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Under WorldコミュのB2F 第1部

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ぎゅるるるるぅ〜…。
サンタのお腹が鳴った。



『あ゛?腹減ったんか?ボーズ。不憫でしょうがねぇなぁ。
しょうがねぇ、ちょいとそこの村で飯でも食うか!
馳走してやるよ、今日は博打で勝って、羽振りがいいんだ!』
侍姿の男はサンタに向かって言う。


『まじでか!オッサン、いい奴やな!俺、オニギリが食いたい!!』



二人は[ビギニン村]に到着した。
村の入口には二つの柱が建っていて、その上には「ようこそビギニン村へ」と書かかれた布が掲げられている。
中に入ると、小綺麗な和風とも洋風とも言えない小さな民家が30軒ほど並んでいる。

その中に際だって大きくそびえ立つ建物がレストランだ。
店の側面は大きなガラス張りになっていて、中の様子が見えるようになっている。
いかにも高級レストランという感じだ。

『おぉー!!すげー!いっぱい食うでぃ!』勢い込むサンタ。
『ちょっとは遠慮しろよ。』侍姿の男は笑いながら言う。

『すんませーん!美味しいオニギリ10種類2個ずつ下さーい。』

ウェイターに向かってサンタは叫ぶ。

『お前な、せっかくこんなお洒落なレストラン来たんだから、もっと違うの食べたらどうだ?』と、侍姿の男。


『いーや、俺はオニギリがいいんや!米は何でも合うし、色々種類あって楽しいやんか!オニギリが大好きやねん、悪いか?』

『わははは、変なこだわりがあるんだな!!じゃあ、俺は酒を貰おうか!』




もぐもぐ…

ガツガツ…

ぐびぐび…




『なぁボーズ、お前、どうしてあんなところに倒れていたんだ?
家出でもして、くたばって寝ていたのか?』
侍男は間を見てサンタに尋ねた。

『んあぁ…。俺もよぅ分からんねんなぁ…。
ソーア火山の火口へ真っ逆さまに落ちて死んだと思った。
でも気付いたらオッサンの背中に担がれてて、こうやって生きてるんや。
ほっぺをつねっても痛いだけで、夢とはちゃうし…。』サンタは自信なさ気に答えた。

『…お前、何族だ?』
侍男は唐突に聞いた。

『はぁっ?!何族やて?別に暴走族ちゃうしなぁ。敢えて言うなら[ホンニ]人やで。』サンタは答えた。


『(ホンニだと!?こいつ…)
お前、その話本当か?!ホンニと言ったら地上の国ではないか!!
地上人がこっちに降りて来ただと!!有り得ん!』侍風の男は興奮して言った。

『地上人?降りて来た?
そんなんゆーたらまるでここが、地下みた…』
『そうだ!ここは地下の世界、人は[アンダーワールド]と呼ぶ!地上なんかよりずっと長い歴史を持つ。』酒のせいか、侍姿の男の顔は真っ赤になっている。






サンタは驚きを隠せない。
しかし、驚きは喜びへと変わる。


父タイヨウは地下(こっち)に来ている。
未知なる世界がサンタを待っている。
そんな期待に胸を膨らませるのだった。

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