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愛農会コミュの書評・小泉英政著「みみず物語」

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3月24日(水) 119回愛農大学講座で、

『みみず物語〜循環農場への道のり〜』の著者、小泉英政氏が講演をされます。

私も読んで見ましたが、お話を聞きたくなってしまいました。

関心を持たれた方、この講座のみの部分参加も可能ですので、ぜひご参加ください!

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書評:『みみず物語 〜循環農場への道のり〜』

 「奴は敵である。敵を殺せ」という「政治の裸にされた原理」に対して非暴力で立ち向かってきた著者にとって、「有機農業は、積極的な非暴力の行動」である。

林の落ち葉を掃き集め堆肥をつくり、
きのこや山菜など林の恵みをいただき、
自家採取種で様々な野菜を育てる。

ニワトリを自給飼料で飼い、
その鶏糞は畑に帰す。

農場内でのいのちの循環をめざし、
身土不二をもっと掘り下げて、
「ニワトリにとっての身土不二、野菜にとっての身土不二、土壌生物にとっての身土不二」を考えて有機農業を実践する。

ポリマルチやビニールトンネル、ビニールハウスなど燃やせないものは使わない。

この本は、そうした「循環農場」への筆者の道のりをあたたかい文章でつづったエッセイ集だ。

谷津田の急斜面に身を置いて、長い柄の鎌をふるって「シャキシャキシャキ」と、「ほれぼれしてしまう身体の動き」で下草を刈るおばあさん。

三月か四月のある日、筆者が耕す谷津田を会場に行われる、オスガエルがメスガエルを奪い合う大乱闘蛙合戦。

無農薬野菜も受け付けなくなってしまった化学物質過敏症のAさんとの出会い…。

一話一話に、人、野菜、蛙、鴨、ニワトリ、微生物、みみず…全ての生きものへの筆者の愛情が溢れている。

私の特に気に入ったのは、筆者がいのちと寄り添う喜びを感じつつ、楽しみながら毎日を送っているところだ。

「日本の農業のためだとか、食糧自給のためだとかで農業に向かうのではなく、種を採るなら採る行為、落ち葉をはいて堆肥をつくるならその行為そのものに、喜びを感じることを第一とする。そういう『楽しき農夫』が増えないかぎり、日本の農業の再生も、食糧の自給も、ないと思う。」

 実は、筆者の小泉英政さんは、次回の大学講座に講師としてお越し下さる予定。関心を持たれた方は、ぜひお越し下さい。  

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