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あなたの知らない世界。コミュのここに不思議な話があります。その二。

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今からお話する出来事は、
古壁 桑が実際にあったことを
元に執筆中のものであることを
あらかじめお知らせしておきます。

日露戦争も終わり、A氏は、
左足貫通銃創で、傷痍軍人として、
樺太から帰還してきました。

その後、結婚し、子宝にも恵まれ、
幸せな生活をすごしていました。

ある日、指物屋の店先で、
A氏の子供の一人が店の主人と
こんな会話をしていました。

「おじさん?おじさんはどうして
 足が悪いの?怪我をしたの?」
「あぁこの足か?うん、この足は、
 先の戦争で負傷したんだ」
「へぇ、軍人さんだったのかぁ」

この店の主人は、右足のくるぶしから
下がありませんでした。

A氏の子供は家に帰って、父親のA氏に
言いました。

「お父さん、あの指物屋さんのおじさんは、
 戦争に行って怪我したんだね?」

するとA氏は

「いや、あの方は、足があのようになる
 病気なんだ。いい人なのに、訳がわからん
 病気なんだ。戦争には行ってないよ」

彼の指物屋さんは、村の人にも好かれ、
その人の亡くなったお父さんも、
なかなかの好人物でありました。

A氏は、それにしても、変わった病気があるものだと
思っていましたが、だんだん、それが過去の出来事と
関係があるのではないかと思われてきたのです。

それは、例の指物屋さんの病気が悪化して、
左足のくるぶしから切断しなくては
ならなくなったのです。

そして、半年後、右膝下から切断、
そして、左膝したから切断、

次々と、手術で切断し、
足の付け根から、もう両足は無くなって
しまいました。

それでも、その指物屋さんは、
以前と変わらず
人当たりの良い、ご主人でした。

しかし、ご主人の看病疲れもあったのでしょうか
奥さんは病に臥し、
そのまま亡くなってしまいました。

ご主人は足が不自由な為、
幼い子の養育もままならず、
子供を親戚に預け、
鴨居に紐をかけ
自殺をしてしまいました。

A氏は過去の出来事と関係があるのでは
ないかといつも思っていました。
しかし、全く確信はなかったのです。

A氏が若い頃、その村で、
尼さんが身投げをしたことがありました。

その時、
このお金で無縁仏として、永代供養をしてもらいたい旨の
遺書がかかれありましたが、
そのお金が遺書の中になかったのです。

その遺書を見つけた人、また、そのあたりを
とおりがかった人に疑いがかけられましたが、
そのようなことをする人物ではなかったので、
結局は、お金がなくとも、村のお寺で
永代の供養をすることになったのです。

ご遺体は、昔の女性のたしなみとして、
着物の裾が乱れぬようくるぶし、ひざ、
ふとももと、腰紐で硬く縛られていました。

A氏はこの出来事のことを思っていたのです。

大正時代に、スペイン風邪が流行したことが
ありました。

親戚に預けられた指物屋さんの息子さんも
立派な青年に成長しましたが、この風邪にやられ
高熱にうなされる日々が続きましたが、
とうとう亡くなってしまいました。

A氏は、亡くなる数日前、村のこととて、
お見舞いに行くと、その青年が
うなされ、うわごとを言っているのを
聞いてしまったのです。

それは、
「仏壇から、おじいさんが招いている、
 お父さんがこちらへ来いと招いている。
 尼さんが招いている」と言うのです。

周りの家族は、ただ、高熱にうなされていると
思って、氷を砕いたり、氷枕をあてたりして
おりましたが、昔の出来事を知っているA氏は
「あの時、遺書の中のお金を・・・。
 そうだったのか・・、あの人だったのか」と
確信しました。

この世で、好き勝手しても、必ず、
その報いは、自分に来なくても、
後世にひきつがれてゆくのだと、確信を持ち、
それからは、この出来事にはふれず、
後生大事、後生大事と、子供を育てていったそうです。

後生大事とは、人生の後半が大事などと思っている
最高学府を出た人を知っていますが、
自分が死んだ後の世のことを思うと今より、
そちらの方が大事であるとの戒めではないかと思うので
あります。

ひとたびは きゆるいのちと おもうなよ
つみつくるなよ のちのよのため

現代風に置き換えますと、
徳と言う紙幣があるとします。
今、われわれが、こうして、生きていれるのは、
その徳と言う紙幣を、ご先祖様が、山ほど
銀行に預けておいてくれたおかげで、
こうして無事生きていられるのです。

もし、そのことを忘れ、次から次へと
その徳の紙幣を使ってしまうと、
やがて、徳の紙幣は底をつき、
次から次へと難題課題が目の前に出されて
くるのではないかと思います。

従って、ご先祖様が残してくれた
徳の紙幣は銀行に預けっぱなしにして、
自ら善行と換金して、自分で生み出した
徳の紙幣をためて、子々孫々まで行きわたる
ようにすべきではないでしょうか?

どうして、わたしの子が・・、
何故、夫が・・・、
妻が・・・・・、
それは判りません。

前世の約束事と言われれば、
それまでのことですが、
そこには、前述のお話のように、
あなたの知らない世界があると思うのです。




コメント(3)

今、私達が生きてる。。生活してる。
それは後の世に行くための修行だと
思ってます。。。
神か仏か知りませんが。。私達は試されて
いるんだ。。と思ってます。
その為には、何をしたら良いのか?
自ずから、わかると思いますが。。。
全然なってない。。。奈々です。

因果応報。。。まさに、これですね。

ユピーさん、お気をつけて行ってらっしゃい。
奈々姫殿。
ユピー妃。

預けられた子供達は、
全員がなくなられていますが、
たった一人、女の子が成長して、
家庭を築いています。
その女性は、役場に勤め、
会計で金銭の間違いは一切なく、
とても、几帳面であったことを、
付け加えておきます。

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