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子どもの笑顔を奪う貧困の仕組みコミュのわかりやすい債務の講演会1

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こちらから、パワーポイントファイルをダウンロードできますわーい(嬉しい顔)
↓↓↓↓↓
http://save-children.mods.jp/saimuppt/ootake.ppt

以下が、プレゼン内容です♪とってもわかりやすいです♪

だけど40分の長さですので、時間あるときにじっくり見てくださいな♪

アジア太平洋センターパルックというところの布川と申します。

280億円はたった4日分にすぎないということなのですが、
1985年に大きなチャリティーコンサートがあったのですが、
アフリカのエチオピアの飢餓をはじめとする状況に黙っていられないということで
大規模なチャリティーコンサートが行われました。

そのときになんと、そのコンサートだけで280億円ものチャリティー募金が集まって
それがアフリカに送られました。

飢餓をなくそう、アフリカを救おうということで行われたのですが
その280億円というのはアフリカが私たち先進国に払う借金のたった4日分にすぎない

何故そんなことが起こっているのか??

債務というのは、実は貧しい国が豊かな国々がお金を受け取っているという
システムを端的に表しています。

基本的なことをお話したいのですが、一体誰がお金を貸しているのかということです。

1つは、日本を含む先進国の政府が政府開発援助(ODA)として貸しています。

ODAというのは、贈与と借款の2つがあります。

ODAのなかでも借款というのが、途上国にとって負債となるわけです。

あとは、IMF(国際通貨基金)と世界銀行の融資です。

両方とも国際機関なので、先進国の国々がお金を拠出して
国際金融機関として運営しています。

国際金融機関が途上国にお金を貸すのですが
この金融機関が国連と明らかに違うのは国連というのは
一国一票制度で国連に加盟している団体は一票の権利を持っているので
そういう意味では平等です。

でも国際機関のIMFや世界銀行というのは出資した金額が多いほど
その分議決権が多く手に入ります。

一番出資しているのはアメリカです。

その次が日本。

IMFというのは、すごく重要なことを決めるときには

8割以上の賛成が必要なのですが
アメリカは議決権を23%から24%くらい持っているということは
事実上アメリカは拒否権を持っているということです。

IMFと世界銀行が国連と大きく違うのは、先進国の意向を強く受けるということです。

途上国(借りる側)は世界銀行によれば135カ国あります。

そのなかでも最も債務を抱えている貧しい国を、重債務貧困国といいます。

それが41カ国あります。

そのうち32カ国はアフリカです。

先進国の債権国のトップが日本で、そのあとにフランス、アメリカが続きます。

私たちも、途上国の貧困国に貸しています。

1970年に残高が少なかった債務は、40倍になっていて今でも増え続けています。

重要なのは、このサブサハラアフリカです。

これは途上国の債務残択合計に比べたら
一割にも満たないのですが、サブスアフリカの経済規模というのは非常に小さいです。

GNIの規模は非常に小さく、輸出、輸入、国家収入も非常に小さいです。

この小さい経済規模に比べると
この債務残高というのは
ラテンアメリカやアジアに比較にならないほど
重い債務を抱えているのが、アフリカです。

お金は実際に私たちが貸し付けるお金よりも
向こうが私たちに支払ってくれるお金の方が多いです。

日本の場合、政府貸し付けの欄のところがマイナスになっています。

それは、日本がアフリカに毎年貸し付けるお金よりも
アフリカが今、日本に支払っているお金の方が非常に大きいということです。
(※外務省ホームページ参照)

