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ヴァルター・ベンヤミンコミュの現代と「パサージュ論」

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 つい最近、フェイスブックの創設者の一人であるクリス・ヒュージのフェイスブックのページを覗いてみました。ところで、フェイスブックといえば、あのディヴィッド・フィンチャー監督が創業者のマーク・ザッカーバーグの青春を現在、映画化進行中です。そして、このクリス・ヒュージは二〇〇七年にフェイスブックを離れてから、バラク・オバマの選挙戦略の仕掛け人をしていたような人物なんですね。
さて、フランス文学をまなんでいたクリス・ヒュージのページの好きな本の欄にはボードレールの「悪の華」やゾラの「ナナ」(つまり、ヒュージの関心が十九世紀に向かっていることがわかります)と並んでベンヤミンの「パサージュ論」が載っていたのです。

 さきのアメリカ合衆国大統領選の選挙期間中、報道されるオバマ陣営の駆使する戦略にシャルル・フーリエのような発想を感じていた私は、このことで合点がいきました。そもそも、SNSというアイディアの可能性自体がまさに「パサージュ論」に示唆されていないでしょうか。
クリス・ヒュージはいま、ニューヨークに暮らし、あらたな事業ジュノーの準備に取り組んでいるようです。

コメント(1)

こんにちは。

「SNSというアイディアの可能性自体がまさに「パサージュ論」に示唆されて」いると考えたとき,フーリエたちのような社会主義者ももはや,「空想」ではなく,「科学」になったと思うと妙な感じですね。
「人間が想像できることは,現実にできる」みたいなことをいったのはジュール・ヴェルヌだったと記憶してますが,まさにそのとおりのことが起こったわけで,すごいやら,怖いやらです。

また,今回の中東の革命劇を見れば,ベンヤミンが『複製技術時代の芸術作品』の中で,映画に可能性を見たような「革命」の求心力をSNSが実際に持つようになったのも,ある意味事実な訳で,インターネットという奴は先人の夢を次々と叶える魔法の技術と言えるかもしれません。

そのインターネットも軍事技術の落とし児な訳で,この矛盾を孕んだ装置は今後良きに悪しきに歴史に足跡を残していくんでしょうね。クリス・ヒュージはいずれ恐怖の大王になるかもしれませんよ。

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