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「パンズ・ラビリンス」の監督コミュの「ミミック」レビュー

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<ストーリー>
スペイン内戦の中、カルロスは両親を失い孤児院に預けられる。夜寝ていると、誰かも声が聞こえた気がして、気配のする小屋に入ってみる。

<個人的戯言>
お馴染みスペイン内戦という背景の中、「パンズ・ラビリンス」に匹敵するムードを持つダーク・ホラー(ホラーは大体ダークですが)。子供達を今回も厳しい現実が襲います(喜んでないか?)。

まず孤児院という設定がいきなり、行き場のない子供達というので、時代背景も手伝って閉塞感が漂わせます。そして大人たちもこの状況やそれぞれの思惑のため、そこから動けないでいます。象徴としても、校庭に突き刺さる不発弾や、ビン詰めの・・・これはネタばれになるのでここまで。しかもこれはダブル・ミーニングっぽく、重要なものにもかかっています(むしろこちらが重要)。

そんな中、主人公の男の子が声に吸い寄せられることにより、徐々にその「謎」が明らかになっていきます。これはサスペンス調というより、次第に不穏な空気となっていく、時代背景の流れに沿うように解き明かされていく感じです。そしてついにあることがきっかけで、皆がそこを離れるとなったとき、解き放たれたかのように全てが明らかになります。それが今回も子供達には非情で残酷なものです(ヤッホー!by古墳ギャル コフィー)。子供達は「それ」に立ち向かうとします・・・とこれもここまで。

映像的には「パンズ・ラビリンス」のようなキャラは出てきません。まあでも一応ホラーなので、ホラーなキャラは約1名出てきます。このキャラそのものよりも、「それ」が出てくるときに、回りに何か塵やごみのようなものが飛んでいるのが何ともキモい(再びヤッホー!)。このキモさは「パンズ・ラビリンス」に通じるかも。ジャパニーズ・ホラーとも言えますが。

全体に漂う閉塞感という重いムード。その辺りがまさに「パンズ・ラビリンス」の原点とも言える作品です。ただファンタジーではありませんのでご注意を(ある意味「ファンタジー」っぽいですが)。

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