特に日本の場合は、ヨーロッパに比べると貸し出してきたお金がダントツに多いです。

半分は貸付で、半分は贈与だったのです。

1980年代から貸していたお金が、今返ってきているのですが
(1980年代は金利が高かったため)国際協力銀行(JBK)の財務状況は好転しています。

受け取る金額が大きいので
途上国の受け取りによって財務の状況がよくなっているという皮肉な状態になっています。

では、何故債務が問題になっているのか。

今、貧しい国、貧困の状況を一刻も早くなんとかしなくてはいけないのです。

サハラ避難のアフリカでは、6人に1人の子どもが5歳までに生きられない。

ここにもし、60人いたとしたら、そのうちの10人はすでに存在しない。

これは、心に染み入るくらい本当に緊急の問題であると思いました。

アフリカの人々は怒りを持って、もう本当になんとかしてくれ、という風に訴えています。

その緊急性があるにも関わらず
教育や保険にかける予算は10%、多くても20%にも関わらず
債務返済には平均40%も割いているという状況になっています。

タンザニア前大統領は、
「私たちは私たちの子どもたちを飢えさせてまで、債務を返済しなければならないのか?」
と言っています。答えは事実上YESです。

必要なお金を必要なところに回すのではなく
債務の返済に回さなければいけない現状というのが、この問いかけにYESと答えています。

サハラ避難のアフリカは2000億$の債務を返済するために
この地域の3億600万人の子どもの保健や教育に使う資金以上のものを使っているが
これは、経済的にも無意味で、道徳的にも弁明の余地はない。
(ユニセフの報告書「債務は子どもの顔を持つ」参照)とあります。

ここにもあるように、アフリカは債務を払わない権利があります。

豊かな国が飢えや病気や貧困で死んでいるアフリカから債務を返済させることは
なによりも、モラルとして、道理的に間違いなのではないか。

UNDPの報告書によると、債務の返済から開放されて

そのお金をちゃんと病気や教育に使った場合そうだったのだろうかと。

これは97年に発表された報告書なのですが
2000年までに3年間で2100万人の子どもが命を救えるのが
債務がそのまま残っているうち、1分間で13人の子どもが命を落としてしまった。

そのまま結局子どもたちを救うことはできませんでした。

なんにせよ、一体なにを優先するべきなのか
貧困から抜け出そうと働きかけることを優先するのか
債務をきちんと返済することを優先するのか
道理的に考えてもそれは
借金の返済を優先するべきではないということが
何故債務が問題なのかということの答えの1つです。

では、山のように膨らんだ債務が何故
こんなに膨らんだのかということをお話したいと思います。

要するに、熱心な貸し手がいて、熱心な借り手がいたということなのですが
アジアやアフリカの多くに国々が1960年代に独立を果たしました。

そのあとの70年代というのは簡単に巨額の資金を借りることのできる状況にありました。

それはなぜかというのは、いくつかの理由があるのですが

まず、独立した側が早く西洋に追いつき、工業化、
開発を進めて早く先進国になりたいという
非常に意欲に燃えた時代だったのです。

そのときちょうど、途上国の第一次産品は非常に値段が高かったのです。

先進国側も、途上国にお金を貸しても大丈夫だろう、ちゃんと返ってくるだろうというものがあった。

それに加え、1970年代前半はオイルショックがあった時代です。

産品国は、儲けたお金を欧米の銀行に預けていたのですが
銀行はその貸し手を捜さないといけなかったのです。

しかし、その頃ちょうどオイルショックで先進国はあまり借りてくれない
そこで、ちょうど目を付けたのが、今発展しようとしている途上国だったのです。

そこで、銀行は途上国にどんどんどんどんお金を貸付けた、という経緯が1つあります。

それできちんと投資をして経済発展が行われて
きちんと返済が行われていればなんの問題もなかったのです。

しかし、繁栄なき工業化と経済成長なき投資、という結果に終わってしまいました。

では、一体そのお金はどこで使われてしまったのでしょうか???

それはいくつか理由がありますが、まず、巨大な開発プロジェクトです。

普通は投資して、お金がきちんと返ってくれば問題がないのですが
投資をしたプロジェクトが失敗して
なにも生み出されなかったということになってしまったということが非常に多かったのです。

