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介護体験から学ぶコミュの【ケース記録】母の介護 102歳で看取るまで

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■ 母の介護 102歳で看取るまで
【レビュー】http://mixi.jp/view_item.pl?id=882493
【分類】廃用性寝たきり
【対象者】母
【介護者】私(娘)、ヘルパーによる24時間ケア
【著者】坪内 ミキ子

【性格ほか】
 母=週に1回はデパートの美容室に通う
 母=常に時代の流れを意識し、自分のお洒落を心がけていた→ 着るもの=値段が普通ではないもの
 母=耳が殆ど聞こえない。耳元で大声を出さなければならない。何気ない会話が成立しない。
  (耳ガ遠い=何気ない穏やかな日常のコミュニケーションの輪から遠ざかること。)
 母=「足慣らし」3階〜1階の階段を往復
 母=一日でも便通がないと深刻に落ち込む
 母=小食、肉類は嫌い、脂っこいものも敬遠、魚は白身魚のみ
 母=気を張っている元気な母
 母=気の強い「ゴッドマザー」、情の深い人


【履歴】
1887   父=誕生(坪内義衛の子)
1894   父7=坪内逍遥の養子になる
1901   母=誕生(男3人、女3人の6人兄弟の上から2番目)
1913   母13=宝塚唱歌隊に入団
1918   父31=宝塚音楽歌劇学校に演出家として参加
1919   父32=母18と結婚
1934   父47,母33=江戸川アパートに住む
1940   母39=私が生まれる
1962   私21=女子大生時代劇女優「陽気な殿様」デビュー
       母60=髪形や衣装に関心を持つ
1967   私26=夫34結婚
1969   私28=息子出産
1985   父98=死去、母84、私45
1997
  -8月 母96=転倒
     家政婦さん=週1回訪問
     私57=毎晩、5分とたたずに呼ばれて眠れない・・・夜中の「拷問」
     母96=食事を受け付けなくなる、無気力、動かなくなり、目を閉じてただ座っているだけ
          →エンシュア・リキッドを飲む
     母96=動かない→足腰が衰える、布団から起き上がるのにも一苦労
         → 電動ベッド購入36万円
     母96=お金でも物でも借りるのが嫌いな性格
     母96=ポータブルトイレにたどり着く前に尻餅をついて立ち上がれない状態
        →一人の留守番は無理
     私57=ヘルパーを頼む・・・時給が高い、夜は無理
        ・・・週に3,4日、1回5,6時間
     夫=軽い狭心症で入院・・・2週間で退院
     ヘルパー=3人体制
  -11月 母96=発熱→入院・・・この後11ヶ月続く
     母96=入院初日から15秒おきにナースコール→音も高々な手拍子
      →ナースステーションへ運び込まれる
       (平日の夕方5時まで=ヘルパー,夕方5時〜9時=私
        ,夜間通し=家政婦協会からのひと)
     1ヶ月支出=百万円・・・96歳で長期戦になるとは思っても見なかった
     母96=安静が一番→車椅子も散歩も入浴もイヤ。寝ているのが一番。
     母96=排泄はベッド横のポータブルトイレでした
     夜の部の最初のヘルパー=5日、次のヘルパー=10日余、
  -12月 母96=夜の排泄は1時間おき、ポータブルトイレへ移動
     母96=オムツ・・・だんだん動かさなくなる→固くなる
     母96=熱+むせる→食事を残すことが多くなる
     母96=痰の吸引+点滴+酸素補給+浣腸・・・病人らしくなっていく
     (退院の話→発熱)→(退院の話→発熱)のサイクル
1998
  -1月 夜の部のヘルパー=大雪でこれない → 母96=一人で過ごす
     → 一晩の我慢が何倍にもなった
     母96=要求が聞き入れられないと、「観音様!観音様!」と大声を出す。
  -2月 母96=喉のごろごろ、ゼイゼイがひどくなり、しょっちゅう痰が詰まる
       →自力で痰を出すことも出来ない
     母96=食べる量が減り、やせ細る
       →痰がからみやすくなり、足先と背中にじょくそうが出来た
     母96=お腹ばかり膨らむ、足が浮腫む、微熱も取れない
     母96=身体を起こしておくと「腰が痛い」
