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チベット医学コミュのメンツィーカンとは

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メン(医学)ツィー(占星術)カン(学校)*1

英語では
Tibetan Medical&Astological Institute of H.H. the Dalai Lama
*2 公式HP http://www.men-tsee-khang.org/

ダライラマ13世の時代、ラサに1916年設立。
ダライラマ14世の亡命(1959年)に伴い、ダラムサラに1961年3月23日設立。

【メンツィーカンの邦訳】

「チベット医学・暦法学研究所」*3

または
「チベット医学暦法学大学」*4

と訳されている。

また、小川さんは2003年11月発行の「自然治癒力を高める連続講座第2号」127頁では
「チベット医学占星術大学」と訳されている。

その後、2004年4月発行の同講座3号では
「チベット医学暦法大学」となっている。


【メンツィーカンには】
1)インド・ダラムサラ(ダライラマ法王亡命地)所在のものと
2)中国チベット自治区・ラサ所在のもの(中国語で「蔵病院」)とがある。

歴史的には2)のほうが古いが、法王の亡命に伴い、主治医も亡命して、ダラムサラに1)を設立した、という経緯がある。チベットの歴史を抜きにしては語れない。(exダライラマ法王の亡命、文化大革命による宗教弾圧・特にチベット仏教に対する過酷な弾圧)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=278572932&owner_id=414757

1)と2)の違いについては、後記。

*メンツィーカンの他にチベット医療を受けられる主な機関として、
 中国青海省に「アルラチベット医学センター」がある。

すなわち、地域別に見ると

【インド】ダラムサラ:メンツィーカン(病院はインド、ネパール各地に50箇所あり)
【中国】チベット自治区ラサ:メンツィーカン(医院は県レベル以上のもので50余り)
    青海省:アルラチベット医学センター
となる。

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

ダラムサラのメンツィーカンと中国(チベット自治区)のメンツィーカンの違いについては以下のような記述がある。

本「チベット医学」

 イェシェー・ドゥンデン著、三浦順子訳(地湧社2001/05) )

(はじめに)by 三浦 順子

(1頁)そもそも医学は仏教を学ぶものが習得すべき5つの学問(五明)のひとつです。

(5頁〜)1990年代後半にはいってもチベット仏教への締めつけは年々厳しくなる一方なのですが(伝統的な仏教文化を伝える僧院は独立運動の牙城になりがち)、チベット医学の方は少なくとも中国で開放政策が始まった1980年代からは伝統医療のひとつとして保護されています。

 現在チベット医学の医院は県レベル以上のもので50余り、1万1千名以上がチベット医療に従事しています。

 有名な医院としては
伝統あるラサのメンツィーカン(蔵医院)、
金訶製薬という独自の製薬会社(米国FDA食品医薬品局のサプリメント認証を受けた薬もあるという)をかかえ、薬湯治療が売り物の西寧のアルラ・チベット医学センターなどがあげられるでしょう。

・・・しかし、最大の問題はチベット医学をその根幹である仏教と切り離した形で推し進められる傾向にあることでしょう。

(以上、引用終わり)

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ドゥンデン,イェシェー

1921年、中央チベットのロカ地方に生まれる。
1932年(11歳)よりラサの医学院(メンツィーカン)で医師としての正式な訓練を受け、1951年、故郷で開業、名医として名をはせる。
1959年、インドに亡命。
チベット難民の治療に専念する一方、ダライ・ラマ法王の侍医に任命され、1980年まで務める。
その間、ダラムサラにチベット医学センター(現Tibetan Medical&Astological Institute of H.H. the Dalai Lama)を設立。現在はダラムサラで開業医として、インド各地や国外からやってくる大勢の患者を診察、その合間に欧米でチベット医学の講義を行なっている

翻訳者:三浦 順子
東京生まれ。東京学芸大学卒業後インドへ渡り、ダラムサラのチベット難民の中で四年間過ごす。帰国後、チベット関係の翻訳や、来日したチベット高僧の通訳などを行なっている
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=296335902&owner_id=414757
(続き)
「伝統的なチベット医は生きとし生けるものを苦しみから救済しようという大乗仏教の精神を抱いて一人一人の患者の治療にあたり、自ら作る薬に祈りと仏の加持(祝福)をこめたものでした。

 単なる原理として学ばれるチベット医学、機械的に調合されるチベット薬―それはチベット医学が現代で生き延びるにあたり、直面せざるをえない問題なのかもしれません。」

〜本「チベット医学」
 イェシェー・ドゥンデン著、三浦順子訳(地湧社2001/05) )より
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=297162312&owner_id=414757

*1 小川康著:チベット医学童話「タナトゥク」解説127頁〜ほんの木編「自然治癒力を高める連続講座第2号」2003年11月発行
*2 公式HP http://www.men-tsee-khang.org/
*3 ダライラマ法王日本代表部事務所HP
http://www.tibethouse.jp/culture/medicine3.html
http://www.tibethouse.jp/education/educ03.html
「チベット医学暦法研究所」 The Tibetan Medical and Astro Institute(ダラムサラ) *3
http://www.tibethouse.jp/news_release/2002/Men_Tsee_Khang_Apr02_2002.html
「メンは医学、ツィーは占星術、カンは診療所−つまり、医学と占星術を扱った診療所を意味します。」2002年当時のダライ・ラマの専任医師、ペマ・ドルジェ氏
*4 風の旅行社HP
http://www.kaze-travel.co.jp/tibet/tibet_ogawa_index.html

コメント(1)

小川さんがエッセーを書いていらっしゃいました(風の旅行社HP)。

第41回●「サルスベリ」 ようこそメンツィーカンへ
http://www.kaze-travel.co.jp/tibet/tibet_ogawa040_1.html

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