンや超硬バーンでの滑走を想定されているため、かなり強固に設計されており、フレックス・トーションともに強烈に硬くなります。プロライダーや脚力に自信のあるライダーには乗りこなせるのでしょうが、Sundayボーダーにはかなり厳しいと思われます。

次に3ですが、こちらは強固なラインナップが多いGREXのプレートシリーズの中では軽量&シンプルタイプで、プラスチックベースの中抜き構造のため、プレート自体でもある程度のフレックスは有しています。しかし、個人的な感想としては、ユニカンの方が、セッティングに幅を持たせられる分、効果は高いような気がしました。
また、取付ビスが相当長くなるため、ビスの耐久性がやや不安です。

次に4は、GRAYからリリースされたG-FLEXとほぼ同一ですが、G-FLEXが内部の機構部に金属を使用しているのに対し、こちらは樹脂とラバーを使用しているため、素材自体でも振動吸収力を有しています。また、このプレートは、ボードのフレックス運動に合わせ、内部の機構が可動するため、ボードが本来有しているフレックスに近い形で、しなりを出せることが特徴です。更に、プレート高さがあるため、角付けも容易になり、エッジグリップも強化されます。
現在、私もこのプレートをOGASAKA-RC-ZM184に装着しておりますが、ユニカンと比較しても、グリップ力、しなり具合、重厚感が大きく違います。少し重いですが、フレックスをあまり強化したくないライダーにはお薦めできます。但し、プレート固定のネジが緩みやすいので、滑っている間に、ガタついてきますので気を付ける必要があります。
最後に、5ですが、市場に出回っているプレートの中でも、かなり高価な部類に入ります。コンペティションでプロライダーに使用されているケースも多く、上位を独占してしまうなど、その効果は実証されています。

私は、レースタイプではなく、カービング用をSG-RACE178に装着しておりますが、グラスボード特有の必要以上な反発が抑えられ、若干のフレックス強化、トーション強化に加え、振動吸収性能とエッジグリップ性能も大幅に向上したことで、従来のボードの良さはそのままに、生まれ変わった気がします。また、加速性能は目を見張るものがあり、自分自身が感じている以上の速度で滑走ができるようになりました。少し残念なのは、構造上、スタンス幅をあまり小さくできないため、どうしてもワイドスタンス気味になり、フレックスを出しづらい事が挙げられます。

以上が簡単なインプレッションですが、粉雪もしくはやや湿雪のピステンバーンであれば、ユニカンで充分、硬い雪やアイスバーンではM-FLEXまたはACTIVE PRO FLEXを使用することで、快適なライディングが出来るのではないかと思います。

今後、SGのフローティングプレートやBOMBERのBOILER-PLATE、F2のS-FLEX、GULLIUMのG-PLATEあたりを使用してみたいと思いますが、SGは約16万円、BOMBERも約9万円ですから、下手な国産ボードより高いので、その価格に見合う効果が果たして期待できるのか、非常に疑問であり、躊躇している状況です。

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