登山家小西浩文コミュの「ミッドナイトイーグル」いよいよ始動！

竹内結子「新しい何か見つける」本格山岳映画のヒロイン演じる
アクション映画は初めての竹内結子
　女優、竹内結子（２６）が１２月公開の映画「ミッドナイトイーグル」（成島出監督、松竹配給）に出演することが８日、分かった。北アルプスに墜落した米軍機の謎を追う戦場カメラマンが主人公の山岳サスペンス・アクション大作。竹内は、大沢たかお（３８）扮するカメラマンの義兄に恋心を抱く雑誌記者を演じる。「役どころを通じ、私自身にも新しい何かが見つけられたら」。心新たに新年のスタートを切った。

　２０００メートル級の雪山を舞台にした男たちの戦いに、紅一点、竹内の参戦が決まった。

　竹内も「これまでにないジャンルの作品」と撮影を楽しみにする同作は、作家の高嶋哲夫氏の同名小説が原作。日本にあるはずのない特殊爆弾を積んだ米軍のステルス型戦闘機が、厳冬の北アルプス山中に墜落。偶然、同機を撮影した戦場カメラマン、西崎（大沢）がその謎を追う。

　竹内扮する慶子は、西崎の元同僚で、西崎を尊敬し好意を抱くが、西崎は姉と結婚。その姉が西崎の不注意で病死、幼い甥を引き取って育てているという設定。西崎に対し、恋心と姉を死なせた憎しみという相反する心を抱え、さらに、事件に迫る記者という奥行きのある人物像で、ラブストーリーとサスペンスの両面で物語に深くかかわってくる。

　映画「ホワイトアウト」や「亡国のイージス」など大作アクションを成功させた小滝祥平プロデューサーは、「慶子は凛（りん）とした１輪の花のような潔い人。竹内さん以外に考えられなかった」。先週末の衣装合わせで、「竹内さんの周囲には凛とした、さわやかな風が吹いていた。慶子と竹内さんがダブって見えた」といい、あらためてキャスティングに自信を深めたようだ。

　私生活では、昨年、夫で歌舞伎俳優の中村獅童（３４）との離婚が決定的となり、調停問題を抱える竹内だが、仕事への影響は全くない。クランクインにあたり、「役どころを通じ、私自身にも新しい何かが見つけられたらと期待する気持ちもありますが、まずは慶子という女性の気持ちに真っすぐ向かい合ってみようと思います」とコメント。早くも、ヒロイン慶子の凛とした強さを、その言葉の端々に感じさせている。

★４９年ぶり本格山岳映画

　映像化不可能といわれた原作の映画化となる同作は、防衛省から「省」になって初めて撮影協力を得た。昨年１２月中旬、航空自衛隊小松基地の第６航空団でＦ１５戦闘機の飛行シーン、輪島レーダーサイトで初の内部の撮影を行った。また、自衛隊の空挺、山岳両レンジャー部隊をまとめる三等陸佐・佐伯役の吉田栄作（３７）は千葉の陸自習志野駐屯地で訓練を積んだ。

　一方、大学の山岳部出身のカメラマンという設定の大沢、後輩で新聞記者を演じる玉木宏（２６）は厳寒の八ヶ岳で、無酸素単独登頂の第一人者、小西浩文氏（４４）の指導を受け雪中訓練を行うなど、１５日のクランクインに備えている。

質疑応答

★出演を決めたきっかけは？

玉木：去年の今頃「氷壁」というドラマをやっていて、それも雪山だったので正直「またか！」と思ったんですが。≪会場笑≫
本を読んで、遠いようでリアリティのある話だと…
兵器問題など、ちゃんと考えなくてはならないなと思いましたね。

★雪山で訓練されたという事ですが、何かエピソードがあれば教えてください。

玉木：年末に二泊三日で雪山合宿しました。
　　　基本僕は雪山には苦しみしかないと思っているので≪会場笑≫でもキツすぎて笑ってましたね。楽しかったです。

吉田：僕ら（吉田・大沢・玉木）は全員180?越えの大男ですが、胸まで雪に埋もれることもありましたからね。

大沢：キツすぎて、合宿中玉木さんとは一言しか口きいてません≪会場笑≫

★お正月はゆっくりできましたか？
玉木：コタツから出れなかったですね。
　　　コタツでご飯食べて、コタツで寝てました。

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「ミッドナイトイーグル」
2007年12月松竹系にて全国拡大ロードショー

東洋新聞記者・落合信一郎役

出演：大沢たかお/竹内結子/玉木宏/吉田栄作/藤竜也　他
原作：高嶋哲夫

本日行われた製作発表の模様は、明日発売のスポーツ紙・各局ワイドショーにて取り上げられる予定です。