     母96=長い間横になっている
       →身体を起こすとすごく疲れる。寝返りはとうに出来なくなっている。
  -3月 母96=「固まったものが食べたい」
      ・・・プリン、マッシュドポテト、バナナや里芋
      →こわいくらいに食べ物に執着し始めた
      ・・・うなぎ、まんじゅう、にゅうめん・・・異常な食欲
      →痰はからまなくなり、じょくそうも治った
  -4月 母96=転院 → 食への執着がなくなる
     私58=クラシックの音楽で息抜き
     母96=点滴、酸素吸入、痰の吸引・・・骸骨寸前の写真
     母96=水も人の手を借りないと飲めなくなった
     母96=頻繁な水の催促(2時間18回、5時間23回)・・・400〜700cc
     私58=母の介護に関しては何一つロングビジョンで捉えていなかった
  -5月 母96=エンシュア・リキッド復活
  -6月 母96=点滴の針を刺すところがなくなった→点滴がはずされた
     母96=言うことがはっきりしてきた
       →テレビも見たい→食事にも意欲的、甘みの所望
     母96=人使いが荒くなってきた&お世辞を言う余裕も生まれた
     母96=「生き返りたい」
     母96=熱が出る→解熱剤を点滴できない
       →頭、脇、大腿部に氷枕やアイスノン:効果的
     母96=歯磨きもうがいもできない→大き目のめんぼうにイソジンをつけて磨く
     私58=病室に母の若い頃の写真を貼る
       →「きれいですねぇ」「素敵だったんですねぇ」といわれるようにする
  -7月 母97=誕生日
 -10月 母97=退院
     往診=毎週1回、訪問看護=毎週1回、じょくそう予防エアマット導入
     ヘルパー=24時間体制/2人交代制
     私58=介護そのものにはノータッチ、3回顔を出すだけ。
     母97=退院してから1週間で落ち着いた・・・お迎えが来るのをおとなしく待つ心境?
     母97=たんすの中の着るものをあげたがった。
     私58=食事作りに明け暮れて、退院後2週間もすればうんざり→ベビーフード
     私58=仕事、恩師の不幸、教育委員、食材の買出し、医療品の買い物、
        ドクターや訪問看護師さんへの連絡、オムツの申請
  -11月
     母97=ミキサー食を良く食べる→ミキサー食オンリーになる
       →スープベースのミキサー食を工夫
     私58=日本画教室、書道教室、友人との1泊旅行
       →母が亡くなり自由な時間→日本画教室、書道教室も辞めてしまった。
     母97=寝たきり→抱えて家の中の様子を見せて回った
     母97=安定した毎日
       →歌を唄う、テレビを見る、字を書く、知的好奇心も。
     母97=排便は生きがい(浣腸、摘便、ラキソベロンという薬)
     母97=「心臓が苦しい。先生を呼んで!」「薬をのんでもなかなか眠れない」
1999
  -7月 母98=入浴サービス導入
2000
     ヘルパーUさん=南米に戻る。→代わりにKさん。
     ヘルパーSさん=体調が悪くなる→日替わりヘルパー→Yさん
     私60=カナリアを飼う・・・忙しいときペットは飼うべからず
  -4月 母99=要介護5.訪問入浴=月2回、訪問看護=月2回。
     私60=一泊旅行、夫の入院による毎日の病院通い、テレビの仕事、
       カナリアの世話、雑誌の取材、教育委員会の仕事
2001
  -1月 私61=4,5日目眩。頚椎が出ている。
  -7月 母100=2日周期「おしゃべりモード」「おやすみモード」
2002
  -2月 母100=介護保険認定
  -3月 私62=ボストンの息子訪問
     私62=アパート再建後の手続き、仮住まい探し、4部屋分の引越し
 -11月 母101=引越し
 -12月 ヘルパー=Yさん一人体制。
     母101=眠ってすごす時間が長くなる。
     私62=引越しの荷物整理〜ゴミだし
2003
 -2月  母101=咳き込むことが多くなる。お小水の出も悪い。
 -8月  母102=喉のぜこぜこが頻繁になり、痰もからむ。食欲がない。
        エンシュア・リキッドも拒否。
     母102=死去

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