証券市況～日本株・債券～コミュの国内マーケット・ニュース（７月８日）

<国内株式市場>
日経平均　１３０３３．１０円（３２６．９４円安）

　　　　　　１２９８４．５４円─１３２９４．９７円　出来高　１９億５１４８万株

　国内株式市場で日経平均は大幅反落です。前日比３００円を超える下落となり一時、４月１５日以来の１万３０００円割れとなりました。市場筋によるとＣＴＡ（商品投資顧問業者）など短期筋が債先買い／株先売りを進め、後場下値を切り下げたようです。金融不安が再び強まっており、米株のさらなる下落を見越した売りだとみられています。東証１部売買代金は２兆０９０４億円と引き続き薄商いでした。

<外国為替市場>　　　　　　17時時点
ドル／円　　１０６．３８／４３円　　　ユーロ／ドル　１．５７２８／３３ドル

　ユーロ／円　１６７．３６／３９円

　午後５時のドル／円は、前日ＮＹ市場の午後５時時点から大幅に下落し、１０６円前半で取引されています。日経平均株価.N225や香港株式市場のハンセン指数などアジアの株価が軟調となったことで、欧州時間の取引でも株価をにらんでリスク回避の動きが強まっているということです。主要国首脳会議（北海道洞爺湖サミット）で首脳による為替への言及も相次いでいます。フランスのサルコジ大統領は、ドイツを含む欧州各国はユーロの水準は問題だとの見方でほぼ一致し、米国はドル安が問題だとみているようです。　　　

<短期金融市場>　　　　　　18時10分
無担保コール翌日物金利（加重平均レート）　０．５０２％

　３カ月物ＦＢ（政府短期証券）流通利回り　　　　　──（出合いなし）

　ユーロ円３カ月金先（０９年３月限）　　９９．０３０（＋０．０４５）

　　　　　　　　　　　　　安値─高値　　　９９．００５─９９．０４５

　無担保コール翌日物の加重平均金利は０．５０２％（速報）となりました。日銀は午前、午後ともに即日オペは見送りです。足元だけでなく先々の資金繰りに対する不安感は乏しく、日銀の資金供給オペは７月期日、９月期日のものが共に前回から横ばいレートでの落札となりました。ユーロ円金先は前日の米債高やきょうの株安／債券高を好感し、期先を中心に上昇し、中心限月０９年３月限はじりじりと上値を伸ばし、一時は前日比６．０ティック高の９９．０４５と５月下旬以来の水準をつけました。