クソ映画を率先してみる人たちコミュのホラー映画のたどり着く所は？

私はよくＤＶＤを借りて観ています。


ある時、特に観たい映画がなくなってしまったので、レンタルＤＶＤによくあるでしょ？「新作紹介」って。


文字通りジャンル毎の新作を紹介しているのですが、観たいものがないのなら借りたＤＶＤで紹介している映画を次に借りる、またそのＤＶＤで紹介している新作を次に借りていったら行きつく所はどこだろう？と思い早速やってみました。


ジャンルは「ホラー」です。


最初はメジャーなところから入りましたが、ホラーにも色々あるんだなと実感しました。


スプラッターものとかはイメージ湧きますがサスペンス・ホラーってどんな内容なのかイマイチイメージが湧きません。


おっと話しが寄り道しちゃいましたが、そんな感じでＤＶＤ観賞をし続けて、行きついた映画のタイトルが、


「女子高生チェーンソー」


でした。


ジャケットを見ると確かに女子高生がチェーンソーを肩に担いでポーズを取ってる。


こ、これは期待出来る・・・


きっとこのチェーンソーでジェイソンみたいなヤツを倒すのであろう。


そうに違いない・・・。


よしよし今宵の友は君じゃ、っと指で作ったＶサインでＤＶＤを挟んでゲットすると、そのままレジに持って行ったらTSUTAYAの姉ちゃんが引いてるのが分かった。


確かにこれじゃあ汚物を渡しているようにも見えるか・・・。


AVの時には止めておこう・・・


いかん、また話しがそれてる〜


その夜・・・


やっぱ映画観賞は夜でなくっちゃね。


電気も消して観るのが好きなんです。


かいつまんだストーリーは、


やっぱ女子高生が主役！！


でもってチアリーダーなんです。


試合のためにバスで遠征ってことで、女子高生たちは校長先生を踏み台代わりに
してバスに乗り込んでるッス。


何だ〜？この校長。


ハゲでデブな校長は踏み台にされて喜んでるようにも見えるが・・・。


まっほどなくバスは出発！！


でもってありがちな流れでバスが故障します。


周りは何もない所で段々と暗くなってくる。


でもってありがちな流れとして車が通りかかります。


しかも修理工場の車ときた。


そんな偶然が・・・？


ホラーではあるんです。


でもって自宅兼修理工場へとバスを牽引していくわけです。


この修理工、見た感じもちょっと変。


いかにも何かをやらかしそうな感じです。


そしてホラーの定番、一人ずついなくなって行くのです。


やっぱコノヤローが！？


と、思って観ていましたが、段々と何かがおかしい・・・。


ある女子高生の殺され方なんか、車を廃車にする時に使うプレス器に押しつぶされちゃうのですが、開けたら「ペロ〜ン」って・・・


「な、何？・・・」


また他の女子高生は手と足を縛られ両方を引っ張られて殺されるのですが、ゴムのように「ビロ〜ン」と伸びる、伸びる。


「ペロ〜ンにビロ〜ン？？」


そして引率の先生と車の中でレズっちゃう女子高生まで。


レズってる途中で車が爆破されましたが。


・・・ちょっと待て！！・・・


チェーンソーはどうした？


もう女子高生は二人しか残ってないぞ！！！


と、思っていると出てきましたチェーンソー。


しかし修理工が車を直すためにスイッチを入れると往年のハトヤホテルのCMのように踊っていただけ・・・。


修理工・・・別に悪い人じゃなかったみたい。


ただ見た目怪しかっただけみたい。


ってことで残ったのは女子高生が二人だけ。


もう登場人物いないよ〜、とオチを探しに旅支度を始めた頃、


ここで！！


新たな真実が！！！


あなたは誰？って展開です。


おいおいずっと二人一緒にいただろうがよ！！


思わず突っ込みを入れたくなる展開。


しかし、もうオチの存在があるのかないのかが心配で先が気になります。


そしていよいよ佳境に・・・。


問い詰められた女子高生が「実は・・・私・・・」と言ってカツラとマスクを取ると、


ビロ〜ンとあのハゲでデブな校長先生になっていたのです。


まてまて、カツラはまだいいとしても、マスクもいいとしても、そのボディは何だ！


さっきまでナイスバデーの女子高生だったはずでは？


今はセーラー服は着ているがハラだ出てる・・・、おっさんだし。


要は常日頃から女子生徒にバカにされてる校長先生がいつか復讐をと計画していたというのです。


あまりにバカバカし映画だったので、友人に「凄い映画を発券した！これを越える映画はないかも」と宣伝してやりました。


数日して友人からメールがあり、一言「俺の二時間を返せ」と綴ってありました。


女子高生は出ている


チェーンソーも出てくる


しかし女子高生は一瞬たりともチェーンソーには触れていない


ホラージャンルなのに人間が伸びる


チェーンソーが踊る


カツラとマスクを外すだけでナイスバデーがデブの中年になる


以上を踏まえるとこの映画がどれだけ素晴らしい映画かという事が分かっていただけると思う。


１日は２４時間、１年は３６５日しかありません。


貴重な２時間を消費してもいいとお考えの貴方、是非一度ご覧あれ