世界銀行がアフリカに行ったプロジェクトの実に73%が失敗だったという報告が出ているくらいです。

例えば、その例として今のコンゴ民主共和国(旧ザイール)の
インガジャバ発電所、及び送電線事業。

これは壮大な事業で、ダムを作り電線を1700キロ送電して
工場に電力を給電しましょうということになりました。

当時、そのくらい長い送電線を作り出すのには非常に高い技術力と
非常に優秀なエンジニアが必要でした。

しかし、先進国でやるならまだしも、それをザイールでやってしまいました。

当時不況で、先進国の企業は大きなプロジェクトを探していました。

そこでこのような大きなプロジェクトがたくさん行われたのですが
このザイールのプロジェクトはアメリカの企業が落札しました。
(当時の落札金額は2億$)
それが最終的にかかった費用が16億$といわれていますが
16億$というのは、当時のザイールの債務20%以上に値します。

16億$があれば、多くのザイール人の
教師、看護婦等、20年以上は雇うことができたと言われています。

せめてプラントが動けばよかったのですが
最終的にプラントの事業は撤退していまい
銅は一つも生産されず、鉄鉱石のプラントの稼動率も10%以下だったのです。

この債務というのは、コンゴの人々は今も払い続けているという状況です。

もうひとつは、フィリピンのバター電子力発電所、これは地震層の上に作ってしまいました。

そのため、危険だということで
1ワットの電気も作られることのないままお蔵入りになってしまいました。

ところがこの1ワットも作られず終わってしまった発電所の
債務を返済しますと約束してしまったがために
支払続け、なんと今、もう支払い終わってしまったということです。

このように、失敗してしまったプロジェクトが債務を生んでしまい
それが、いまだ国民の人々がいまだ返しているという状況です。

また、債務がこのようなものに債務をつぎ込んでも意味がないと
思わせられるものの代表的な1つが、軍隊と武器です。

70年代というのは、東西冷戦の真只中で
途上国の方では
当時力を付けて来た旧ソビエトがカンボジアやアフガニスタンに進出していた時代で
それに対してアメリカが反論して、負けるものかと進出していた冷戦の時代です。

冷戦というのは北の国だけの話で、北の国同士はやりませんでした。

しかし、その代理の戦争として、途上国では、米国とソ連の勢力争いに流されていました。

当時、アジアもアフリカもその国も多くの国が独裁政権で
かつ米ソが武器をただで与えていた。

そして、お金を貸すから買ってくれという戦略に変えたのが、大体70年代です。

今までただでもらっていた武器を買わなければいけなくなり
お金を借りていました。

債務増加分の40%が武器輸入に占められていたと言われています。

80年代以降は、債務増加分の15%〜30%以上が
武器輸入によるものだと報告されています。

この時代は、軍事支出と債務返済が収入に占める割合が50%超えるというひどい状況にありました。

またそれ以外にも、独裁者がお金をポケットに入れてしまったということもあります。

フィリピンの場合は、私たち日本が主要な債権者なのですが
有名なマルコス夫妻が就任当時は10億$の借金だったのが
86年に失脚した時点では、280億$まで膨らんでいました。

この3分の1がマルコス夫妻のポケットに入っていたといわれています。

また、日本が沢山貸付けを行っているインドネシアですが、
インドネシアに行っているODAが少なくとも、10%以上は
どこかのポケットに入ったと言われています。

日本のODAも含め、賄賂がどのくらい使われているのかということは
今後きちんと調査されるべきだと思います。

また先ほども出ていたザイールのモブツの個人私産が60億$

ザイールの債務残高が90億$。

ザイールの借りたお金がどれだけモブツのポケットに入ったかは分かりません。

例えばフランスが貸し出したお金の一部は
モブツが自分の個人の銀行口座に振り込めと指定してきた例もあります。

それは、明らかに自分のために使うのでは?

という状態なのですが、当時東西冷戦というのもあって
そのまま口座に振り込んだ例もあります。

そういうのは、きちんと調査しなければならないのですが
なかなかスイスの銀行だとかも、ケイマ諸島の銀行だとかも
守秘義務がしっかりしている銀行なので中々進みませんでした。

また、調査自体も内政干渉になるということでなかなか進んでいませんでした。

また他の例としては、フセイン大統領で、非常に武器を買った政権だったので
フランスやロシアからお金を借りて、武器を買っていました。

イラクだけは、独裁者貸し付けをしたのであまりよくなかったと
80%の帳消しをあっさりと決めています。

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