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ムツィオ・クレメンティコミュのクレメンティの交響曲

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クレメンティの交響曲は全部で6曲あります。
(Pietro Spada編集の交響曲全集によ。
作品18の2曲と1番から4番)
それらの魅力を語ります。

コメント(2)

私はこれら6曲の交響曲が大好きです。
(唯一疑問を感じる部分は、作品18の1の第一楽章の提示部の終わりのあたりのところのみです)
最後の4番に至るまで全て完璧に古典的(クラシック)です。
このクラシックな交響曲の形式が持つ悲劇表現を純粋に実現しています。

第1楽章は完璧なアレグロの第1楽章.
ピアノソナタと同様に第2テーマの魅力は独特です。
(ソナチネの作品36の6でもそうですね、なんとも言えません)
第3、第4の交響曲では序奏の後の第1テーマが何と言えば良いでしょう、悲劇の叙事詩のように出てきます。
第2楽章は典型的なアンダンテ.
第3番(The Greight National)ではGod Save The Queenのテーマ
が第2主題として使われています。God Save The Queenが好きな方には是非聞いて頂きたい曲です。
第3楽章はやはり典型的にメヌエット
CDの解説にはクレメンティは第三楽章を頑固にメヌエットと呼んだ
(スケルツォではなく)、とあります。
第4楽章はやはり典型的にロンド。

オーケストレーションも魅力的で、当時ロンドンでは既にオーケストラの長い伝統あり、そこの現場にクレメンティがいたことがわかります。
交響曲第1番ハ長調
このすばらしい曲に名前を考えてみました。
「宝石」
これです。

クレメンティ作曲交響曲第1番ハ長調宝石

いわれは第1楽章のソナタの第一部の後半
木管楽器で演奏されるテーマです。
第2楽章小宝石アンダンテ。後半のアカデミック
な対位法的部分の情感、これが宝石。
第3楽章小宝石メヌエット。中間部は神秘の宝石。
第4楽章ロンド。節回しが宝石。

CDについているSpadaさん解説を一部コピーします。

「... The incomplete autograph manuscript (the beginning of the first allegro is missing) is now in the Library of Congress in Washinton DC. The full orchestration gradually recedes to the parts for the string section alone in the finale. During the 1930s the work was competed and published by Alfredo Casella. The version used here is as faithful as possible to the original manuscript and varies in some respects from Casella's score. ....」

Casella版ですが、これによる演奏のCDもあります。(Mathias Bamert, London Mozart Players. Casella自演のCDもありますが持っていないので、いずれ...)
聞いた感じでは、Casella版とSpada版はそんなに大きな違いはありません。
(全体図)
第1楽章 提示部の第1テーマと第2テーマの間の部分
第2楽章、第3楽章 違い無し
第4楽章 最後の最後のフレーズのひとつ前のフレーズ
(各論)
第1楽章 Casellaは経過部フレーズを作曲していますがSpadaは再現部を一部転調してコピーしています。簡潔です。私は両方ともに好きです。Casella版では曲の筋道がわかりやすいようになっています。ただし長い感じはあります。Spada版Spada版のコピー元の再現部のところはこの曲の一番の聞き所のところです。Casellaの作曲は基本的なソナタ形式に従うものですが、それはある意味でこの再現部の素晴らしい経過部を生かすためのものです。しかしSpada版の簡潔な行き方でもこの再現部は十分生きています。(簡潔ついでに、提示部では、このコピー部分の最後の1フレーズをカットしたら、とは思います)
第4楽章
Spadaさんの解説でオーケストレーションの話が出てきましたが私は気が付きませんでした。Spada版はCasella版のオーケストレーションを下敷きにしているのかもしれません。最後に出てくるCasella作曲のフレーズは印象深いものです。私はこれも好きです。
ただしSpada版のほうが自然か感じもします。

Bamert指揮のCDについている解説
第1楽章のアレグロ部分1−66小節欠落とあります。

(まとめ)
細かい版のことは気にせず、Spada版を信じて聞いていこうと思います。私にはこれで十分。

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