ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

かわうその茶道ノートブックコミュの考稽古

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
現段階での考えを徒然なるままに。


◎稽古(けいこ)の訓読みは、古(いにしえ)を稽(かんが)える。

古き事を紐解いて、今どうあるべきかということを考え、正確に身に付けること。
そして次世代へ伝承する。

長年お稽古を積み、規矩作法をよく学んでいくとそれが全てだと勘違いして他人の間違いを指摘して憚らない人も存外多いです。
愚の骨張もい・い・と・こ・ろ。
日本に300余あると言われる茶道の流派。
数多の流派がこの21世紀まで淘汰され残ってきたのは揺るぎない事実であり、それぞれのアイデンティティは当然尊重すべきことです。
それどころか指導者たるもの、他流の勉強もする必要性すら感じます。
自流の切り口を客観的に俯瞰(ふかん)することで、より自流の理解が深まると考えています。


◎習得と体得は全くと言っていいほどに違います。
習ったことを頭でよく理解できたとしてもそれが骨の髄まで身について初めて自家薬籠中のものにできたというもの。
表面のカタチだけを追っているうちはまだまだです。


◎歴史を知り、技術を知り、自分を知り、相手を知る。

どれが欠けてもいい指導はできないかと。
どういう歴史的背景があってこの点前はできたのかこの料理はできたのか、先人達によって淘汰されてきたテクニックはもう磨く余地が本当に無いのか、自分はどのようなキャラクターなのか、言葉は語調は視線は態度は生徒さんからどう見えているのか、教えている生徒さんはどんな性分の持ち主なのか、今日の集中力はどの程度なのか、今この瞬間何に興味を持っているのか、どの長所をどの方向に伸ばしていくのか、など。

やって見せ 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば 人は動かじ


◎稽古とは 一より習ひ 十を知り 十よりかへる もとのその一

最初に習うことが実は一番難しく、また奥義だということは非常に多いです。
しかしそれは十まで一通り知ったからこそ実感できること。
初心者にいきなり十から教えることは現実的ではありません。
歩き方、お辞儀、點茶、袱紗捌き、問答、など指導者の かわうそでも改良の余地はまだまだあります。

まだ十を知らない生徒さんにどのような方便を用いて一を伝えるのかは、これからも努力していかなければならないことです。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

かわうその茶道ノートブック 更新情報

かわうその茶道ノートブックのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング